今年も8月9日がきました。
75年前、長崎に原子爆弾が落とされた日です。
先日、アメリカのトランプ大統領が核兵器の存在があって、第二次世界大戦を終わらせることができたから核兵器の抑止力は必要だと、平然と述べていたのを聞いて憤るとともに悲しくなりました。
原爆投下に関わった人たちの論調はいつも「戦争を終わらせるため」です。
100歩いや1000歩譲って、開発や研究したとしても、原子爆弾を実際に投下することは許されません。
まるで実験のように広島と長崎に違う材料の爆弾を使用したのです。
なのに、米・中・露の新型兵器の開発競争はますます勢いを増しています。
今日、安倍首相は長崎でのあいさつの中で、「非核三原則を堅持しつつ、立場が異なる国々の橋渡しに努め、各国の対話や行動を粘り強く促す」と、広島の式典で述べた内容を繰り返しました。
世界で唯一の戦争被爆国なのに、日本政府は核兵器禁止条約の批准・署名をしようとはしません。
かといって、式典でのあいさつにある核保有国と非保有国の橋渡しを、具体的に進めているとは、聞いた事がありません。
希望といえるのは、米民主党の大統領候補バイデン氏が「核兵器なき世界」を目指す考えを表明したことです。
また、アメリカ国内でも、原爆投下は必要なかったという考えの人たちが増えているようです。
今日8月9日は東京2020の閉会式が行われる予定の日でした。
目をつぶっても、そのイメージが全然わいてきません。
2020年、全く「なんていう日々!」なんでしょう。
(テレビの画面を撮影)
何年か前に長崎市に行きました。平和公園や資料館にも行きました。広島市にも行って、原爆ドームや資料館に行きました。
軍縮、非核は進んでいませんね。
サイバー攻撃や、細菌兵器で簡単に殺戮できると分かっていても、
自分たちも罹患することを考えたら、やはり昔ながらの兵器も必要
なんでしょうね。
産業も興るということですものね。
愚かなことです。