寒くて目覚めた僕は「奥ダボススノーパーク」へ向かいました。
リフト1回券を買って(500円ですが、磁気カードを返すと100円戻ってきます)ゲレンデトップまで行きます。
小学校と中学校は一緒だったけど、特別な仲良しという訳でもなく、どちらかというとK君は運動神経良かったから羨ましいと思って見ているだけでした。
少し距離を保って食事しました。
いきなり5mで尻もちつきました。
それからというもの、緩い斜面を楽しく滑り降りる事が出来ました。
K君の車が停まっています。
そう、今日はK君とバックカントリーの約束がありました。
K君には申し訳なかったのですが、車も別々にしてもらいました。
K君は快諾してくれました。
根子岳は初めて登りますが、バックカントリーとしてはかなり初心者向けで、雪崩たりする斜面が少ないのが良いですね。
山での滑走感はまだまだ得られないので、滑る為に登るというよりは登るための道具という感じです。
雪山に登るたび、いつかは滑って降りたいと思ってから8年の歳月が流れました。
リフト1回券を買って(500円ですが、磁気カードを返すと100円戻ってきます)ゲレンデトップまで行きます。
なだらかな斜面が
広がり、なめらかに山頂に向けて傾斜が付いています。
これは滑りやすそうです。
僕でも行けるかも。
K君は今シーズンからのBCデビューですが、まるで玄人。道具も知ってるし、滑るラインも分かっていました。
彼のスキーの腕前はクラウンです。
クラウンってスキーの王様です。
羨ましいけど、苦労して練習したんでしょうね。努力の結果ですよね。
小学校と中学校は一緒だったけど、特別な仲良しという訳でもなく、どちらかというとK君は運動神経良かったから羨ましいと思って見ているだけでした。
まさか、こんな日が来るとはね。
山登ってるって聞いたけど、ガンガン登ってるんだろうなーと思っていました。
プチ同窓会で会った時に自分の横をポンポン叩いて『ここに座って』と言ってくれ『いつか一緒に登ろう』という話だけはしました。
それがまさかこんな風に現実になるとはね。
自分の同級生でこんなことしてくれる人はいなかったので、素晴らしい景色や自然に懐かれた感覚を口にしても独りよがりでした。
今更ながらに親友が出来てとても嬉しいです。
やがて山頂に着きました。
『連れて行ってよ』と言われていたのに、すっかり僕が着いて行く立場になっていました。
少し距離を保って食事しました。
『あの山は黒姫とかかな? その奥は北アじゃない?』なんて言いながら。
さて滑り降りますか。
いきなり5mで尻もちつきました。
『やっぱりこんなもんか···』
がっかりしました。
でもスキー場のコース脇と変わらないような気もするなぁ。
そう思ったらなんだか気楽になりました。
K君の前でカッコつける気持ちも無くなり、ただひたすら楽しもうと思いました。
すると、あれれ?
ちょっと上手く滑れたような。
それからというもの、緩い斜面を楽しく滑り降りる事が出来ました。
K君にはちょっと物足りなかったと思いますが、今の僕には満足です。
K君ありがとうございました。
おしまい。
※本日、緊急事態宣言が再び発令されました。
注意に注意を重ねて来ただけに悔しい思いでいっぱいです。
でも、スキー場で見かける大人も若者も残念なほど無防備でした。
仕方がないですね、分かりきった結果かもしれません。