今年ももう残り1ヶ月です。あっという間でしたねえ。今日は、電車に乗って青梅に行きました。でも、道路は閑散としていて、警察車両があって、何ごと?と思ったら、奥多摩女子駅伝でした。私は津雲邸で古文書を見たいと思ってでかけたのでした。その方は政治家で、昭和初年の建築の建物の意匠が素晴らしく、さらにその方のコレクションが・・。でも、だんだんとなんだかつらくなってきたんです。だって、そんなにお金のかかる趣味って、それだけお金持っていたからでしょう?政治家って、今も昔もそうなのかとうすら寒くなりました。それに、日本家屋だからとにかく底冷えしてたまりませんでした。「安政見聞誌」は必見です。安政大地震のことが書かれていますし、絵でもその様子を描いていました。
稲畑汀子選
鷹柱沖へ沖へと崩れつつ 高知市 森脇杏花
私、猛禽類が大好きなので!高知ではよく見えるんでしょうね、いいなあ。
大串章選
手のとどく盥の月を掬ひけり 茨城県阿見町 鬼形のふゆき
メルヘンですねえ。
高山れおな選
狼と安全神話消えにけり 村上市 鈴木正芳
門司港は烈風なりき開戦日 清瀬市 中村格
最初の句、鋭いですね。原発の安全神話と狼を取り合わせたのが面白いです。私、動物が好きだし。二句目も、愚かな戦争を始めてしまった日本のその時の門司港・・。戦争は絶対にだめです。国の過ちは国民は知らないまま、大勢が殺されたし、大勢殺したことでしょう。反省の意味を込めて反戦です。