お気に入りの名画座パルシネマ。
今回の2本は「おとなのけんか」と「ヘルプ~心がつなぐストーリー~」です。
こども同士のけんかは、片方が歯を折るケガをして、加害者側の両親が被害者の家を訪ねます。
形式的に謝罪して、帰ろうというとき、その間もひっきりなしにかかってきているケータイで通話しようと、また部屋の中にもどります。
「おとなのけんか」が始まります。
ジョディ・フォスターは1976年公開の「タクシー・ドライバー」を映画館で観ていますから、ずいぶん永いお付き合い^^です。その歳々に合った役をうまくこなして、きっとこれからも高齢の女性を演じるまで、映画界の第一線にいるのでしょう。
きつい言葉でののしり合って、ゲロも吐くし、不快かと思っていたら、教養もあって人のいい、今どきの夫婦で、けっこう楽しく観られます。
なにかと問題のある、ポランスキー監督。アメリカには入国できない人物ですが、いい映画を絶え間なくつくってますねー。
「ヘルプ」は1960年代のアメリカ南部が舞台です。
今ではもう忘れがちですが、わりあい最近まで、許しがたい人種差別が存在していました。
愚かで醜い人々が多い中で、心根の優しい人間もいることがうれしいです。
主演、助演の女優さんたち、出演者のファッションも素敵でした。
(スチル写真はgoo映画のサイトから借用しました)