ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

慈姑の煮付け

2005年12月31日 14時31分06秒 | 食に関して
 やっと大体の掃除が終わりました。これから、炒り鶏と慈姑を調理します。
 慈姑は、昔からおせち料理として食べていました。父の出身は愛知県一宮です。もしかしたら、その地方の伝統なのかもしれませんが、物心ついたときから、必ず慈姑を煮ていました。母が多発性骨髄腫で入退院を繰り返した頃、高尾でひとり暮らしする父にこの「慈姑の煮物」を作るために、病室で母から作り方を聞きました。いまはそのメモが私の宝物です。思えば、母は昭和時代の枠ぎりぎりに生きた人でした。昭和2年生まれ、そして昭和天皇崩御の数日前まで。だから、聞いたのは、母のなくなる10日くらい前だったのかもしれません。
 うちには子どもがいないので、伝えるすべがありません。多分、姉に教えても料理が苦手だから絶対に作らないでしょう。これを機会に、書き留めておきます。どなたか、よかったら試して見ませんか?

材料は、くわい 20個
    水 カップ2
    酒 大さじ2
    砂糖 大さじ3
    みりん 大さじ2
    醤油 大さじ2
    塩 少々

作り方 くわいは皮をむいてすぐに水洗いし、しばらく水に入れておく。
    鍋でくわいを2、3度湯でこぼす。
    くわいを水洗いして鍋に戻しいれ、上記の調味料でことこと煮る。

 最近は、半分の量で作っています。くわいは「芽が出る」という縁起ものです。父は遂に最期までアマチュアの画家で終わってしまったから、効果のほどはわかりませんが、あの食感はたまりません。おいしいですよ。
 さて、炒り鶏から先に作りましょうか・・・。いつもは冷凍野菜を使っていたのですが、今回夫はすべての食材を生で買ってしまったので、実は面倒なんですよ。ま、今夜は帰りが遅いでしょうから、のんびり作るとしましょう。
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3 コメント

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よいお年を! (bluedaisy)
2005-12-31 17:24:33
こんばんは!

義父のパソコンを借りて主人の家から書き込みしています。

慈姑はクワイと読むのですね。

調味料を見た感じでは、甘い煮物になるんですね。

上手にできましたか?

 

私はあまりお節料理は作りませんが、今年は「おなます(酢の物)」「きんぴらごぼう」「卵焼き(伊達巻の代わり)」を作りました。同じ地方でも家によって作るものは変わりますね。

クワイは、この辺りでは作りませんが、昔からの伝統料理って引き継いでいきたいものですね。

では、よいお年をお迎えください。
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ありがとう、よいお年を! (黒二毛(管理人))
2005-12-31 17:54:41
bluedaisyさん、コメントありがとう。テレビ見ながら、炒り鶏は作り終わり、いまくわいをことこと煮ています。まだ仏壇の掃除してなくて、罰が当たりますね。仏具の磨くのをこれからやります。両親が仏壇でにらんでいるかも!?

それでは、よいお年を!
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おめでとう! (あん)
2006-01-01 00:42:01
慈姑なくしてはお正月は語れません(^O^)。ウチのお正月は慈姑づくしです。Tb失礼します。遊びに来てね。
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