続いて上五島観光案内は、中通島に渡ります。
中通島を縦長の十字架にたとえると、奈良尾は十字架の下の棒の右端にあたり、地理的な関係から、住民の目は佐世保ではなく長崎を向いている、上五島では数少ない町のようです。
この町は、昔から沢山の船団の母港になっていて、満月の前後は漁を休み (この期間を月夜間と言います)、景気の良い時はドンチャン騒ぎがあったようで、奈良尾は月夜間の町と言われています。
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以前紹介した、樹齢650年で、国指定天然記念物の大きなアコウの木が、家々の密集地の神社内にどーんとそびえていました。
もちろん下を、立ったままくぐれます。
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高台に、奈留病院と同じく「長崎県離島医療圏組合」に所属する、奈良尾病院が有ります。
ここも、奈留病院と同じ様な悩みを抱えているようですが、
隣に温泉施設が有るのが羨ましいです。
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町は魚が獲れない為に、大分寂れて来たようですが、喫茶店がひっそりとあったので、寄ってケーキを食べてきました。
日本中どこでも、そこそこのケーキが食べられる世の中になってきました。