ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

エイズ猫、力尽きる

2008年11月02日 00時46分01秒 | 日常

 今朝(11月1日)、夫が、2階のチビ(エイズ猫)が冷たくなっていると言って降りてきました。びっくりして様子を見に行くと、確かに、死後硬直していました。昨夜寝る前に猫部屋の電気を消したのですが、その時、チビの様子をそれほど確認しなかったのです。ここ数日、食欲がなくて、そろそろかと思っていました。

 もともと、鼻炎持ちで去年の6月にエイズを発症し、体重激減でしたが、必死で食べる姿は恐ろしいほどでした。このところ、本当に息が苦しそうでしたがどうすることもできず、ただそばで見ているだけ・・・。生粋のノラで、なかなかコミュニケーションが取れなかったのですが、最近は名前を呼ぶとそばに来るようにはなったのです。なでると喜んでいるようでもあり・・・。でも、10年、エイズ猫ということで一部屋に隔離して飼育し、おととしの12月からは義母の猫2匹も加わり、最初は家族のようだったのがストレスで発症させてしまったのでした。

 日々の苦しい状態から解放されたからか、チビの死に顔はとても安らかでかわいかったのです。もともとは本当にかわいい顔していたんです。

 

 今日は私は叔父の告別式に出るため、夫が高尾霊園に連れて行くことになりました。もともと、彼が団地で保護した猫ですから、しかたないですね。

 病気で亡くなるというのは、苦しみから解放されることなので、ある意味、幸せだといえるのではないでしょうか。

 夫は今日の澄み渡った青空の下、チビの亡骸を連れて行きながら大泣きしたそうです。

コメント (1)
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