原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

ダイエットは“目立たないように”しよう。

2010年04月22日 | 医学・医療・介護
 20歳代前半からウン十年来、165cm、47㎏の体型をキープし続けている原左都子にとっては “体重を減らす”という意味での「ダイエット」とは今までの人生において無縁であると言える。 ただし、健康と美容目的で自分が理想とする上記体型維持の潜在意識は強靭なものがあり、その潜在意識に従った行動パターンを展開する日々ではある。(毎日かかさず体重計に乗ったり、ジムでトレーニングしたり、とかね…)


 話が本題よりズレるが、先だっての「原左都子エッセイ集」のバックナンバー 「男に翻弄される人生の行く末」 の記事内において評論家の岡田斗司夫氏の評論を少し取り上げさせていただいたところ、恐れ多くも岡田斗司夫氏ご本人より当該記事にコメントを頂いた。 (あのコメントは岡田氏ご本人から頂戴したものと、私はその文脈より判定させていただいているのだが。)
 一般庶民が細々と綴るこのような拙ブログにありがたくもメディアに登場している“有名人”からコメントを頂戴した訳であるが、さすがにメディアの威力とは凄いものがあると実感させられる。 と言うのも、その後私のブログ記事本体の内容は二の次で、評論家の岡田氏よりコメントが入っていることが 「凄い! 凄い!」 と周囲で話題となったのである。 (岡田氏のお蔭を持ちまして「原左都子エッセイ集」が益々世間に注目されることに相成りましたことを、この場で感謝申し上げる次第です。

 今回ダイエットには無縁の私がダイエット関連記事を綴るきっかけとなったのは、上記の岡田氏が回答者の一人として活躍されている朝日新聞の相談コーナー「悩みのるつぼ」4月17日の記事によるのだ。
 その「悩みのるつぼ」において、従来の岡田氏は“大人”の年齢層の女性からの恋愛関連相談の回答者としてご活躍だったような記憶がある。 その岡田氏が4月17日の朝日新聞の当該コーナーにおいて、何故に中学生のダイエット相談に応じているかの理由に“ガッテン!”の私なのである。

 岡田氏より我がブログに頂戴した上記のコメント内容の趣旨と意図を分析させていただくため、ネット上でそのご経歴等を確認させていただいたところ、岡田氏には“凄まじいとも表現できるダイエット経験”がおありのようである。 それ故に、朝日新聞からこの相談の回答者として名指しを受けられたのであろうかと推測する。
 (参考のため、今回の「悩みのるつぼ」における岡田氏の回答は中学生という若年者への配慮を意識したことが読み取れ、また私のような一般読者にもなかなか楽しめる内容だった。 裏ページの勝間和代氏のコーナーに関する記載が必要不可欠だったのかの是非の程はともかく…) 


 話をダイエットに戻そう。

 “体重を減らす”目的のダイエットを必要とする程体重を増やした経験がない人間にとっては、そもそも“何故にそれ程に体重を増やしてしまうのかの命題”そのものが不可解である。

 とは言いつつ、この私も高校生時代に体重が急激に増えた時期がある。 これに関しては既に「原左都子エッセイ集」のバックナンバーで披露しているのだが、大学受験の精神的ストレスで“過食症”だったためと後に自己分析している。 とは言え、元々痩せ気味の私としては体重が急激に増えたとは言えどもやっと平均体重に達した程度だったため、精神医学的知識のない愚かな親など子どもの苦しみも露知らずかえって喜んだくらいである。 受験期が終了した後に自然に精神的ストレスが消滅するのと平行して過食症状は消え去り、体重もすっかり元に戻ったのだ。

 「悩みのるつぼ」の相談女子中学生はどうやら学年一のデブであるらしい。 中2という輝かしい未来が待ち構えている若年齢の娘を学年一のデブに仕立て上げた責任は、すべて親にあるとここで断言しよう。
 人間の体型を含めた個性は様々であると言えども、我が子を決して学年一のデブに育ててはならない。 “デブ”であることが健康上もたらす悪影響が甚大であることは、既に「メタボ」報道等で市民の間で熟知されていることであろう。 にもかかわらず、何故に親が未来ある年端もいかない子の体重を管理してやれないのか??

 しかもこの女子中学生の相談の場合、学校の担任までもがダイエットに反対するのだと言う。
 学年一のデブであるならば、将来に渡る健康のためにやはりダイエットはするべきであろう。 そのダイエットの方法がこの中学生の場合目立つのかもしれない。 人目に“目立つダイエット”とは、その方法において行き過ぎがあるからこそ担任及び周囲が警告するのかもしれない。
 医学的に考察しても行き過ぎたダイエットとは百害あって一利なしであるのに加えて、リバウンドも激しいとの情報でもある。

 上記の評論家の岡田斗司夫氏のように既にメディアで名の売れた“有名人”であられる場合は、そのダイエット経験とて名声に繋がり得るのであろう。
 そうではない一般人の場合、基本的にはダイエットとは人目につかないペースで“ゆるり”と実施して、いつの間にやらナイスバディになっていた方が健康的でもあるし、周囲へのインパクトも大きいと思うのだけどね。
 (そうは簡単にはいかないからこそダイエット本が売れるのかな~~)  
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