国立国際美術館でクラーナハ―500年後の誘惑を観てきました。
会期は4月16日(日)までで、終了しています。
相変わらず、滑り込みの鑑賞でした。
ルカス・クラーナハ(父、1472-1553)は宮廷画家として名を馳せた、ドイツ・ルネサンスを代表する芸術家で、工房をつくって絵画の分業化をはかり、大量生産を成功させるなど、ビジネス感覚も備えていたようです。
肖像画や宗教画、物語上の人物など、妖しい、見ようによっては不気味な絵をたくさん残しています。
ほとんど透明に近い布をまとった裸婦の胸はう~ん、小さいゾ。
岸田劉生、ピカソ、川田喜久治、森村泰昌など、後世の芸術家にも多大な影響をあたえました。
クラーナハの影響を受けて制作された作品も展示されています。
500年後の私は「誘惑」されなかったみたいです。
館内のレストランでクラーナハ展の期間限定で提供されていた「ビール煮込みのトマトシチュー」には「誘惑」されて^^いただいてきました。