夫の痛みは日に日に強くなっているようです。緩和ケアがうまくいくのか、不安です。とにかく、痛みをなんとかしてもらわないと・・。
無理して料理を作ってくれるのですが、相当腹痛を我慢しているようで、手順を忘れたりと失敗が多くなりました。それでも自分で料理したいというのは、なぜなのでしょうか。よほど、私の料理の腕を信用していないのですかね?
加えて、テレビ嫌いなので、今日は見たくないということが多く、今夜はテレビの代わりにFMラジオを聴きました。北ドイツのオーケストラによる演奏で、ハイドンのシンフォニー70判、プロコフィエフのヴァイオリンコンチェルト2番、ブラームス4番。
夫と付き合い始めたのも、彼のクラシック好きに興味があったからでした。昔を思い出してしまいました。よく、いろいろ聞きに行ったものでした。今はそんな元気は夫にも私にもありません。住まいも、以前は少しは都心に近かったからかな。
N響アワーもなくなり、ラジオやテレビでクラシックに触れる機会も少なくなってしまったわけです。これが、日本の文化の現実なんですよ。
正直に言えば、私はカラオケが嫌いです。生オケが好きですから。生演奏の空間にいるということの素晴らしさは、何にもかえられないものです。生ではないけれど、放送媒体からその機会を得られるのはとってもいいことなのに、残念ですね。ひところののだめ人気も、ただのブームだったのでしょうか?音楽の素晴らしさを多くの人に知ってもらいたいのに。
あこがれの市民センターに勤務になっても、身近に弦楽器を演奏する人はいない。そんなものなのでしょうか。
夫の人嫌いがうつったのかもしれません。私も、無理して人に合わせるよりも、一人で孤独を楽しんだほうがましのような気がします。絆なんて、強調するだけ胡散臭い・・・。所詮、人はたった一人で死んでいくのですから。だったら、こうしてブログを書いてなんになるの?