おととい、マンションのお隣さんから、煮物をいただきました。彼女は山形出身で、山形では野草を食べているといわれているとか。ちなみにいただいた煮物は「ひょう」という菜っ葉です。一見、ひじきと思ってしまいましたが、ほかのいろいろな食材と一緒に煮ていて、とてもおいしそうです。その「ひょう」に興味を持ち、ネットで調べていたら、江戸時代に飢饉に備えて、身近にあるものを食べて飢えをしのぐ工夫をしようと米沢藩で作られた書物がこの「かてもの」です。国会図書館のデジタル版で古文書を見ることができました。おとなりさんが言っていたのはその中の「すべりひょう」というものです。私は食べ物が好きなので、もう夢中になって読みふけりました。そして、解読文をせっせとあたらしいPCのワードで二日かかって作成しました。
昔の人の知恵は素晴らしいです。
奥の細道よりも、正直、面白かったです!私は芸術よりも食い気なんですね、とほほ。