2月21日(日) 伊丹アイフォニックホールでハンガリー国立舞踊団
「マジャール・ネムゼティ」の大平原のチャールダーシュ
公演内容は―
カロチャ村の踊り
セーク村のチャールダーシュ
カロタセグ地方の女性の遊び踊り
メゾシェーグ地方の男性舞踊
ショモジ地方の踊り
器楽演奏
サトゥマーレ地方の踊り
ボンチダ村の踊り
ラーバクズ地方の踊り
ドゥナントゥールの音楽
マロシュメントのジプシーダンス
打弦楽器ツィンバロン演奏
カロタセグ地方の踊り
舞踊:ハンガリー国立舞踊団「マジャール・ネムゼティ」
公演解説:増永哲男さん(株式会社フォークロールレポート代表/NPOロマフェストジャパン代表)
大平原が広がる国、ハンガリーの民族音楽とダイナミックな舞踊の舞台を観てきました。
「チャールダーシュ」はゆったりとしたテンポから徐々に激しい動きへと変化する舞曲です。
また「レゲニェシュ」華麗な足さばきと跳躍をともなう男性のダイナミックな踊りです。
スタートはカロチャ村の踊り。
この村の結婚式で花嫁は黒い衣装に白いアクセサリーをつけます。
結婚後は明るい衣装を着ますが、年齢があがるとともに地味になり、夫を亡くした夫人は黒い服装で喪に服します。
増永さんの解説が踊りの理解を深めます。
地方独自の民族衣装は仕事着もあれば、鮮やかな色彩の正装もみられます。
女性はくるくると回る回る。
男性は足で大地(舞台ね^^)をタップする。
手で太ももやすねをたたき続ける、実に激しい動きです。
ヴァイオリン、ビオラ、コントラバス、ガイダ、クラリネット、ツィンバロンなど、ジプシー音楽が常に舞踊とともにありました。(この公演ではロマではなくジプシーという呼称を使っています)
ヴァイオリンの超絶技巧、ビオラの胴を垂直に構え弓は上下に動くところ、ねこじゃらしのようなバチで弦をたたいて音を出すツィンバロンなど、音楽もとても興味深いものでした。