自遊空間、 ぶらぶら歩き。

日々見たこと、聞いたこと、読んだこと、考えたこと

おとなのけんか&ヘルプ~心がつなぐストーリー~

2012-09-10 | 映画・テレビ

お気に入りの名画座パルシネマ
今回の2本は「おとなのけんか」「ヘルプ~心がつなぐストーリー~」です。

 

こども同士のけんかは、片方が歯を折るケガをして、加害者側の両親が被害者の家を訪ねます。
形式的に謝罪して、帰ろうというとき、その間もひっきりなしにかかってきているケータイで通話しようと、また部屋の中にもどります。

「おとなのけんか」が始まります。

 

ジョディ・フォスターは1976年公開の「タクシー・ドライバー」を映画館で観ていますから、ずいぶん永いお付き合い^^です。その歳々に合った役をうまくこなして、きっとこれからも高齢の女性を演じるまで、映画界の第一線にいるのでしょう。

きつい言葉でののしり合って、ゲロも吐くし、不快かと思っていたら、教養もあって人のいい、今どきの夫婦で、けっこう楽しく観られます。

なにかと問題のある、ポランスキー監督。アメリカには入国できない人物ですが、いい映画を絶え間なくつくってますねー。


「ヘルプ」は1960年代のアメリカ南部が舞台です。
今ではもう忘れがちですが、わりあい最近まで、許しがたい人種差別が存在していました。

 

愚かで醜い人々が多い中で、心根の優しい人間もいることがうれしいです。

主演、助演の女優さんたち、出演者のファッションも素敵でした。


(スチル写真はgoo映画のサイトから借用しました)

 

 

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六甲フィルハーモニー管弦楽団 第34回定期演奏会

2012-09-09 | コンサート・音楽・宝塚

9月9日(日) 神戸文化ホール大ホールで六甲フィルハーモニー管弦楽団第34回定期演奏会


曲目は―
ベートーヴェン◆「プロメテウスの創造物」序曲
ニールセン◆交響曲第2番「4つの気質」
ブルックナー◆交響曲第4番「ロマンティック」
指揮/森康一さん、松井真之介さん、大谷泰昭さん


アマチュアオーケストラなのに、なぜか不安気なく、どっしりと落ち着いた雰囲気^^を持つ六甲フィルです。
今回も難しそうなプログラムをうまく演奏してくれました。
といっても、素人の私には舞台に上がって演奏する人は「みんなじょうず」に聞こえます。

たとえホルンの出だしが裏返ろうが、全体として、とてもまとまって仕上がっていました。

指揮者が3人とも団員の方で、ニールセンを思い入れたっぷり、飛び上がらんばかりに指揮をして、第1楽章の終わりに拍手まで誘ってしまった松井さんが、ビオラにいるのを見つけて、ふ・ふ・^^でした。

 

 

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来年こそっ!

2012-09-08 | コンサート・音楽・宝塚

9月8日(土)、年1回のフルートの発表会が西宮フレンテホール・練習室でありました。
今年は現役の音高生・音大生の参加はなしで、壮年・熟年・オーバー熟年^^の会になりました。

 

お昼時だったので、お客様にもお寿司・お菓子つきです。


私の出番はアンサンブル2曲と、ソロ1曲。

若い人たちは練習すればするほど力がつきますが、年寄りは練習MAXでも、――って、練習あんまりしないけど――3歩進んで4歩も5歩も下がるような足取りです。

ソロはケーラーの子守歌
途中指が止まりましたが、来年はもう出たくないっ、なんて思わない程度にヤル気は残っています。

やっぱり、プロの方の伴奏でちゃんと吹けたら、とっても気持ちがいいと思うからね。


 

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負けんとき〈上〉〈下〉(新潮社)~玉岡かおるさん

2012-09-07 | 

『負けんとき―ヴォーリズ満喜子の種まく日々』は日本で数多くの西洋建築を手がけた、ウィリアム・メレル・ヴォーリズの妻、満喜子の生涯を追った小説です。

 

玉岡さんは、あえて評伝ではなく、小説として書き起しました。
満喜子以外の、多くの志を持った女性にもスポットを当て、時代の先駆者たちの苦悩や輝きを表現しています。

タイトルの「負けんとき」は満喜子が進むべき道に迷った時、母と慕う実業家・廣岡浅子から贈られた言葉です。
「勝ち組、負け組に分けるのじゃなく、皆が一歩譲り合って、でも負けずに共存する。・・・」


新潮社のPR誌「波」玉岡さんとラグビーの大八木さんの対談が載っていて、こんなくだりがありました。

玉岡 タイトルの「負けんとき」という言葉に大八木さんはどういう印象を持ちますか?
大八木 負けてもええで、みたいなことですね。最終結果じゃないっていう感じですか?
玉岡 そうなんですよ。人の足を引っ張って勝たんでもええで、という意味ですね。大阪のおじいちゃんに聞くと、「大阪は勝たへん文化なんや」と言うんですね。勝つと泣く人がいる。だけど勝ち負けつけなければ負けなかったという事実が残る。そういう配慮のあるすごく優しい言葉なんですよね。
大八木 それはラグビーで言う「リ・トライ」、そして「ノーサイド」につながる精神ですね。
玉岡 まさに!


う~ん、なんとなく分かったような・・・。

今の世の中、個人でも、組織でも、国家間でも、勝ち負けをつけないと収まらなくなっていますけどね。


ヴォーリズはキリスト教の伝道者としてアメリカから来日しました。その伝道の手土産として、メンソレータムを普及させました。彼の手がけた建造物は現存しているものがたくさんあります。関西学院大学神戸女学院大学もそうなんですね。軽井沢にも多く残っているようです。見つける楽しみができました。

また、その時は彼を支え、教育者として力を発揮した満喜子のことも、思い浮かべることになりそうです。

 

 

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朝のベランダの小さな実

2012-09-06 | 花・木・実・いきもの・自然

9月6日の朝のベランダです。

白・赤・ピンクの花も楽しめる「欲ばりイチゴ」に季節外れの小さな実が生っていました。
1cmあるかないかのの小ささ。

すっぱかったけれど、甘~い香りは大きなイチゴ並みでした。


ゴーヤは小さいままで摘み取らないと、すぐきれいなオレンジ色になってしまいます。
鉢が小さくて、肥料が足りないからみたい。

 

 

 

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「空腹」が人を健康にする(サンマーク出版)~南雲吉則さん

2012-09-05 | 

「おいしいものが、たらふく食べられる」というのが私の幸せのカタチの一つですから、南雲さんの食べ物に関しての考え方と実践は、たとえ、よい方法だとしても、とても真似はできません。


ただ、このまま際限なく食べていて、身体にいいはずは絶対ないのですから、参考にしたほうがいいことは参考にさせていただくつもり。


たとえば、ネットで見つけたサイト「食べない生き方」では南雲さんの方法を下記のようにまとめてくれています。


★南雲式アンチエイジングの秘訣

・朝起きたらすぐに牛蒡茶を飲む。
・夕食のみの一日一食。
・穀物は全粒で食べる。
・野菜は生ではなく、火を通してから食べる。
・野菜は葉ごと、皮ごと、根っこごと食べる。
・魚は頭ごと、腹ごと、骨ごと食べる。
・腹六分目に食べるようにする。
・卵、豆、種、芽を食べすぎない。
・糖分、塩分、脂分を控える。
・肉を食べない。
・お菓子を食べない。
・カフェインを摂らない。
・体を温めない。
・体を洗わない。
・喫煙者に近寄らない。
・紫外線を徹底的に避ける。
・毎日30分間のウォーキングをする。
・夜10時から午前2時までの時間帯は熟睡する。


ごく普通の人だったら、とても実行できません。



この本では、南雲さんはこうまとめてくれています。

・一日一食(または一汁一菜)
・野菜は葉ごと皮ごと根っこごと、魚は皮ごと骨ごと頭ごと、穀物は全粒で
・睡眠は夜の10時から夜中の2時までのゴールデンタイムを含むように


また、たった3分間で1万歩ぶん歩ける方法としてはこういうふうに。

・たるんだお腹を引っ込めて胸を張る
・手は軽く握って
・最大歩幅でどんどん歩く


やっぱり、できることからコツコツと^^でしょうかね。

 

 

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センニンソウ

2012-09-04 | 花・木・実・いきもの・自然

最寄りの駅に向かう土手ののり面に、白い花の群落がありました。

昨年まではこんなに咲いているのを気づかなかったので、これまではひっそり咲いていたのが、今年急に広がったのかもしれません。

 

センニンソウのようです。
とてもよく似た花にボタンヅルという花があるのですが、厚めで光沢のある葉っぱからすると、センニンソウですね。

ここにはもともとアベリアとツツジが植えられています。
同じ場所にヤブカラシも盛大にツルを伸ばしているので、いすれ刈り取られてしまう運命でしょう。

 

涼しげで可憐な花をしばらく楽しんでおきましょうか。

 

 

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パール 海の宝石

2012-09-03 | 展覧会

兵庫県立美術館ギャラリー棟で開かれているパール海の宝石展を観てきました。
会期は10月14日(日)までです。

 

チビでデブ―もとい背が小さくて太め、しかも半端じゃない汗っかきなので、真珠を含めアクセサリーとは無縁の人生です。
でも芸術品として観ることをさまたげる必要はないわけで・・・。

会場の設えも含めて、とてもゴージャスな雰囲気がありました。

海外の王侯・貴族やエリザベス・テーラーマリリン・モンローが身に着けていたティアラやブローチ、ネックレスなど宝飾品や工芸品、いつ、どこで使う^^のか5000個のみごとな真珠をつなげたスカーフなど、200点が展示されています。


この展覧会は、日本とカタールの国交樹立40周年を記念した催しです。
カタールの場所をはっきりとは知りませんでした。
「ドーハの悲劇」があったんだったと思い出しつつ、世界地図でしっかり確かめました。
アラビア湾に突き出た、半島の国なんですね。

天然真珠の採取はカタールを中心としたアラビア湾で7000年間続いて、1930年代に衰退したそうです。

形がいびつな天然真珠、日本で発展したみごとな養殖真珠、過剰生産と二流品が乱造されている中国の淡水真珠など、真珠がたどってきた道も分かるよう展示されています。

 

 

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パティスリー ミュウミュウの〈浮島コーヒー〉

2012-09-02 | 食べもの・飲みもの

今年の夏、おやつにコーヒーゼリーを食べることが多かった私です。

この、パティスリー ミュウミュウ〈浮島コーヒー〉は関西ローカルの情報番組で知ったコーヒーゼリーです。
びっくりするほど、繊細に作ってあります。

 

小さめのカップの中は3段重ね。
甘味をおさえたコーヒーゼリーの中に、コーヒームースが浮かんでいて、そのムースには蒸し栗のかけらが混ぜ込まれていて、底の部分はコーヒーわらび餅になっています。

お値段はそう高くはないのだけれど、家でおやつにするのはもったいない感じ。
お土産に持って行って、相手先で一緒に食べるシチュエーションがいいな。


 

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アーティスト

2012-09-01 | 映画・テレビ

映画アーティストを観てきました。

今年、アカデミー賞作品賞をはじめ、主要な賞を5部門でとったにもかかわらず、上映期間が短かったので見逃していました。

で、いつものように、パルシネマです。
ねっ、今回も次回も豪華なラインナップでしょう。

 

アーティストはフランス映画です。
監督、主だったキャストはフランス人。

でも、作品の舞台はハリウッドです。
外国語映画賞じゃなかったのは、ポツポツとほんの少し出てくる字幕が英語だからなんですって。


しみじみ、幸せな気分にさせてくれる映画でした。

サイレント映画時代の大スター、ジョージの楽屋にしのび込んだ、まだ売り出し前の新人女優ペピーが吊るしてあるジョージの衣装に片手を通して1人2役ハグをするところ。

 

落ちぶれたジョージがショーウインドウに飾られたモーニングに重ねて、自分を映すところ。

いいシーンが、たくさんありました。


映画はハッピーエンドに終わるのですが、ジョージとペピーがサイレント映画のお定まりのようなタップダンスをひとしきり踊った後、カメラのほうに向かってきて、はぁはぁと息を吐くところから、トーキー映画にちょこっとだけなるのです。

心憎い演出ですね。

でもって、監督賞主演男優賞、サイレント場面でず~っと流れている音楽で作曲賞、サイレントからトーキーに代わる時代の衣装デザイン賞
お見事です。

助演動物賞があればあげたいほど、名演技のテリア犬のアギーはカンヌ国際映画祭でパルムドッグ^^賞受賞です。


(スチル写真はgoo映画から借用しました)

 

 

 

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