ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

エデンの東

2020年10月07日 15時19分56秒 | 映画

 この映画、いくつになっても感動します。60過ぎてまた見てしまいました。最後は大泣きです。以前、見て覚えていたところと、今回心に残ったところが違うんです。それは、年齢によるものでしょう。でも、親子の葛藤は永遠のテーマです。

 いくつになっても見て感動を覚える映画に、ほかにはサウンドオブミュージックがあります。ロードショーで家族で見たとき以来、何度見たかなあ、その都度、感涙してました。あれも名画ですねえ。ミュージカルの最高峰だと思います。

 最近は映画館に行かずに、BS1で見ることが多くなりました。先日は日本映画「絶唱」(山口百恵主演)を見ましたが、この物語の内容にびっくりしました。確かに純愛物ですが、愛する男性が戦争から帰還したときにはすでに遅く、彼女は亡くなりました。それでも、結婚式をして、葬式をする、まさか?ですよね。詩社との結婚式は、まるで横溝正史的な話じゃないですか、現実的じゃないです。原作ではきっと、地主の家の男性が戦後、小作達に土地をわけるような話だったのではと思いました。ある種のプロレタリア文学だったのではないでしょうか。映画はそこの視点はあまり出していなかったけど。

 ほかにも「若い人」も見ましたね。でも、なんとも・・・。私が邦画で一番名画だと思うのは、「砂の器」です。千葉県知事の森田健作もちょい役で出ています。

 ということは、私の人生でのベスト3は、「エデンの東」、「サウンドオブミュージック」、「砂の器」ですかね。「薔薇の名前」も面白かったけれど、ベスト5かなあ。

 昨日、亡くなった三浦春馬君のドラマの最終回がありました。彼の死で、たった4回で終わってしまったドラマ、ちょっと消化不良でしたが、4回目は、彼が亡くなってから撮影したんだろうなと思いました。関係者は本当にがんばったと思います。彼が生きていたら、どんな展開があったのかなあ、残念ではありました。三浦春馬君、ジェームス・ディーンに似ていると、「エデンの東」をみて思いました。ナイーブでちょっとワルそうで、壊れそうで、美しい・・・。本当に残念です。

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2 コメント

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砂の器 (笛吹ワイフ)
2020-10-08 20:33:35
中学1年の時、学校の図書館で本読んでいたら国語の先生が調べものにいらして、色々読書の話をしました。先生が「一番感動したのは”砂の器”です。」とおっしゃていました。早速読んでみましたが、胸を締め付けられるような辛い物語でした。同じ頃、学校の礼拝にライ病で施設に暮らす患者さん達が招かれていらしてお話をして下さいました。45年前の事ですが、とても印象に残っています。その頃、既にライ病は、治る病気と分かっていたのに、ほんの最近です。償われたのは。
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あの光景は忘れられません (黒二毛(管理人))
2020-10-08 23:16:24
砂の器の主人公の幼年時代、ハンセン氏病患者の父親と一緒に巡礼の旅の姿、本当に切なかったです。
樹木希林さんが演じた映画「あん」も、同じ主題でしたね。世間の先入観は、本当に恐ろしい。
関東大震災の時の朝鮮人が井戸に毒を入れたというデマで大勢虐殺されたのを思い出します。
大衆は、時として信じられない暴力を引き起こす。
歴史の中でどれだけの人が、非業の死を迎えたか。名前もわからないまま死んだ人たちが大勢いたのです。私たちはそれを知らなくてはいけないと思う。
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