自遊空間、 ぶらぶら歩き。

日々見たこと、聞いたこと、読んだこと、考えたこと

六甲アイランドの美術館巡り

2021-02-24 | 展覧会

気温は低いけれど、好天の一日でした。
久し振りに六甲アイランドの3つの美術館巡りをしてきました。

 

まず人工島の一番北に位置する神戸市立小磯記念美術館へ。
関西初公開~至高の小磯良平・大野コレクションのすべて~は3月21日(日)までです。

この美術館で、小磯良平の作品を観たのは何回もあるのですが、今回の展覧会は広島市の大野石油店のコレクションから名品をピックアップしたもので、関西では初めてまとまって展示されました。
現会長の大野輝夫氏が小磯の1点の版画作品との出会いをきっかけに、およそ20年をかけて収集したのは、素描・版画を含めると359点にのぼるそうです。
その中から油彩26点、素描48点、版画18点が展示されています。

 

次に島内を南に歩いて、神戸ファッション美術館では、こわくて、たのしいスイスの絵本展です。
会期は3月28日(日)まで。

エルンスト・クライドルフ、ハンス・フィッシャー、フェリックス・ホフマン、スイス出身の絵本作家3人の水彩や鉛筆による原画、版画など150点の展示です。
オリジナルの絵本をはじめ、スイスの伝説、グリム童話などからも題材がとられています。

長野県にある小さな絵本美術館の収蔵品だそうです。




3館目は同じフロアにある神戸ゆかりの美術館へ。
花森安治『暮しの手帖』の絵と神戸、開催中です。会期は3月14日まで。

『暮しの手帖』は1948年の創刊。いまだに手堅い人気を誇っている、衣食住の知恵と工夫をはじめ多彩で魅力的な情報を発信している雑誌です。私も、図書館にたまにあれば借りて読んでいます。
でも、なかなか書棚にはありません。

商品テストが目玉企画のときは情報を公平公正にするために、企業広告を一切載せませんでした。

2016年のNHK朝ドラ「とと姉ちゃん」のモデルになったのがこの『暮しの手帖』の誕生秘話でした。
唐沢寿明花森安治を演じていました。
花森さんは神戸出身、初代編集長で30年間、表紙の絵も担当していました。

その表紙のバックナンバーや原画、原稿など約200点の展示です。
『暮しの手帖』は人々の日々の暮らし、生活のヒント、職業情報、料理、もちろん使いやすい製品紹介など、読みごたえはたっぷりです。

 

各館で絵はがきなど買って帰りました。


 

 


コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« SDGs~エス ディー ジー ズ | トップ | やぶそばで桜そば御膳 »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
emarchさん おはようございます♬。 (masa)
2021-02-25 06:37:32
emarchさん
好天に恵まれた日に美術館巡りとは良いですね
思い付きは吉日で行かれたのでしょうね
心配なのは、コロナ禍の三蜜は大丈夫だったでしょうか?
年寄りはそれを心配しています、私には出来ません(笑)
美術館巡りが終わった時は、気分爽快だったでしょう
お疲れ様でした。
返信する
展覧会 (カンサン)
2021-02-25 06:44:52
自遊空間さんへ、私の展覧会のブログにいいね!をありがとうございます。
小磯良平の美術館には一度行ったことがあります。私が行った時はお若い頃の八千草薫さんの絵が展示されていました。


返信する
★masaさま (emarch)
2021-02-25 22:54:19
こんばんは。

六甲アイランドの美術館3館はよほどの人気展示でない限り観客はいつも
ちらほらです。
ほんとにゆっくり観られる美術館なんですよ。
東京や京都の美術館では前後の人とひっつくほどですが、そんなことは
まずありません。
首都圏で長く暮らした私が、神戸が好きなのは、街のサイズがちょうど
いいところでしょうか。
三密には無縁の美術館です。
返信する
★カンサンさま (emarch)
2021-02-25 22:58:23
こんばんは。

八千草さんの肖像は、ほとんど引っ込められることなく展示されています。
小磯美術館や県立美術館で小磯作品はよく観ていますが、大野コレクション
は新鮮でした。
返信する

コメントを投稿