自遊空間、 ぶらぶら歩き。

日々見たこと、聞いたこと、読んだこと、考えたこと

長い散歩

2007-03-07 | 映画・テレビ
モントリオール映画祭でグランプリを受賞したことと、家庭の崩壊がテーマということに興味を持って観た映画です。

今の時代にあっては「ネクスト・ドア」で起こっていそうなできごと山盛りのストーリーでした。ただ、家庭の崩壊もすでに現実のほうが先行していそうだし、だからどうしたらいいのかという明確なメッセージも打ち出してはいませんでした。

配役は適材でした。特に松田翔太さんの将来性の高さを感じました。


長い散歩というタイトルと、
 ――人生は長い散歩 愛がなければ 歩けない

というキャッチフレーズが一番心に残ったといえるかも^^。


(写真はgoo映画から借用しました)





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遺品整理屋は見た!~吉田太一さん

2007-03-06 | 
吉田太一さんの遺品整理屋は見た!(扶桑社)もブログを単行本にしたものです。ですから、このサイトでも読めます。

吉田さんは図らずもあるいはそれなりの原因があっての結果から、人知れず亡くなった人たちの遺体や遺品の後始末をする会社の代表者です。

すいすいと読みやすいのですが、内容は生々しく、とても悲惨です。

孤独な病死、殺人、自死・・・、いわくつきの死と残された品々。こういった仕事をされる方々がいるという驚きと同時に、その行為に頭がさがります。

私も含め、独り暮らしの高齢者という言葉がひとごとでも、遠い将来のことでもない人が増えていく中で、せめて孤独死を防ぐ、具体的な方策をたてなければいけない時代がきたと、思わざるをえません。




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松伯美術館所蔵 上村松篁展

2007-03-05 | 展覧会
大丸ミュージアムKOBEで開かれていた、花鳥画の第一人者、上村松篁の展覧会に行ってきました(会期は終わっています。沖縄ブログでタイミングがずれました)。

上村松篁(うえむらしょうこう)さんは美人画で名高い上村松園さんの長男、上村淳之(うえむらあつし)さんは松篁さんの長男にあたり、三代続く日本画の家系です。


会場にはほぼ制作年代順に50点ほどが展示されていました。

作品は花、鳥など、自然の中の対象に向けられたやわらかな眼差しを感じます。27歳の時に描かれた「金魚」は若さが持つ集中力が精密な線に表われているように見えました。

ハイビスカス、椿、桃、あじさい・・・、花の美しさにもひかれました。




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ベリーショーツ~よしもとばななさん

2007-03-04 | 
よしもとばななさんの『ベリーショーツ』(東京糸井重里事務所)「ほぼ日刊イトイ新聞」の一つのコンテンツを書籍化したものです。
だから、ここでも読めるんですよ。

2000年の4月にパソコンにさわりだして、最初にお気に入りに入れたのがほぼ日。このごろはあまり訪問することもなくなって、54のスマイル短編と銘打たれたこの文章は本になって初めて読みました。

さすが、遊び心いっぱいの糸井事務所刊。




私は図書館で借りたので、トンネル型のブックケースとオビは手にしていないのですが、11cmの天地の本に45cmの長さのしおりつきです。

ほぼ全ページカラーイラスト入り、本文がそのイラストを囲んでたり、さぞ構成も校正もダブルで大変だったろうと察しがつきます。
ところどころ文字にまで色がついていて、「歯」なんて、「金」色です。

内容といえばいつもどおりのばなな風。
お子さんや日常の何気ない言葉や出来事を超楽しがって表現しているのです。

悩みも痛みも憤りも持っているはずのばななさんの、この日々の過ごし方を、私は大したもんだねー、こんなふうにポジティブに生きてみたいよーとか思いながら読んだのでした。





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街角のおひなさま

2007-03-03 | 花・木・実・いきもの・自然
神戸三宮のフラワーロード周辺には花壇がたくさんあって、四季折々の花が植えられています。

その中のいくつかは地元企業がスポンサーになっていて、社名のプレートがさりげなく置かれています。このひな壇もその一つ。

お内裏さまがヒヤシンス、三人官女はデージー、五人囃はオリヅルランでした。

このあそび心がうれしいです。




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春の港~プリンセスダナエ、飛鳥Ⅱ

2007-03-03 | 港の風景
今年、開港140年目の神戸港には、春になってクルーズ船の入港が続きます。

3月1日、ポルトガル船籍のプリンセスダナエ(16,531t)が神戸に初入港しました。


プリンセスダナエは1955年の建造。
「現役」の客船では世界で5番目の古さだそうです。


お化粧直しされているせいか、比較的小さな船体は白く美しい姿で停泊していました。


夕方の空は雲が小波のようでした。


この日(3/2)、メリケン波止場には飛鳥Ⅱも入港していました。

こちらはメリケンパークオリエンタルホテルを超える船体の長さです。


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板チョコの「みぞ」の「なぞ」

2007-03-02 | 食べもの・飲みもの
板チョコについている溝って、分けっこしやすいようについているとばかり思っていました。
実際、その役割もあるのだけれど、それは2次的な理由なんですって。

関西ローカルのムーブ!という情報番組の中の「ムーブの疑問」というコーナーに、
「チョコについている溝にそって割れないのはどうして?」という疑問をぶつけた人がいて、その解答はこうでした。

溶かしたチョコを型からきれいにはがしやすくす。
短時間でかたまるように、表面積を広くする。
チョコの中の気泡を逃がしやすくする。
加えて、
口どけをよくする。
ためだったんですって。

だったら、もっと溝を深くすれば、割りやすくなるだろうと思うのですが、あまり深くすると、製造工程や輸送過程で割れやすくなってしまうから、とのことでした。

森永のチョコレートは割りやすくするために、改良を加えたそうですが、銀紙の上から、力加減を工夫して折ったら、どのメーカーのチョコレートも溝のところで割れました。


大好きな季節限定のラミーは別格として、私の好みは、
ロッテガーナ>森永>明治の順です^^。






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無 残

2007-03-01 | 日常・身の回り
月に2~3度行く場所の最寄り駅前です。

大阪と三宮の間にあって、大阪梅田に約30分ほどで行けるところなのに、ウグイスが鳴いて、道端には季節ごと小さな花がたくさん咲く場所でした。

今の時季だったら、ニホンズイセンが群生していた土手に、なんとブルドーザーが入って、くずされていました。

家とか商業施設が建つんだったら、まだあきらめもつくのですが、駐車場になるとか。


残念です。無念です。

この場所ではキュウリグサ、ヤブジラミ、オヤブジラミ、ガガイモ、ナガミヒナゲシなどの写真を撮って、ブログにアップしたんですよ。

昨日は近くに咲いていた、ヒメオドリコソウ(シソ科)を写真に収めました。


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