ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

朝日歌壇1月22日

2023年01月22日 12時36分19秒 | 短歌

馬場あき子選

荒れ果てし壁バンクシーの少年も雪を被りてウクライナは冬  五所川原市 戸沢大二郎

クリスマス兵士の肩に銃に降る雪の悲しさ雪の重たさ     福島市 美原凍子

 一首目、あのバンクシーがウクライナで絵を描きました。反戦の絵です。そしてウクライナに厳しい冬が来たのです。戦争は今も続いています。電力も足りない中、本当にみんな極寒の中で不自由な暮しをしていると思うと、胸がつぶれそうになります。ロシアはわざとライフラインを攻撃するのです。この21世紀でどうしてこんな蛮行が許されるのか、信じられません。二首目も同じ戦争の歌です。本当に早く戦争が終わってほしいです。

佐佐木幸綱選

板書よりパワポ画面を望まれて令和の授業は十人一色(ひといろ) ふじみ野市 片野里名子

感動は<する>もの勇気は<もつ>もので<もらう>ものではない筈なのに 札幌市 田巻成男

 一首目の歌は高野公彦氏も選んでいます。確かに板書は見にくいし、パワポなら、そのデータを共有できます。昨日も、地元の公民館での男女共同参画の講演で、講師の先生はパワポを使いこなしてお話ししてくれました。今ではパワポは必需品ですね。二首目、何のためらいもなく、勇気をもらうという言葉を受け入れていました。考えてみたら、そうですよね。

高野公彦選

漆黒のウクライナの上煌々とモスクワの灯あり衛星写真に   諫早市 藤山増昭

手のひらの「ネットの魔海」に日々溺れ情報津波に心は孤立  八幡浜市 木村瞳

二歳には二歳サイズの悲しみがあって火が点いたように泣いている 東京都 白竜千恵子

 一首目、ロシアはウクライナのライフラインを攻撃しつくしているので、ウクライナは電気がともらないのですが、モスクワでは煌々となんて、本当に腹が立ちますよね!!くたばれ、プーチン!二首目、なるほどという視点です。スマホに支配されている人が多いのかもしれません。さらにそれで犯罪を犯すなんて、もう恐ろしいとしかいいようがないです。そんなスマホが現実世界だなんて、いっそのこと手放したら如何でしょうか。三首目、子どもの気持ちに添っていて、この方はやさしいのでしょうね。なるほどと思いました。

永田和宏選

人間は一度は死ぬが戦場で犬死だけはさせないと母      西海市 前田一揆

いま払うあとで払うの違いなり増税国債五十歩百歩      東京都 河野行博

 一首目、以前からこういった歌が詠まれていましたね。兵士の母よ、立ち上がれ!そしてプーチンにNO!を言おう!二首目、防衛費を増やす前に、もっとやることがあるはず。このままでは、少子化どころか日本が滅びますけど。性教育や人権教育の充実と、教育の無償化、クオータ制の導入で企業のトップも地方議員、国会議員も女性をもっともっと増やし、育児休暇は絶対に取らせる、男性の家事育児の研修の義務化、そして家族中心ではなく、個人中心で政策を充実させ、婚外子の権利を、そうすれば日本のジェンダーギャップ指数は改善するはずだと思う。防衛費に使うなんて、ばかだよね。日本がどんどん縮小すれば守る必要もなくなりますね。本当に、絶滅危惧種ですから、日本人は。

コメント
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