TINKERBELL BLOG

茨城県取手市「美容室アトリエティンカーベル」ティンカーベルのスタッフを身近に感じていただければ嬉しいです

雨の屋久島、宮之浦岳その3

2014年05月23日 | Weblog
2日目をスタートしました。
濡れたテントや着替えが水を吸って重みを増しています。
雨で有名な屋久島は1カ月で35日雨が降ると言われるほどで、その雨に当たることこそ屋久島登山の醍醐味なのだ…なんてことを考えながら順調に歩き続けます。カッパのフードを被ると暑いので、やっぱりツバの大きなゴアのハットが良かったかな~でも大きくてかさばるし…軽量化したんだから仕方ないよね~、頭の中はそんな事ばかりでした。
縄文杉を越えると途端に人が増えてきました。もうそこはハイキング的観光客も入れる領域です。トロッコ道をひたすら歩き、すれ違う団体に苦労しながらもスピードを上げます。見上げるとハート型に空が見えるウィルソン株なんかは貸切でかなりラッキーでゆっくり撮影しました。(4枚だけど…笑)
やがて楠川分かれの分岐に来ました。ここが白谷雲水峡と荒川登山口の分かれ道です。さて、雨は降り続けていますが、強くはないので白谷雲水峡に向かいます。たぶん仲間達もこちらを選択するでしょう。
ここでひと山越えます。思いのほか長くキツく感じました。行き交う人もなく、ちょっと不安でした。が、ようやく一人雲水峡を越えて来た人と会いました。「沢の水量はどうですか?」「いやこの位だと大丈夫ですね」。こんな会話をしながら進みます。途中で雨足が強くなり、ちょっと不安になりましたが長くは続きませんでした。
やがて吊り橋にたどり着きました。さらに観光地ムードが出てきました。白谷雲水峡を楽しみながら下山していると、管理楝が現れました。長かった屋久島縦走も終わったのです。
管理楝にはバスの時間が張り出してありました。約50分後に宮之浦港行きのバスが来ます。
その時、携帯にメッセージが入りました。「いま縄文杉です」え?
じゃまだ何時間もかかるじゃん。でも送られた時間を見ると、3時間以上前でした。そうすると…
地図を広げて時間を計算すると、そろそろ着いてもいい頃です。
カッパを脱ぎ、着替えを済ませてバスに乗る準備をします。あと10分でバスが来ます。待っていて良いのか、それともすでに下山を終えてタクシーで山を降りてしまったのか…

そのあとのバスになると3時間ほどないので、このバスで街まで降りた方が連絡がつきやすいのか…それとも待ってみるべきなのか。
再び雨足が強くなる中、そんな事を考えながら下山してくる登山者を見ていると…
仲間の一人がずぶ濡れで前髪を顔にベッタリ張り付かせながら到着しました。
「おお!○○さん!」
「おー!良かった間に合った」
「みんなは?」
「とりあえず誰かがバスに間に合ったら、バスの前に寝転んで止めておくことになってる」
…(^^;)
続けてあと2人が到着。
「えー?先に着いてたの?」
残る一人はどうしたんだろう?
あと3分でバスが来ます。
どうやら最後の分岐でバス乗り場ではなく、駐車場の方へ下ったみたいです。みんなとは別の方から必死の形相で現れました。
「良かった間に合ったー(笑)」
ということで全員集合しました。
そしてバスに乗り込みます。

揃った5人はどうしたんだろう…
その4へ続く…(笑)
コメント
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