ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

やっと新緑の季節

2010年05月02日 23時09分37秒 | 日常

 早番の日は、朝早く家を出るので、近所の散歩ができませんでしたが、今日から2日の休みになり、また散歩を再開しました。最近まで寒い日があったのが嘘のように、新緑がとてもきれいでした。今日も暑くなりそうだと痛感しました。春を通り越して初夏になりそうです。

 公園で見つけた、不思議な植物。夫は、シダではないかというのですが・・。

 今日は、叔父が就職祝いをしてくれるというので、夫と二人で日本橋に出かけました。去年、父の13回忌で愛知県に行ったときに三岸節子記念館を見たのですが、その三岸節子の展覧会が日本橋高島屋で10日まで開催されているので一緒に見ようということになったのです。去年、記念館で見た作品はあまり覚えていないのですが、今回の展覧会は彼女の代表作を年代ごと、地域ごとにまとめ、日記の抜粋もいくつか作品と一緒に展示されていて、とても興味深いものでした。

 70過ぎてもさらにエネルギッシュに描き続ける姿は、本当にすごいと思いました。まだまだ自分には足りない、もっと生きたいというその魂の叫びに圧倒されました。日本にこんなすごい女流画家の巨匠がいたなんて!私の大好きなイタリアの風景も、捉え方が見事です。彼女は決して売れる絵を描いたわけではなく、描いた絵が売れただけなのです。最初に31歳でなくなった彼女の夫の絵、最後に彼女の息子の絵が並んでいましたが、私にはそれらの絵は、彼女の絵には遠く及ばない、なんだかきっちり整理された冷たい絵にしか思えませんでした。

 本当の画家は、魂を削って描いているのでしょう。彼女には、それでも90代まで生き抜くすさまじいまでの生命力があったのです。炎の画家、日本にありき。

 彼女の日記を読んでみたくなりました。でも、最近出版されたその日記、出口で販売していましたが2300円、ちょっとイタイ。図書館に入るまで待とう・・・(私は小さな魂だこと!)。

 叔父と夫と3人で、ランチをどこで食べようかと、最初は高島屋新館のレストラン街に行きましたがどの店も行列です。じゃあ、外に行こうと表に出て、遠めに見える老舗レストラン「たいめいけん」にしようか、コレド日本橋のレストラン街にしようかと迷っていたら、やはり「たいめいけん」には行列が・・・。そこで、昔は日本橋の東急百貨店だった場所に出来たコレド日本橋に行き、天ぷらが食べたい(夫の希望)ということで、魚新に入りました。そしてランチのコースと、お酒が大好きな叔父と夫と私で、ビールと日本酒も飲み、おいしい天ぷらに舌鼓を打ってご機嫌な時間をすごしました。子どもの頃から親しんでいた「白木屋」こと東急が、こんなに変わってしまったなんて、時代の流れでしょうか。50年以上生きているんだからそれもしかたのないことですね。それにしても、百貨店がどんどんなくなっていくのはなんだかさびしい気がします。

 数日前から今日のことが決まっていたので、おとといは帰宅途中の西八王子の和菓子屋で、「八王子千人町」という銘菓を買っておきました。それと、最近せっせと作っている「金平糖袋」の新作を叔母にと持って行きました。今回のはこちらです。

 

 私のGWの唯一のイベントが、今日の出来事でした。

 そうそう、今日は京王線が朝、武蔵野台の人身事故の影響でダイヤが乱れに乱れて、本当にドキドキしてしまいました。最寄り駅から新宿まで、1時間以上かかったのです。まいりました・・・。新宿からは神田までJR、それから地下鉄ニのって日本橋に行きました。東京都日本橋、蛎殻町、1丁目、2番地、ぶった屋のつねこさんが・・・、なーんて子どもの頃よく遊びましたっけね。

 今日は三岸節子からパワーをもらえたようで、楽しい一日でした。52歳なんて、まだまだひよっこのような気がする・・・?!

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