原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

絵むすび (朝日新聞2014.11.22編)

2014年11月23日 | 自己実現
 (写真は、朝日新聞1014年11月22日 「絵むすび」に原左都子が解答したもの。)


 現在の時間多忙につき、取り急ぎ回答のみを公開させていただきます。

 本日(11月23日)後ほど、上記写真「絵むすび」回答に関する解説等の記事を下欄に追加しますので、ご了承下さいますように。
 (以上、11月23日午前9時頃公開。)

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 「絵むすび」回答に関する記載を中断しまして、大変失礼申し上げました。
 以下に、解説等を含めたエッセイ本文を公開させていただきます。


 後半戦冒頭より、表題とは大幅に話題がズレる事をお詫びしておこう。

 昨日娘の誕生日前祝いを自宅にて実施した関係で、親族である義母が我が家を訪れた。
 普段ケアマンション(介護付有料高齢者施設)に暮らす義母が訪問した際には、いつも義母所有の賃貸不動産物件に関する現状確認や今後の運用に関する方策及び展望の話題とならざるを得ない。
 そんな折、現在当該賃貸物件に於いて某トラブル(個人情報のためこの場での公開を控えさせて頂くが)が発生している。 
 こういった場合、自ずと娘の誕生祝よりも、その懸案解決に時間が取られるのはいつもの事だ。


 ここから、上記「絵むすび」解答を参照しつつ話を進めよう。

 まず、義母と血縁ではあるが未だ大学生の娘は、現時点では当該論議に於いては「第三者」の立場だ。 
 と言うのも、将来的には義母の遺産を間接的に引き継ぐ権利を有しているものの、それは父(我が亭主)の死後の話であり遠い未来の事である。 本人が未熟である事も勘案して今回は議論の外に回ってもらおう。
 上記「絵むすび」に於いて我が娘の立場にあるのが、1番の「きのこ」だ。 
 第三者「きのこ」をとりあえず直角に結ぶことにして、後は残された親族の議論結果を見守ろう。

 不動産所有者である義母は、さしずめ2番の「湯たんぽ」と言ったところか?
 現在自己物件に関して最大の権限を有しているものの、所詮近い将来他界して財産を相続人に譲る立場であり、さほどの主張はないことであろう。 ここは残された親族達が下手な争いをしないように少し配慮する事で、穏便に事を済ませたいと望んでいるのではなかろうか。 
 まさに2番「湯たんぽ」もそんな道を歩んでいると解釈可能だ。

 主たる相続人である我が亭主は、5番の「さかな」と位置付けられるであろう。
 そうであるとして、親族内で義母の財産を狙っているのが3番「柿」と4番「はさみ」であるかもしれない。 とりあえず相続権限が低い両人の相続権を合法的に保障しておかねば、主たる相続人である「魚」の権利実行がままならない。
 ここはあくまでも冷静に法制度に基づいて事を運ばないと、「柿」と「はさみ」より義母の死後、理不尽な要求を受けないとは限らない。 「さかな」よりも先に両者の道筋を考慮して結んでおこう。

 親族ではあるがあくまでも義母とは「血縁」ではない原左都子が、4番「さかな」を支援・保護する立場に回らねば事が済まないであろう。
 要するに、私自身は6番の「バトミントン・シャトル」だ。 主たる相続人である「さかな」を擁護するべく最後に「さかな」の周囲にバリアを張れば、我が任務が遂行できるとの事だ。

 (恐らく社会の高位置に付けていると自負されている???)朝日新聞「絵むすび」ファンの皆様が、上記の我が解説で今回の「絵むすび」解答方法の糸口を見出して頂けた事と察する。


 最後に原左都子の私論だが、現実社会に於いて人生経験を重ねる程に、冗談ではなく「絵むすび」の解答も容易になるとの実感が得られる思いだ。
 人々との摩擦が多い現世だが自分の立場をわきまえつつ、たとえ狭い四角四面の環境下にあろうと、他者に“道を譲る”行為を選択する事で、皆が他者との交錯を避けつつそれぞれの道をスムーズに歩んでいけそうな気もする。

 要するに「絵むすび」回答の最大の秘訣とは、狭い世界(平面四角内)に生きざるを得ない人間ども(対象物)が、如何に客観性をもって道を譲り合いつつも自分のポリシーを貫き通せるかが命題となろう。
 
 そんな人生哲学を束の間ではあるが再認識させてもらえる「絵むすび」を、今後も我が一趣味として貫きたい思いだ!