知る喜びと、撮る喜びのつぶやき通信  (読める限り読み文章にする。 歩ける限り撮り続ける『花鳥風月から犬猫太陽』まで)

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『最終兵器の無力化狙う米軍は、南シナ海で軍事演習継続する!』 『中国の南シナ海の3ヶ所の岩礁での軍事化、近隣諸国を脅かす』

2022-10-28 10:22:03 | 兵器・戦争

『最終兵器の無力化狙う米軍は、南シナ海で軍事演習継続する!』

『中国の南シナ海の3ヶ所の岩礁での軍事化、近隣諸国を脅かす

『バランス・オブ・パワーの矛盾、軍拡競争がつくる危険な不均衡』

 

2年前、南シナ海を巡る米中対立が改めて鮮明になり、両国は、南シナ海などで大規模な軍事演習の応酬も繰り広げきた。 先日、米インド太平洋軍司令官のジョン・C・アキリーノ海軍大将が明らかにした。 中国は、南シナ海の係争地南沙諸島に建設した人工島のうち少なくとも3つを完全に軍事化し、対艦・対空ミサイルシステム、レーザー・妨害装置、戦闘機で武装していると。 

 

さらに、ミスチーフ礁、スビ礁、ファイアリー・クロス礁でのミサイル基地、航空機格納庫、レーダーシステムなどの軍事施設の建設は完了したようで、中国が他の島々に軍事インフラを建設するかどうかはまだ監察する必要があると、述べた。

 

凄い・独裁的なリーダーが大勢いる、現在の世界の状況では、いつ局地戦の勃発から大戦に拡大するか心配です。 2年前(2020/09/19)の日経新聞の総合欄にありました表題最終兵器の無力化狙う米軍(南シナ海で軍事演習の応酬)』の記事です。  

 

日米中とASEAN諸国が2020/09/09~09/12にオンライン上で開いた閣僚会議では、南シナ海を巡る米中対立が改めて鮮明になった。 両国は7月から9月にかけて、南シナ海などで大規模な軍事演習の応酬も繰り広げた。 一連の演習からからは、『米中有事』に双方からどんな軍事作戦が展開するかを予測する手掛かりが垣間見えた。

 

中国の注意分散作戦

中国南部と南シナ海地域の陸海空軍を統合運用する「南部戦区司令部」配下の部隊が西沙諸島で演習を開始した。 ほぼ同時期、黄海では中国北部や朝鮮半島を管轄する北部戦区の部隊が、東シナ海では、同東部や台湾・日本などを含む地域を担当する東部戦区の部隊が演習した。

 

中国はこの時、インドの国境地帯で緊張状態にあった。 中印国境、南シナ海、東シナ海、黄海の「4正面」で一斉に軍を動かしたことになる。 1960年代初頭、朝鮮戦争に介入した裏で、チベットを一気に併合した。

 

米国の空母2隻作戦

ウエブ情報から引用

中国の注意分散作戦には目もくれず、空母『ニミッツとレーガン』の2隻の空母打撃軍が、南シナ海で8年ぶりの大演習をした。 『空母1隻の演習と2隻のそれでは意味合いが異なる』(防衛省情報部局元幹部)。 

 

米軍が演習の場に南シナ海を選んだ理由は『中国軍にとって同海域は、米中有事の際に最後まで温存したいSLBM搭載の原潜を展開させる場所だ。 衝突が核兵器に撃ち合いにエスカレーとしても、このSLBMが残って入れば、米軍の中国国家中枢への核攻撃をためらう。

 

昨今、王朝時代の帝王を目指している、大国の指導者たちが居ります。 大国でなくても、世襲制の帝王が居ります。 偏見では、ありますが帝王の地位、イコール核兵器所有などと錯覚を起こしかねません。

 

目下、プロイセンの将軍、カール・フォン・クラウゼヴィッツ著「戦争論 上下」を読んでいます。 今までは最もタフな著書の一つです。 あまりにタフなので、戦争についての本の並行読みを始めました。

 

孫子、マキアヴェリ、クラウゼヴィッツの3大家の著書:

❶ 孫武著『孫子』

❷ ニッコロ・マキャヴェリ著『戦術論』

❸ カール・フォン・クラウゼヴィッツ著『戦争論 上下』

 

さらに、

❹ ジョン・ルイス・ギャディス著『大戦略論』

❺ ピーター・ナヴァロ著『戦争の地政学 米中もし戦わば』

 

最近の『大戦略論』と『戦争の地政学 米中もし戦わば』は3大家の著書を引用しています。 

 

『戦争の地政学 米中もし戦わば』の中にありました。 抜粋・引用です。 

 

歴史上、強大な覇権国家は、突然、新興国家が表舞台に踊り出て、当時の文明をリードする存在になると、この劇的な勃興に覇権国家はショックを受け、対抗策をとろうとして、競争から対立が生まれ、それがついに衝突に発展したケース;

 

『スパルタとアテネ』のペロポネソス戦争であり、

『大英帝国とドイツ帝国』の第一世界大戦である。

 

この実例二つだけでは、証明にならない。 世界史を概観すると、1500年以降、中国のような新興勢力がアメリカのような既存の大国に対峙した15例のうち、11例において(70%以上の確率で)戦争が起きている。

 

シカゴ大学教授ジョン・ミアシャイマー史が『大国政治の悲劇』の中で展開しています。 特に『第一の仮定・無政府状態』全く同感です。 人類は無法治状態であること、拙ブログ『人類は、二度と核兵器は使えない(好奇心は探る-戦争のこと)』で触れております

 

第一の仮定

『世界体制は無政府状態だ(つまり国家を取り締まる権威をもった組織は存在しない)』

 

第二の仮定

『すべての国家は軍事力、つまり戦争のための兵器を増強する』

 

第三の仮定

『他国の真意を知ることは不可能だ』

 

『武器の発達は戦争(戦略論)を変えてきたか、抑止は可能か』をこれから調べて、勉強していきたいと思っています。

(記事投稿日:2022/10/28、#592)


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