コブ特訓でボロボロになった翌日です。
朝のうちは小雪が舞う天候。
午後いきます。
『テレマークでコブはねぇ、ちょっと敷居が高くて。避けてたんですよ』
滑り込むほどに深くなるコブ。
陽も傾き、ラスト一本となりました。
前日も16時30分のラストまで頑張って滑りました。
靭帯が切れたままの左膝が痛み出して、限界を迎えると同時の終了でした。
夕飯は中華丼と余った明太子、シュークリームのおやつとブラックコーヒー。
21時30分に就寝しましたがスマホの通知音をオフにし忘れたままミノムシ(寝袋ね)になったので鳴るたびに起きました。
早寝したのでまず23時過ぎに目が覚めました。
そして身体が痛くなって2時に再び目覚め、一度からだを起こしました。
しばらくスマホをチェックして三度寝に突入。
6時過ぎに再びスマホに起こされました。
朝食はアラビアータのパスタ。
葉っぱとウインナーをトッピングしました。
腹持ち良くして練習に打ち込む作戦です。
朝のうちは小雪が舞う天候。
ガリガリのバーンにうっすらと新雪が乗るというコンディションです。
フリーランを3本したのちコブへ。
昨日のコブは僕のキャバを超えていたので、1番優しいコブからいきます。
ガリガリの上にのった新雪でラインも見にくく、ギクシャクしながら滑り降りました。
でも、今日の僕は誰が見てようと、後ろに人が待っていようと一切恥ずかしという気持ちを捨てました。
下手くそで何が悪い。だから練習してるんだ的な態度です。
たぶん他人は僕なんか眼中にないと思いますがね。
以前お会いしたテレマーカーを見かけました。
相変わらずきれいな滑りです。
アルペンスキー極めたっぽい方なので、基礎がちゃんとしてるんですね。
11時過ぎ、晴れてきて気温が上がり始めると雪が緩んで滑りやすくなりました。
と同時に喉がカラカラ。
結局11時30分にお昼ご飯にすることにしました。
お昼ご飯は袋麺の焼きそばにあまったウインナーと葉っぱ。それに玉子でーん。
コーラ飲みました。
午後いきます。
昨日のような失態を繰り返したくなかったので、一番優しいコブから入ります。
ここでストックワーク、吸収動作、内足の使い方、切り替えポイント、そしてへその向きを何度も何度も確認しました。
時々ふっと忘れるので、滑りやすいコブで身体に染み込ませる計画です。
そして時折間隔の狭いコブへ。
上手くいったら繰り返し、納得いかなければ振り出しに戻って確認。その繰り返しです。
3時になろうかという頃、朝見かけたテレマーカーがリフト降りばで待っていました。
『やっと捕まえた(笑) 帰っちゃったのかと思ったらコブ滑ってるのを見かけてね』
僕『そうなんですよ、昨日のレッスンで酷い醜態さらしたので丸一日コブを練習しようと思いまして』
『いや〜きれいな滑りしてますね』
えっ? きれいな滑り? まさか。
『朝の滑りも見かけましたよ。実にいい滑りだ』
おいおい、転んでるし。
僕『ま、まさかぁ。そんなこと言われたことないです』
たぶんたまたま良いところ見たんでしょ。
『コブもきれいに滑りますね』
じ、冗談でしょ。
『なので教えてもらおうと思って』
ま、まじすか? そんな、ありえない。
僕『じ、じ、じゃ一緒に滑りましょう』
やべぇ言っちゃった。
『テレマークでコブはねぇ、ちょっと敷居が高くて。避けてたんですよ』
と言いつつ我先にコブに入るMさん。
え? ええーっ?
なんとか滑ってる。
やっぱりアルペン上手い人は違うなぁ。
やべぇ、僕の番だ。
わわわ、見てる見てる。
ききききき緊張する。
なんとか通すと、
『いやぁきれいに滑ってる』
午前中練習しておいて良かった〜。
『なんターンか後ろ見させて下さい』
やべぇぞ、そのなんターンってのが苦手なんだ。
『今度は前から見たい』
かかかか勘弁してくださーい。
そして『なるほど分かったぞー』
ままままじすか? 分かっちゃうんですか!
やっぱりアルペン上手い人は違うんだなぁ。
『じゃ僕はこれで上がりますね、またよろしくお願いします。練習しておきますね』
いやややや、またって、ねぇ。今日は滑りやすいコブだったからいいものの、次はそうはいかないと思いますよ。
滑り込むほどに深くなるコブ。
夕方になり雪が凍り始めてきました。
ここは無理せず優しいコブの方を滑ります。
Mさんが早く上がってくれたので命拾いしました。
陽も傾き、ラスト一本となりました。
今日のコブ、最終滑走者です。
行くぞ、今日の集大成。
ドテっ!
痛っ!
結局こんなもんでした。