三宅香帆さんは1994年生まれ。大学院博士前期課程を修了して間もない書評ライターです。
バズるという、ちょっと前までは使われることのなかった言葉をタイトルにつけた若者ですが、例として取り上げている作家は明治、大正、昭和の文豪から平成のベストセラー作家やアイドルまで、実に多岐にわたっています。
三宅さんは前書きでこう書いています。
この本で私は、あなたに「バズる文章の書き方を」をお伝えするつもりです。
“バズる”というと、一般的には「(主にネットを中心に)爆発的に広まること」、「たくさんの人に認知されること」という意味で使われますよね。
だから“バズらせる”というと、
「テクニックを駆使して、一時的に大きな拡散を狙う」
そんなイメージを持ってるんじゃないでしょうか。
でも、この本は「そういうことをするのが苦手」な人のためにあります。
この本の目的は、
1.(文章の終わりまで読もうかな)と思ってもらう。
2.(この人いいな)と思ってもらう。
3.(広めたいな)と思ってもらう。
そんな文章を書けるようになることです。
何も、人に読ませるためにブログやってるんじゃない。私も含めてそう思っている人多いでしょう。
だったら、ノートにしこしこと文章残せばいいわけだし。
どうせだったら、うまい、しゃれた文章を書きたいですねえ。
ということで、ふむふむと三宅さんの本を読みました。