さて、次のお宅へと向かう配達の道中、橋の袂のバス停で70歳後半と思われるおばあさんが縁石に腰かけてバスを待っておられます。
その表情やしぐさから、日常的な行動として慣れていらっしゃることと感じられました。だけど平日のお昼近い時間帯、この辺りじゃバスが来るまでかなり待つんでしょうに・・・早く移動する術があれば時間を有効に活用できて、あのおばあさんの一日はもっと充実するんだろうになぁ、などという想いが頭の中で巡ってしまった私。と同時になんと自分勝手な考えかと直ぐさま反省したりして。効率のよい生活のみが正しいとか幸せとかってわけではないですからね。楽しい生き方、充実した人生なんて人それぞれ、全く恥ずかしいことでした。
何故か森鴎外の「高瀬舟」を思い出しましたわ。
玄関脇のパイナップルミントが目を楽しませてくれます。
他の草花が盛りを過ぎたころに赤い花を咲かせる様もまた、いとをかし。
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