神戸市立東須磨小学校の教員間いじめ事件は信じられないできごとでした。
暴言とか無視とか、聖職と言われる教員の世界でも皆無ということはないでしょう。
ところが、今回のいじめ事件は度を超えています。
激辛カレーの目へのなすりつけなど、札付きの悪ガキだってしないでしょうに。
それを教員ともあろう者が罪名がつくような行為(他にもあるようです)をしていたんですね。
今日の神戸新聞の朝刊に代理人弁護士を通じて被害教員のコメントが載りました。
神戸新聞NEXTで読めますが、このブログにもコピペして、残しておきます。
子供達へ
急に先生が変わってびっくりしたね。ごめんね。
私は3年連続して同じ子供達を担任してきた。初めは2年生から上がってきた小さい小さい子供達。それが最後は6年生に向かう大きくなった子供達。とても素直な児童で、行事にはまっすぐ一生懸命、学年の仲が良くみんな前向きな児童であった。「そんな子達が大好きですよ」学級通信を通じて子供のいいところを発信していたが、ほんとに毎日が成長であった。初めは小さな事で喧嘩もありながら、ちゃんと自分で反省し、仲間に優しくできる子達である。
職員室が怖かった分、毎日子供といる時間が幸せでたまらなかった。「ずっとこの子達と一緒にいたい」そう思える子達だった。クラス全員で誕生日に手紙を本にしたプレゼントを用意してくれる温かい心も持っている。失敗しても「ドンマイ」と声をかけられる思いやりもある。どんな先生やお友達でも同じ目で、平等な目で見られる正義感のある子達である。運動場で「めんどくさい」とも言わず、クラス全員で遊ぶ無邪気な一面もある。これからもずっとずっと君たちの笑顔は先生の宝物であり、生きがいです。ありがとう。
そして、一つ、、、
先生はよく「いじめられたら誰かに相談しなさい」と言っていましたね。しかし、その先生が助けを求められずに、最後は体調まで崩してしまいました。「ごめんなさい」今の先生だからこそ、お願いです。辛い時、悲しい時自分一人で抱え込まずに、誰かに相談してください。必ず、誰かが手を差し伸べてくれます、助けてくれます。いつか、みんなの前でまた元気になった姿を必ず見せに行きます。その日を夢見て先生も頑張ります。
保護者様へ
いつも温かく迎えてくださって感謝でいっぱいです。「3年目も先生で嬉しいよ」こんな声をかけてくださった方もいて僕の支えとなる言葉です。「先生痩せられたんじゃないですか?」と気にかけてくださる優しい保護者の方達に僕もたくさん支えてもらいました。僕が作った学級通信や子供への手紙を宝物だと言ってくださった経験が今の僕の宝物です。最後に、たくさんご心配やご迷惑をお掛けしてすみません。
文章からは5年生向けとしては少し幼さを感じます。優しい先生なんでしょうね。
全国的に悪いイメージが知れ渡ってしまった学校の中にいる子どもたちが負けずに成長していくことを祈るばかりです。
素晴らしい大人たちの言葉をたくさん投げかけてあげたいですね。
たとえば、ノーベル賞をとった、吉野さんや、スポーツ選手や、こつこつと仕事に励む職人さんからの話とか・・・。
世の中には尊敬できる大人が大勢いることを知ってほしいです。