マネーボールを観てきました。
オークランド・アスレチックスのGM(ゼネラル・マネージャー)、ビリー・ビーンがモデルのノンフィクションを映画化したものです。
アスレチックスといえば、今年2011年、松井秀樹選手がプレーしたチームですね。
GMビリー・ビ-ンは大学からのオファーをけって、高卒で大リーグに入ったものの選手としては大成しませんでした。
高額年俸を払えずに有力選手を引き抜かれたり、逆に売り込んだりしながら、勝てるデータを持っている選手を集め、低予算で強いチームをつくります。
弱小球団を公式戦20連勝という大記録を作るほどに育て上げたビリーは、名門レッドソックスに米スポーツ史上最高額だという移籍料を提示されますが・・・。
ビリー・ビーン役はブラッド・ピット。
クラブハウスで暴れるビーン、容赦なくトレードを伝えるビーン、怒鳴りながら電話で駆け引きするビーン、娘をやさしく見つめるビーン、観客のいないスタンドで思いにふけるビーン。
どのシーンも魅力タップリのブラピです。
どこかのチームのGMさんとは比べものにならないカッコよさです。
巨人の前GM清武氏が、ナベツネ球団会長の独断専行を批判したとき、始めは痛快な思いでした。
でも、江川卓さんに対して、
「悪名は無名に勝る・・・、ヘッドコーチ(もしくは助監督)にはするが監督にはしない・・・」云々のナベツネさんのことばをバラして、自分の正当性をアピールしたときにはイヤ~な気持ちになりました。
球団のほうは清武さんのGM解任に際して、
「清武氏の言動はあまりにもひどい。戦前戦後を通じて、巨人軍の歴史でこのようなことはなかった。解任は妥当だと思います」
というコメントを長嶋茂雄終身名誉監督が発したと文書にして配布したのだとか。
長嶋さんをこんなことに利用するなんて、あきれかえる不愉快さ。
今年のセ・リーグの新人王は巨人の澤村投手でした。
2008年の山口投手、2009年の松本選手、2010年の長野に続いて4年連続して巨人から選ばれました。
山口と松本は育成選手からはい上がっての受賞です。
こんなドタバタがなければ清武氏も鼻高々だったでしょうに。
(写真はgoo映画から借用しました)