本は３冊 同時に 読みなさい（マガジンハウス）～佐藤優

佐藤優さんの『本は３冊同時に読みなさい』のタイトルだけは知っていました。
別の方の、同時に何冊か読むと気分が変わって読みやすい、という意見を聞いたこともあります。

 

それで、私は１冊ごと完読したいほうでしたが、今年は何冊か同時に読むことが増えました。
飽きっぽくなったし、年取って目も悪いし、集中力も続かなくなったので、この方法少し効果がありました。

佐藤さんは３冊と表現していますが、これは複数冊という意味で、３冊にこだわっているわけではありません。
ジャンルを変えての３冊、テーマを同じくしての３冊、５冊と、両方の同時読みの意味があります。

この秋同時読みしたのは酒井順子さんの『男尊女子』、堀内都喜子さんの『フィンランド幸せのメソッド』、中野信子さんの『世界の「頭のいい人」がやっていることを１冊にまとめてみた』です。

 

堀内さんの『フィンランド・・・』はサンナ・マリン首相の話題から始まり、タイムリーでおもしろかったです。
中野さんの『世界の「頭のいい人」・・・』では、MENSA～IQで上位２％に入る人だけのクラブがあるっていうことを知りました。へ～それがどうした、ですね。長く生きてたら、頭がよくても使えなくちゃ意味がないという人が多いことを身をもって経験しています。
酒井さんの『男尊女子』はいつもながらの女子あるあるもの。気楽に読めました。

本は読んで、無駄はありません。

さて、佐藤さんの『本は３冊同時に読みなさい』は書評集です。
私が佐藤さんの社会科学系のお薦め本を読むことはまずないと思うのですが、数冊載っている小説のお薦め本は機会があったら読んでみたいです。

佐藤さん、鈴木宗男事件に連座して、東京拘置所の独房に512日間収容されました。重大な犯罪ではなく執行猶予付きの判決を受けました。
仕事のかたわら、月間300冊～500冊の本を読む、読める＾＾という、うらやましい才能＾＾の持ち主です。