1月12日(金) 兵庫県立芸術文化センター大ホールで
兵庫芸術文化センター管弦楽団 第147回定期演奏会
曲目は―
マーラー◆交響曲 第9番
指揮・芸術監督:佐渡裕
管弦楽:兵庫芸術文化センター管弦楽団
マーラーの9番は演奏時間約81分という大曲、編成も大編成です。
途中休憩はありませんという案内に、準備を済ませて^^着席しました。
演奏前に佐渡さんのレクチャーがありました。
1995年1月17日、阪神・淡路大震災当日、33歳だった佐渡さんが京都会館で指揮したのが、このマーラーの9番だったそう。
一報で、家族の無事は知ったものの、刻々と増えていく被害に、曲に向かう特別な感情が湧きあがったそうです。
そして、今回の能登半島地震です。何という因縁でしょう。
ベートーヴェン、シューベルト、ブルックナーが交響曲第9番を最後に世を去りましたが、マーラーもこの9番を完成させたあと体調をくずして亡くなりました。
多分、生で聴くのは最初で最後だろうマーラーの9番。
第1楽章が始まったときはどうなることやら、と思いましたが、第4楽章のアダージョの美しさに、大いに癒されました。
演奏後、佐渡さんを先頭に、能登半島地震の募金活動がありました。
ささやかながら協力しました。少なくとも7月のオペラまでは活動を続けたいということでした。
こちらもそのつもりでいます。
佐渡裕さんはウィーントーンキュストラー管弦楽団の指揮者に就任されてからも、頻繁に日本に帰ってきて、活動されていますね。
佐渡さんは兵庫県立芸術文化センターという立派な故郷^^もあるし、
トーンキュンストラーの音楽監督でもあるし、幸せなマエストロですね。