週刊文春の阿川佐和子と内野聖陽の対談を読んでから、この映画を見たくなって彼氏を誘ってさっそく、昭島MOVIXで見てきました。9時50分開演の回でしたが、がらがらでした。
私は古文書が趣味なので、当然、春画にも興味がありました。そして、そのタイトルだからと期待して見に行ったのですが、正直これはどうなの?という内容で、がっかりでした。コメディなのかどうか、意図しているものは分かりませんでしたが、終始笑いをこらえていました。そして、春画の奥深さを強調している割に、薄っぺらな内容だと思わざるをえませんでした。そして、もう、映画を見に行くことはやめようとまで思いました。彼氏までつき合わせて、本当に心苦しい極みです。
結局はSMとか愛の多様性を謳っているのか、なんだかわかりませんでしたが、もやもやが残ってたまりませんでした。昨夜見たNHKの冒険番組「松本人志と世界LOVEジャーナル」の方がよほど愛を語っていた気がしますよ。セルフプレジャーにはとても興味を持ちましたし。この映画で春画先生が言っていた、痛みが快感に変わるというのは、普遍的なことではないと私は思います。それはSMを正当化したいがための論理ではないかしら?暴力から、つまり、虐待から快感を得るなんてことはありえません。なんとも、がっかりな内容で、「金返せ」と言いたいです。聖水とごまかして白ワインとビールを混ぜた飲物には、ちょっと試してみたいとは思いましたけどね。あ~あ、俳優とは因果な商売。