ここのところスキーシーズンが終わってしまった僕は完全にスキーロストに陥っています。
なんとお若い女医さんでした。
何もやる気が起きないのです。
いつもなら登山モードにスッパリと変更できるのに、いったいどうした事だ。
梅雨に入り天気もぐずついてるいるのも要因ですが、登りたい山も歩きたいトレイルも手軽に行けるところではないというのもあります。
スキーシーズンは毎週片道4から6時間長距離運転の連続だったのもあると思います。
年齢的なものもありますが、とにかく身体が疲れていると感じます。
そんな時は気持ちに逆らわず、スキーシーズンには出来なかったことを少しずつ片付けて行こうと思いました。
健康診断、スキー板にビンディングを取り付ける、車室の変更、これから歩くトレイルの計画、そして手首の治療⋯。
まず、この冬から気になって目立ってきた「手首のガングリオン」の治療に行くことにしました。
とにかく病院はめんどくさい。
それでなくてもだんだんと医者との付き合いが増えてきていますから。
ガングリオンは関節を包む袋が突き出ることで、関節などの曲げ伸ばしを滑らかにする滑液が流れ込み、ゼリー状になって溜まることで発症します。
原因ははっきりと分かっておらず、自然に出来ることが多いです。
僕はガングリオンを3回経験していて、最初は高校生の時でした。
この時は手首の甲でした。
極貧生活の僕は医者に行くこともせず、部活でやる腕立て伏せも手首を曲げられないので「指立て伏せ」をしていました。
何も知らない僕はついに苦しさから接骨院に行ってみました。
接骨院の先生は「ああ、ガングリオンだな。潰れれば治るんだよね」と言って思いっきり潰しにかかりました。
痛くて痛くて脳天が痙攣する思いでした。
「う〜ん、潰れないなぁ」と言ってその日は終了。もちろんその後は接骨院には行くことなく、ひたすら我慢していました。
それもついに限界を迎え、今度は整形外科を受診しました。
整形外科の先生は「ガングリオンですね。注射器で吸い取ります」と言いました。
すると中から出てきたのは血まみれのゼリー状の物体。あの時潰しにかかった接骨院の処置にて出血していたのでした。
僕は目の前がクラクラして貧血気味になってしまいました。
注射器で吸い取った手首はすっきりとし、曲げ伸ばしもいとわなくなりました。
なーんだ早く行けば良かった。
その後再び同じところに出てきたものの、すぐに注射器で抜くことにし、今度はクラクラすることもなくすんなりといきました。
抜いた滑液はわずかに黄色味がかったゼリー状でした。
その後そこには再発しなくなりました。
2回目は右手薬指の第一関節。
ここはハサミの指を掛けるところです。
ハサミの輪っかが入らなくなり、小指に指かけを変更して対応していましたが、それも辛くなってきて遂にはハサミの輪っかが大きいものに買い替えることにしました。
ここは自分で針を刺して滑液を押し出すことに挑戦しました。
なかなか袋を破って針を刺すことができず、失敗していましたが、ある日傷口から滑液が染み出ているのを確認。
思い切ってそこから針を刺しました。
「ムニュムニュ」と音がするように滑液が出てすっきりしました。
袋を破る時は神経に触るのでとても痛かったです。
消毒に気を使い、痛みも結構すごいので真似はしないで下さいね。
そこは一発で完治しました。
そして今日。
「またかよ」という気分で順番を待っています。
順番が来たら迷わす「注射器で抜き取ってください」と言うつもりです。
なんとお若い女医さんでした。
相当優秀なんでしょうね。
見た目も美人系。
さて処置開始です。
先生「ガングリオンはどれですか?」
僕「ここです」
先生「あー、ここはね血管が複雑に入り組んでいるところなのよ。正直言ってやりたくない部分よ」
先生「あー、ここはね血管が複雑に入り組んでいるところなのよ。正直言ってやりたくない部分よ」
僕「そうなんですか。そんな気がしてました」
先生「静脈を傷つけたら100パーセントアウトです。ガングリオンがあっても生活に支障はないので安全に行きましょう」
ということで一番安全なところから注射器を刺します。
すぐにプチっと滑液が出てきました。
先生は無理に注射器で吸い取らず、押し出す作業に切り替えました。
おそらく袋は2つ。
より手首に近いところはへこみましたが、もう片方はやらないことになりました。
これはまた再発するなという印象でしたが、仕方ないですね。
ということで今回は終了となりました。
まあ仕事も出来るししばらくはこのまま生きていきます。