7月7日(日) 神戸文化ホール大ホールで、神戸アンサンブルソロイスツ第25回定期演奏会
曲目は―
シューマン◆交響曲第2番
チィコフスキー◆交響曲第5番
アンコールで―
シューマン◆トロイメライ(オーケストラ編曲)
指揮/高橋義人さん
神戸アンサンブルソロイスツは1994年8月結成されたアマチュアオーケストラで、現在約50名の団員がいるそうです。日ごろ、学生オケをよく聴きに行っているせいか、年齢の幅があるように感じた舞台上^^でした。
始まりの不調で、どうなることやらと思っていたのが、演奏が進むにつれて、ぐ~んとよくなってきました。
プログラムを読むと、今回の演奏会のテーマは「循環主題」。
「循環主題」は何かというと、多楽章曲中の2つ以上の楽章で、統一感をもたらす共通の主題のことだそうです。
シューマンの2番、チャイコフスキーの5番の両方とも、同じ旋律が繰り返し出てきて、それが耳になじんできます。だから、聴きやすいなーと思うんでしょうね。
といった風に、感想にもならない感想しか思いつかない私です。
それに引きかえ、ソロイスツのプログラムにつけられた特別付録は見事でした。
団員の一人、H多氏の作ですが、団員に向けてのメールマガジンで、異なった指揮者、オーケストラによるシューマンの2番、チャイコフスキーの5番の演奏(CDなど)の感想を発信したのをまとめたものです。
その数シューマン32作品、チャイコフスキー31作品という膨大な数にのぼります。
それが薀蓄をひけらかすといった類の表現ではなく、2つの交響曲の各楽章の、ごく普遍的な感想に加えて、指揮者やオーケストラにまつわるエピソード、録音年、録音場所など周辺情報をおもしろおかしく書いています。
それも、ほとんどすべて明るく肯定的で、あったかい読後感が残ります。
労作・大作ですね。
次回もこんな企画があるのなら、また入場料払ってでかけますよ!