島の医者になって、た頃もあった

70代男の日記風ブログです。新連載「京都へ、京都から」も始めました。

奈留島百人一首73

2014-01-21 | 奈留島百人一首
 
 73. 高砂の 尾の上の桜 咲きにけり
          外山のかすみ 立たずもあらなむ
 
                        前中納言匡房(サキノチュウナゴンマサフサ)(1041~1111)
 聞いた話や読んだ知識を早飲み込みして、間違ったまま勝手に自分流に解釈してしまっているという、私には子供の時からの悪い癖があります。
 この「外山のかすみ」の外山は、人の住んでいる里に近い山だそうで、私は今の今まで富山県のかすみだと思い込んでいました。
ここでの「高砂」も地名ではないようですし、「尾の上」も地名ではなく山の峰のことです。
     したがって、
 「遙かかなたの高い山の峰に桜が美しく咲いています。近くの山の春霞よ、どうかたちこめてこの桜を隠したりはしないで下さいね。」
 大江匡房の生まれた大江家は学問の家柄で、23番作者大江千里もそうですし、59番の作者赤染衛門は祖母にあたります。
その中でも匡房は幼少より天才と呼ばれ、学者としては異例の権中納言まで出世、尊敬されたそうです。
 
 73. 文化祭 おのれの子供 歌いにけり
          涙でかすんで 見えずもうれしい

                          おの・の・にけり・かす・ずも  10字 同じ
 私には文化祭や体育祭でヒーローになった記憶はなく、その血統で主役もしてないわが子の姿を観に、わが子の文化祭や体育祭に行った記憶もありませんが、奈留島に来てからは何故か、他人の子の文化祭や体育祭に行くようになりました。
  
 冷静に考えたらくだらない演撃竕フかもしれませんが、何故か涙が出てきますし、若い時は嫌だったこういうくだらない事も、もっともっとやっておけば良かったと後悔しています。
 替え歌自体はちょっとづつ本歌の言葉を借りて、無理矢理に体裁をつけたくだらない歌になりましたが、100歳まで生きたら、こんなくだらん歌を作ってと、涙ぐんで嬉しがる歌に成ったとしておきます。

      返事
hisakajimaさん:奈留島会場、たくさん来てくれたと思ってましたが、
    前日の福江島の会場は1500人で満員だったようです。
大雪男さん:確かに奈留島に来てからのほうが、催し物に気軽に参加していますね。
    TVで長崎公演のいろんなCM見ても、行きたいと思うことがしばしばありますね。
花水木さん:奈留島のさくら保育園は練習厳しい方針なのか、
     和太鼓チームの息もよく合い過ぎていて、恐いぐらいです。
コメント (3)
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