自遊空間、 ぶらぶら歩き。

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歌集・月は綺麗で死んでもいいわ(新潮社)~SHUN(しゅん)

2025-01-29 | 

言葉好きだから、歌集が書評に取り上げられていたりしたら、図書館にリクエストして読みます。
時々だけれど・・・。

『月は綺麗で死んでもいいわ』もその1冊。



歌集のタイトルはあとがきの最後に置かれた、
「最後にね 言っておきたい 君達に 月は綺麗で 死んでもいいわ」
からとられたもの。

ごていねいに、活字が歌集のタイトルのように斜めに置かれています。
イタリックじゃなくてね。

あとがきも全部短歌で綴られています。
ラスト前の1首は
「そうだねと いえばそうねと 繰り返す 君の隣で 僕は息する」

俵万智さんの歌に、似通ったものがあったような。

掲載された135首のうちの何首かを取り上げてみたいけれど、過激過ぎて筆は鈍る。
それでいい。

激しいし、尖ってるし、生々しい歌を詠む SHUN さんは1987年生まれ。下町のホストクラブで修業を積んで、18歳で新宿歌舞伎町へ進出^^。現在は 歌舞伎町の寿司屋「へいらっしゃい」の大将としてお寿司もにぎります。

イケメンタレント(あぁ、もっといい表現ができないものかっ)のような著者本人の写真以外、本著に使われている写真もSHUNさん撮影です。

俵万智、野口あや子、小佐野彈の下で短歌を学び続けているSHUNさん。
月1回開催される「ホスト歌会」が生きがいだそう。
次の歌集^^が生まれるのも、そう遠くではないでしょうね。

 

 

コメント (2)
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