11日後にイタリア個人旅行出発を控える身としては、昨日1月15日深夜軽井沢で発生したバス事故報道に出鼻をくじかれる思いだ。
死亡した乗客の全員が大学生…。 偶然だがイタリアへ同行する我が娘と同年代の若者ばかり…
おそらく娘と同じく「卒業旅行」の意味合いで、軽井沢までスキー旅行に出かけようと志した若者も乗車していた事であろう。
さしあたり、亡くなった学生の皆さんのご冥福を祈ろう。
明日は我が身か??? まったく他人事とは思えない事故だ。
当該バスツアーは、“激安”だったらしい。 報道によれば、ツアー企画会社も小規模ならば、バス会社も同様に小規模。 特にバス会社は規定違反等により度々行政指導がなされる等、大いなる問題を内在していたこのことだ。
しかもバス乗車客である学生達のスケジュールとは、夜行にて睡眠を取りながらバス移動後、一日スキーを楽しみ、またもや夜行にて東京まで帰宅するとの超ハードスケジュールだったとの報道だ。
若さ故、無謀とも言えるそのハードスケジュールをこなせる体力があるのかもしれないが、そもそもその計画自体に無理はなかったのかどうか…
そしてたとえ学生旅行であれ、たとえ短い旅程とは言えども、20歳過ぎた成人であるならば、必ずやツアー企画会社の信頼度を調査・確認してからツアー申込をするべきだったのではないかと、酷ではあるが老婆心としては感じざるを得ない。
実は我々母娘が出かけるイタリア旅行も、“激安”と言う程までではないが“格安”の部類だ。
完全個人旅行であるが、某小規模旅行会社に航空便とホテル、そしてイタリア内移動特急列車の手配を依頼した。 昨日ちょうどその最終確認書面が自宅に到着し、この週末に娘と共に書類の“読み合わせ”を実施し出発に備える予定でいたところだ。
今回のイタリアへの旅は娘の大学卒業旅行の意味合いで出かけるため、本来ならば、娘に旅程すべての計画・実行を依頼するべきだった。
ところが、やはり旅の安全を確保するのは親であるサリバンの役目と心得る。 (出過ぎた事は承知の上で)旅行会社の選定と申し込みは母である我が氏名に於いて実施した。 その後も小規模旅行会社担当者氏と幾度もメールのやり取りを繰り返し、その信頼性の程を探る作業もした。
幸運な事には、今回我々が旅するイタリア旅行の航空会社は(国際線・国内線共に)アリタリア航空だが、過去に於いて大規模事故を発生させたとの情報はない。
更には、ローマ・フィレンチェ間を移動する高速特急列車(日本の新幹線同様の列車)に関しても 事故発生の報道を今まで見聞していない。
我々母娘の旅程ではバスを一切利用しないため、(昨日の軽井沢スキーツアー犠牲者の皆様には申し訳ない話だが)おそらく交通手段上の事故の確率は極小と判断可能であろう。
そうなると後は個人行動中の盗難等に厳重留意さえすれば、(テロに遭遇せねば)何とか命を繋ぐことが可能と判断するのだ。
それでも、昨日の死者14名を出したバスツアー報道を目の当たりにして、我々母娘は話し合った。
もしもイタリアにて母娘両者共々死亡するような事故や事件に遭遇した場合、その後遺族に迷惑を掛けないために如何なる手段を採るべきかと。
その結論とは、「イタリアにて火葬してもらい、焼け残った灰はイタリアの地に捨ててもらおう」だった。
それは、一人残されるであろう我が亭主に配慮しての結論だったのだが…。
何分、日頃手がかかる我が亭主だ。 海外旅行先で妻と娘が死んだとて、突然それを迎えに来いとイタリア日本領事館(大使館?)より電話がかかろうが、それを一人でこなせる訳もないと私は亭主に配慮してやったのだ。
ところが本日それを亭主に話したところ、思わぬ反論が出た。
「他国で家族が死んだ場合、必ずや死者の本人確認を要するであろうから、どうしても自分がイタリアに出向かねばならないはずだ。 しかもイタリア国内で火葬してもらえるなど考えが甘過ぎる。 どうせ遺体を日本に航空便で移送して日本で火葬せねばならないだろう。 それを○子(私の事)達が契約している海外旅行保険金額内で賄えるといいが。」
いやはや、こいつ(亭主の事だが)の冷静な判断の“一本勝ち”だ。
でもさ~。 あんたねえ~~。 それを私に指南するより、今は「娘と共に無事に帰国しろよ」と言ってくれるのがあんたの仕事だろうが…… それをあんたに望む私が間違っていたかなあ。
ただ我々夫婦はこういう具合にいつもぶつかり合いつつ、上手く機能しているとも考えられるから不思議だ。
話題を “激安バスツアー”で命を落としたり大怪我をした学生達に戻そう。
貴方達には、貴方達をかけがえのない存在として日々見守り心配しているご両親が存在する事だろう。
“激安ツアー”を申し込む前に、もしも貴方達が死んだら悲しんでくれるご両親及び家族の皆様が存在する事を少し慮って欲しかったものだ。
そして最後に、“激安ツアー”を企画した旅行会社、及びバス会社にもご意見しておこう。
原左都子の感覚でも、確かに国内にてバス事故が起こる確率など極小と心得る。 ただ、それを遂行するべく専門業者がその“確率の低さ”を信じ、事故発生の危険性を軽視してどうなるのか!
貴方達は、あくまでも旅行のプロフェッショナルであるべきだ!
そのスタンスに今一度戻らない事には、何処の旅行会社も経営破たんとの自滅の道を辿るであろうと伝授したいものだ。
今回のバス事故で貴方達が殺した学生達(著名大学の学生ばかりのようだが)の親族への賠償責任総額は、おそらく巨額に上るであろう…
死亡した乗客の全員が大学生…。 偶然だがイタリアへ同行する我が娘と同年代の若者ばかり…
おそらく娘と同じく「卒業旅行」の意味合いで、軽井沢までスキー旅行に出かけようと志した若者も乗車していた事であろう。
さしあたり、亡くなった学生の皆さんのご冥福を祈ろう。
明日は我が身か??? まったく他人事とは思えない事故だ。
当該バスツアーは、“激安”だったらしい。 報道によれば、ツアー企画会社も小規模ならば、バス会社も同様に小規模。 特にバス会社は規定違反等により度々行政指導がなされる等、大いなる問題を内在していたこのことだ。
しかもバス乗車客である学生達のスケジュールとは、夜行にて睡眠を取りながらバス移動後、一日スキーを楽しみ、またもや夜行にて東京まで帰宅するとの超ハードスケジュールだったとの報道だ。
若さ故、無謀とも言えるそのハードスケジュールをこなせる体力があるのかもしれないが、そもそもその計画自体に無理はなかったのかどうか…
そしてたとえ学生旅行であれ、たとえ短い旅程とは言えども、20歳過ぎた成人であるならば、必ずやツアー企画会社の信頼度を調査・確認してからツアー申込をするべきだったのではないかと、酷ではあるが老婆心としては感じざるを得ない。
実は我々母娘が出かけるイタリア旅行も、“激安”と言う程までではないが“格安”の部類だ。
完全個人旅行であるが、某小規模旅行会社に航空便とホテル、そしてイタリア内移動特急列車の手配を依頼した。 昨日ちょうどその最終確認書面が自宅に到着し、この週末に娘と共に書類の“読み合わせ”を実施し出発に備える予定でいたところだ。
今回のイタリアへの旅は娘の大学卒業旅行の意味合いで出かけるため、本来ならば、娘に旅程すべての計画・実行を依頼するべきだった。
ところが、やはり旅の安全を確保するのは親であるサリバンの役目と心得る。 (出過ぎた事は承知の上で)旅行会社の選定と申し込みは母である我が氏名に於いて実施した。 その後も小規模旅行会社担当者氏と幾度もメールのやり取りを繰り返し、その信頼性の程を探る作業もした。
幸運な事には、今回我々が旅するイタリア旅行の航空会社は(国際線・国内線共に)アリタリア航空だが、過去に於いて大規模事故を発生させたとの情報はない。
更には、ローマ・フィレンチェ間を移動する高速特急列車(日本の新幹線同様の列車)に関しても 事故発生の報道を今まで見聞していない。
我々母娘の旅程ではバスを一切利用しないため、(昨日の軽井沢スキーツアー犠牲者の皆様には申し訳ない話だが)おそらく交通手段上の事故の確率は極小と判断可能であろう。
そうなると後は個人行動中の盗難等に厳重留意さえすれば、(テロに遭遇せねば)何とか命を繋ぐことが可能と判断するのだ。
それでも、昨日の死者14名を出したバスツアー報道を目の当たりにして、我々母娘は話し合った。
もしもイタリアにて母娘両者共々死亡するような事故や事件に遭遇した場合、その後遺族に迷惑を掛けないために如何なる手段を採るべきかと。
その結論とは、「イタリアにて火葬してもらい、焼け残った灰はイタリアの地に捨ててもらおう」だった。
それは、一人残されるであろう我が亭主に配慮しての結論だったのだが…。
何分、日頃手がかかる我が亭主だ。 海外旅行先で妻と娘が死んだとて、突然それを迎えに来いとイタリア日本領事館(大使館?)より電話がかかろうが、それを一人でこなせる訳もないと私は亭主に配慮してやったのだ。
ところが本日それを亭主に話したところ、思わぬ反論が出た。
「他国で家族が死んだ場合、必ずや死者の本人確認を要するであろうから、どうしても自分がイタリアに出向かねばならないはずだ。 しかもイタリア国内で火葬してもらえるなど考えが甘過ぎる。 どうせ遺体を日本に航空便で移送して日本で火葬せねばならないだろう。 それを○子(私の事)達が契約している海外旅行保険金額内で賄えるといいが。」
いやはや、こいつ(亭主の事だが)の冷静な判断の“一本勝ち”だ。
でもさ~。 あんたねえ~~。 それを私に指南するより、今は「娘と共に無事に帰国しろよ」と言ってくれるのがあんたの仕事だろうが…… それをあんたに望む私が間違っていたかなあ。
ただ我々夫婦はこういう具合にいつもぶつかり合いつつ、上手く機能しているとも考えられるから不思議だ。
話題を “激安バスツアー”で命を落としたり大怪我をした学生達に戻そう。
貴方達には、貴方達をかけがえのない存在として日々見守り心配しているご両親が存在する事だろう。
“激安ツアー”を申し込む前に、もしも貴方達が死んだら悲しんでくれるご両親及び家族の皆様が存在する事を少し慮って欲しかったものだ。
そして最後に、“激安ツアー”を企画した旅行会社、及びバス会社にもご意見しておこう。
原左都子の感覚でも、確かに国内にてバス事故が起こる確率など極小と心得る。 ただ、それを遂行するべく専門業者がその“確率の低さ”を信じ、事故発生の危険性を軽視してどうなるのか!
貴方達は、あくまでも旅行のプロフェッショナルであるべきだ!
そのスタンスに今一度戻らない事には、何処の旅行会社も経営破たんとの自滅の道を辿るであろうと伝授したいものだ。
今回のバス事故で貴方達が殺した学生達(著名大学の学生ばかりのようだが)の親族への賠償責任総額は、おそらく巨額に上るであろう…