さて出発です。
テント泊手形(受付証)を小屋に返しに行くと、同世代の男性が荷物を入り口に準備していました。
ずいぶん早いな…。
お互いにそんなことを思っていたでしょうね。
『どちらまで?』
『一ノ沢までです』
『夜道ですから十分気をつけて』
ありがとうございます。
もう夜道というものにもすっかり慣れてしまった僕。この緊張感と孤独感が好きなのかもしれませんね。
足元を照らすのはヘッドライト1つだけ。
GPSで執拗にルートを確認してゆっくりと進んで行きます。
集中力が増し、確実な一歩を積み重ねていきます。往路とは違ってそれぞれの山頂を巻いて行きます。一度通っているのでどんな足場かどんな傾斜かよく覚えていました。
途中の鞍部で星空を見上げると天の川がはっきりと確認できました。
写真に収めてみようと思いましたが、レリーズも持ってきていないし知識も甘く、上手く撮影できませんでした。いつか目を見張るようなシーンを収めたいものです。
復路はとても楽に感じました。
思っているよりもずっと早く常念小屋に到着しそうです。
常念小屋までの最後の下りでご来光を拝みました。
小屋前の鞍部には多くの人達がご来光に目を向けています。
やがて僕もその鞍部に到達しました。
そこはコマクサの群生地です。朝日が水平にコマクサを照らしています。日中に撮影すると砂礫の中にぼんやりとしか映り込まないコマクサも、光の角度でこんなにもきれいに映ってくれました。
時刻は午前5時を少しまわったところです。小屋前のテーブルでコーヒーとオヤツをいただきました。
そして地図をながめ蝶ヶ岳まで行こうかどうしようか考えてみます。
実際には問題ない時間で到達できますが、一ノ沢までタクシーを呼んで車まで戻ると思うと、今日のところはここまでにしておこうと決めました。
その7に続きます。
テント泊手形(受付証)を小屋に返しに行くと、同世代の男性が荷物を入り口に準備していました。
ずいぶん早いな…。
お互いにそんなことを思っていたでしょうね。
『どちらまで?』
『一ノ沢までです』
『夜道ですから十分気をつけて』
ありがとうございます。
もう夜道というものにもすっかり慣れてしまった僕。この緊張感と孤独感が好きなのかもしれませんね。
足元を照らすのはヘッドライト1つだけ。
GPSで執拗にルートを確認してゆっくりと進んで行きます。
集中力が増し、確実な一歩を積み重ねていきます。往路とは違ってそれぞれの山頂を巻いて行きます。一度通っているのでどんな足場かどんな傾斜かよく覚えていました。
途中の鞍部で星空を見上げると天の川がはっきりと確認できました。
写真に収めてみようと思いましたが、レリーズも持ってきていないし知識も甘く、上手く撮影できませんでした。いつか目を見張るようなシーンを収めたいものです。
復路はとても楽に感じました。
思っているよりもずっと早く常念小屋に到着しそうです。
常念小屋までの最後の下りでご来光を拝みました。
小屋前の鞍部には多くの人達がご来光に目を向けています。
やがて僕もその鞍部に到達しました。
そこはコマクサの群生地です。朝日が水平にコマクサを照らしています。日中に撮影すると砂礫の中にぼんやりとしか映り込まないコマクサも、光の角度でこんなにもきれいに映ってくれました。
時刻は午前5時を少しまわったところです。小屋前のテーブルでコーヒーとオヤツをいただきました。
そして地図をながめ蝶ヶ岳まで行こうかどうしようか考えてみます。
実際には問題ない時間で到達できますが、一ノ沢までタクシーを呼んで車まで戻ると思うと、今日のところはここまでにしておこうと決めました。
その7に続きます。