テント場はまるっきり独りです。
早々にテントを張り、しゃがみこんでカレーを作りました。オマケに明日の朝のおにぎりも作りました。
この気温じゃ冷蔵庫に入れたおにぎりになりそうなので、平たくしてフライパンで温められるようにしておきます。
寒くなってきたので、テントに潜り込み夕日が沈む間際の赤くなる様を見ようと思っていましたが、結局ガスが立ち込めてきたので諦めて17時前に寝てしまいました。
早起きするつもりですが、予定の時間まで10時間以上あります。ここのところ、そんなに長く寝たことないなぁ…。あまりにも早く寝てしまったので、目覚めは21時過ぎでした。
思わず笑ってしまいました。
いくらなんでもそれはないっす。
もちろん二度寝します。
2度目の目覚めは24時でした。
頑張って三度寝します。
やっとの思いで2時半に目覚めました。仕方ないので、もぞもぞ起きてゆっくり支度します。
昨日のおにぎりを温めていたら、クッキングシートが破れてチャーハンになってしまいました。味噌汁も入れてそれらしい朝食になりました。
スタートはのんびり用意しても4時前になりました。ま、ゆっくり行くか…。
真っ暗な中、ヘッドランプを頼りに進んで行きます。野生動物のうごめきに怯えながら、甲高いかけ声を出しつつ進んでいきます。
ここは道迷いによる遭難多発地帯です。おまけに暗い、さらに月明かりも今日は無し。まったくの闇です。
慌てているわけでもないので、ゆっくり踏みあとや赤テープを確認しながら進みました。
それでも何度もルートを外してしまいました。これはすぐに気が付いて復帰出来ましたが、一度だけ大きくそれてしまいました。道のようでもあるし、そうでないようにも見える。入り込んだところにはちゃんと赤テープもある。
暗いのでいつもの何倍も周囲をよく見ます。山を始めた頃の自分だったらこのまま進んだと思います。何度かそういう経験もしました。無理やり突き進んで登山道に復帰したこともあったなぁ…。
でも今日は違います。戻りました。
やり直しです。考えられるとすれば…こっちかな?
はい、当たり。
おかしいな?と思ったら早めに戻ってもう一度確かめる。これが安全かつ結果的に早いと思います。
それにしても日の出が遅くなりましたね。かなり進んだところでやっと明るくなり始めました。
稜線が広くなるところで迷うことが多い気がしました。周囲は美しいです。見とれながら歩くと赤テープを見失います。見とれたい時は立ち止まり、テープを探すときは周囲を広く見れば大丈夫です。
やがて若い唐松が鬱蒼と広がる斜面に出ます。背丈程の松を漕ぐと、どちらに行くか分からなくなります。ためらわずに戻ってもう一度確かめます。足元の踏み跡はしっかりしています。
やがて和名倉山に取り付きますと、分岐が2ヶ所あらわれます。間違いやすいところには道標が立てられていました。山頂は平で森の中ですから、入り口をしっかり確かめていくと冴えない山頂が…。ここ和名倉山は、ここに向かう行程そのものを楽しむ山だと思います。唐松の黄葉は素晴らしい雰囲気でした。
時間も早いので、のーんびりしていました。下山中も随所で足を止めて眺めて過ごしました。とくに東仙波から見た唐松と笹藪のコントラストは特に美しいです。
何度もコーヒーを入れてチョコレートを摘まんだりしました。
やっぱりのんびり歩くと気持ち良いですね。久しぶりの感覚です。
やがてテント場まで戻って来ました。
昨晩の露がまだたっぷりとテントの生地についています。バサバサと払って、それなりに少し乾かしましたが、ちゃんと乾くには相当時間がかかりそうです。
だいたいのところで収納しましたが、あとは自宅で干すことにします。
ここでも慌てることなくのんびり片付けのんびりコーヒー飲んでおやつを食べました。
そしてゆっくり林道を下って行きます。ここはもう登山道という感じはなく、まさに長い林道です。
1時間半ほどで登山口に戻って来ました。
車を停めさせていただいた民宿のおばちゃんに挨拶して荷物を放り込みます。
『お茶いれたったから、休んでいきなしぇ』
話相手が欲しかったのか話好きなのか、お茶が減るとすぐ継ぎ足すのでなかなか腰を上げられません(笑)。
将監小屋のご主人のことも話題に上がりました。
キノコ狩りの途中で滑って堕ちたようです。その後の管理はどうなるのでしょうか?の問いには、ご兄弟もいらっしゃるので、誰かがやらないともったいないだろう…と答えてくれました。
今後のことは未定のようです。
他の遭難者のことにも触れてくれましたが、やはり何人も眠っているようです。
終始独りで過ごし、色んなことを考えさせられる山でした。
早々にテントを張り、しゃがみこんでカレーを作りました。オマケに明日の朝のおにぎりも作りました。
この気温じゃ冷蔵庫に入れたおにぎりになりそうなので、平たくしてフライパンで温められるようにしておきます。
寒くなってきたので、テントに潜り込み夕日が沈む間際の赤くなる様を見ようと思っていましたが、結局ガスが立ち込めてきたので諦めて17時前に寝てしまいました。
早起きするつもりですが、予定の時間まで10時間以上あります。ここのところ、そんなに長く寝たことないなぁ…。あまりにも早く寝てしまったので、目覚めは21時過ぎでした。
思わず笑ってしまいました。
いくらなんでもそれはないっす。
もちろん二度寝します。
2度目の目覚めは24時でした。
頑張って三度寝します。
やっとの思いで2時半に目覚めました。仕方ないので、もぞもぞ起きてゆっくり支度します。
昨日のおにぎりを温めていたら、クッキングシートが破れてチャーハンになってしまいました。味噌汁も入れてそれらしい朝食になりました。
スタートはのんびり用意しても4時前になりました。ま、ゆっくり行くか…。
真っ暗な中、ヘッドランプを頼りに進んで行きます。野生動物のうごめきに怯えながら、甲高いかけ声を出しつつ進んでいきます。
ここは道迷いによる遭難多発地帯です。おまけに暗い、さらに月明かりも今日は無し。まったくの闇です。
慌てているわけでもないので、ゆっくり踏みあとや赤テープを確認しながら進みました。
それでも何度もルートを外してしまいました。これはすぐに気が付いて復帰出来ましたが、一度だけ大きくそれてしまいました。道のようでもあるし、そうでないようにも見える。入り込んだところにはちゃんと赤テープもある。
暗いのでいつもの何倍も周囲をよく見ます。山を始めた頃の自分だったらこのまま進んだと思います。何度かそういう経験もしました。無理やり突き進んで登山道に復帰したこともあったなぁ…。
でも今日は違います。戻りました。
やり直しです。考えられるとすれば…こっちかな?
はい、当たり。
おかしいな?と思ったら早めに戻ってもう一度確かめる。これが安全かつ結果的に早いと思います。
それにしても日の出が遅くなりましたね。かなり進んだところでやっと明るくなり始めました。
稜線が広くなるところで迷うことが多い気がしました。周囲は美しいです。見とれながら歩くと赤テープを見失います。見とれたい時は立ち止まり、テープを探すときは周囲を広く見れば大丈夫です。
やがて若い唐松が鬱蒼と広がる斜面に出ます。背丈程の松を漕ぐと、どちらに行くか分からなくなります。ためらわずに戻ってもう一度確かめます。足元の踏み跡はしっかりしています。
やがて和名倉山に取り付きますと、分岐が2ヶ所あらわれます。間違いやすいところには道標が立てられていました。山頂は平で森の中ですから、入り口をしっかり確かめていくと冴えない山頂が…。ここ和名倉山は、ここに向かう行程そのものを楽しむ山だと思います。唐松の黄葉は素晴らしい雰囲気でした。
時間も早いので、のーんびりしていました。下山中も随所で足を止めて眺めて過ごしました。とくに東仙波から見た唐松と笹藪のコントラストは特に美しいです。
何度もコーヒーを入れてチョコレートを摘まんだりしました。
やっぱりのんびり歩くと気持ち良いですね。久しぶりの感覚です。
やがてテント場まで戻って来ました。
昨晩の露がまだたっぷりとテントの生地についています。バサバサと払って、それなりに少し乾かしましたが、ちゃんと乾くには相当時間がかかりそうです。
だいたいのところで収納しましたが、あとは自宅で干すことにします。
ここでも慌てることなくのんびり片付けのんびりコーヒー飲んでおやつを食べました。
そしてゆっくり林道を下って行きます。ここはもう登山道という感じはなく、まさに長い林道です。
1時間半ほどで登山口に戻って来ました。
車を停めさせていただいた民宿のおばちゃんに挨拶して荷物を放り込みます。
『お茶いれたったから、休んでいきなしぇ』
話相手が欲しかったのか話好きなのか、お茶が減るとすぐ継ぎ足すのでなかなか腰を上げられません(笑)。
将監小屋のご主人のことも話題に上がりました。
キノコ狩りの途中で滑って堕ちたようです。その後の管理はどうなるのでしょうか?の問いには、ご兄弟もいらっしゃるので、誰かがやらないともったいないだろう…と答えてくれました。
今後のことは未定のようです。
他の遭難者のことにも触れてくれましたが、やはり何人も眠っているようです。
終始独りで過ごし、色んなことを考えさせられる山でした。