今年の春、近くの小規模な図書館で有吉佐和子さんのこの『青い壺』を見たとき、何で今? と思ったのでした。それが、そのころ文庫本のベストセラーにも入っていたので、今度図書館で見かけたら借りようと思いました。
13本の連作短編集です。
無名の陶芸家がたまたま生み出してしまった青磁の壺が安価で売られたり、贈答品として使われたり、盗まれたり、スペインにまで持ち出されたりしながら、10数年後に壺の作者と再会します。
青い壺がそれぞれの短編の中で、主人公の人生に関わります。
単行本刊行は1977年、2011年に新装復刊され現在45万部を売り上げているそうです(24.3月)。
50年近くも昔の作品なので、ケータイもSNSも普及していません。年配のご婦人たちの外出着は和服です。
街並みだって違うし、言葉遣いもおっとりしたものです。
でもストーリーはおもしろいし、有吉さんならではの全編名文揃いです。
今夜(9/12)、甲子園の阪神・DeNA戦は雨天中止でした。
明日から2位で並んだ広島と一騎打ちです。
きのうの甲子園の試合は大雨で中止になりました。こちらも、だんだん黒っぽい雲におおわれてきて、雷雨になりました。
昨夜は阪神には恵の雨だったかもしれません。
広島・巨人戦を観ていたのですが、広島の選手たち、おとといの敗戦を引きずってお疲れ気味でした。
ただ、広島は甲子園で強いので、油断しないでほしいです。