3月31日、宝塚大劇場で星組公演「スカーレット・ピンパーネル」を観てきました。
今公演は星組の新トップコンビ、紅(くれない)ゆずるさんと綺咲愛里(きさきあいり)さんの大劇場お披露目公演です。
雨にぬれる花のみちの花々。
宝塚では2008年の初演、2010年の再演に続いて、7年ぶりの再演になります。
宝塚の財産、名作ということですね。
2幕ものの作品ですから、レビュー好きの私にとってショーが短いのは少し残念なのですが、大曲が並ぶミュージカルはとっても見ごたえ、聴きごたえがあります。
紅さんはコミカルな演技も必要な1人3役を悠々と演じ、綺咲さんはアイドル的なかわいさをも併せ持った美しさを発揮、ショーヴラを演じる礼真琴(れいまこと)さんはすばらしい歌唱力を披露してくれました。
この日(3/31)は客席で月組トップの珠城りょうさんが観劇していたとのことで、そのことをせりふに混ぜ込み笑いをとっていました。
かといって、品を落とすことはありません。
フランス革命後の時代の流れを芝居にしながら、時々笑いが広がる客席でした。
例年だったら宝塚駅から大劇場に向かう花のみちはサクラのトンネルになっている頃ですが、今年は開花しているのはほんの少しでした。