(写真は、本日午前中に長野県伊那市の大規模農場よりクール宅配便にて届けられた 採れたてのウドとアスパラガス。)
長野県伊那市にて大規模農場を経営されているK氏より、5月の連休中の今時分に毎年採れたてのウドやワラビ、アスパラガスをお届け頂ける事になって、今年で既に9年目を迎える。
私とK氏との出会いとは、何と!当該「原左都子エッセイ集」がきっかけである。
9年程前にネット上にgooブログにて「原左都子エッセイ集」を開設した半年後頃、ネット上の某ブログコミュニティ(現在既に廃業)に我がエッセイ集を登録した。 その直後から、有り難い事には我がエッセイ集に読者登録が殺到する現象が起きた。
未だ世間知らず(あくまでもネット世界の話であり現世では海千山千の私だが)の私は、その現象に素直に感激したものだ。
その感激を頂けた読者の一人がK氏だった。 K氏とは実に優しい人物で、私がエッセイを公開する毎に必ずや肯定的コメントをお寄せ下さり我がブログを力強く支えて下さった。
ところが、ネット世界とは私が考えていた程には甘くはなかった。 辛口論評を主柱とする我がエッセイ集が時間の経過と共にマイナスのアクセス(バッシング、誹謗中傷等々)に痛めつけられる運命にあったのは、後に考察すれば必然の現象だった。
その後コメント欄を閉鎖し、読者登録にも慎重を期しつつ現在に至っている。
そんな紆余曲折の中にあって、「原左都子エッセイ集」開設当初より9年の長きに渡り、ずっと我がエッセイ集を影で支え見守って下さっている読者の方々が、少数ながらも未だに存在する事実に感無量の私だ。
以下に、2010.5.8バックナンバー「初夏の味覚の宅配便」を紹介する事により、私とK氏とのその後の交友を紹介しよう。
日本の中央アルプスや南アルプスが展望できる信州の実り豊かな大地に大規模農場を営んでいらっしゃる “とある方” (ここでは K氏 と呼ばせていただくことにしよう)から、年に何度か採れ立ての農作物を宅配便にて我が家に直送いただくようになって、今年の春で3年目を迎える。
K氏の大農場に於ける主生産農作物はブロッコリー(K氏名付けて “ブロッ娘” 『ブロッコ』 とよみます。 K氏が可愛い娘のごとく愛を込めて育成され毎年春秋に市場に届けていらっしゃいます。) であられる。 春秋の“ブロッ娘”を中心に、早春のフキノトウ、そして今頃の季節はワラビやウドといったごとく、都会で暮らす原左都子が普段滅多に目にすることがない“土”がついたままの旬の農作物を何ともありがたいことに我が家まで直送いただけるのである。
ここで大規模農場主のK氏と私が知り合った経緯を述べさせていただくと、実はそのきっかけは この 「原左都子エッセイ集」だ。 K氏はご自身の農場経営でご多忙な中、当時まだ開設後数ヶ月しか経過していなかった「原左都子エッセイ集」をご訪問いただき、ネットという世界に未熟かつブログのあり方さえも心得ない私が綴る拙ブログの一記事一記事にコメントを書き入れて下さる等の手段で、心温まる応援を下さった方である。
その後、K氏の農場経営における“ブロッ娘”の生産拡大によるさらなるご多忙等と相俟り、現在のK氏はネット上から遠ざかっていらっしゃるようだ。 それでも今尚、過去においてブログ上で知り合った私に採れ立て農作物を直送して下さるという恩恵に授かり続けている私だ。
それにしても、K氏よりのお便りによると、自然と共存してこそ成り立つ農業世界とは“日々気まぐれに移り行く天候とのバトル”であることが今更ながら身に滲みる私である。
分子遺伝子生物学の発展が農業における品種改良にもたらす恩恵や、工業分野での技術革新の農業分野への進出による発展は凄まじいものがあることであろう。
とは言えども、農業とは“生き物”を扱う世界であるからこそ自然との共存がその主眼であり、天候や気温による打撃を直に受ける産業であることを実感させられる思いだ。
(以上、「原左都子エッセイ集」バックナンバーより一部を引用したもの。)
その後もK氏は、我が家にクール宅配便を届けて下さる事と並行して、ご多忙中にもかかわらず、必ずやその年々の農作物の出来具合や季節背景気象詳細情報等を私宛にEメールにて送信して下さるのだ。
本日朝届いたK氏よりのEメール内容の一部を(ご本人には無断ながら)以下に紹介しよう。(既に9年の付き合い故、きっと許して下さると思います…。)
さて、今年の「うど」は・・・ まあまあ太くなりました。 今年は温暖化のためか早くに葉が出始めました。 そろそろ掘り起こさねば・・・と思う気持ちをあざ笑うかの如く、天候が《いたずら》してくるんですよ。
5月3日でしたか、低気圧の影響での大風雨!凄かった!!
被覆材は土止めしてあるのが、見事にハガレ。 定植後のマルチのハガレ。 定植前のマルチのハガレ。
従業員さんと(一人は風邪で休み)二人がかりで2日掛かって直し。 一部の圃場は今春三回目の直し。
んも~、嫌になるくらいでした。 一番大変なのは《定植後のマルチはハガレ》 強風の止まない中、先ず剥がれたマルチを元に戻し、土を押さえとし盛る。 次にマルチの下になってしまった《苗》を指で探り当て引き出す。 その都度「いやいや、熊本の被災地のことを考えるとまだましよ!」と、言い聞かせながら・・・
昨日は、雨が降るとぬかるんでしまい定植機械が動けなくなるからと、急遽《定植》を敢行。 天気予報では15時~《雨》 ところが12時頃から降り始めてしまうし、それでも、15時には終了し植え直しは今日13時から3人総出でやることにしました。
(以上、我が友であるKさんよりのメール内容の一部を紹介したもの。)
いやはや大規模農場主のご負担とは、自然環境に大きく左右される故に日々格闘の毎日であられる事であろう。
にもかかわらず年に4、5度程、必ずや定期的に我が家に採れ立て野菜類をクール便でお届け下さり、更にはその都度Eメール連絡も欠かさないK氏の律義ぶりに感動させられる。
本日午前中、K氏宛に 「現役で働く男は魅力的です!」 なる表題のEメール返答をした私だ。
まさに、年金生活に入りうだうだと趣味に興じ過ぎ行く日々を何とかごまかし心の整合性を持たせつつ過ごす男どもや、天下り組織にて安穏と高給の恩恵に浸る奴らよりも…
高齢域に達し未だ現役にて自らの能動的生産力により世を動かしている男達とは、実に魅力的だ!
長野県伊那市にて大規模農場を経営されているK氏より、5月の連休中の今時分に毎年採れたてのウドやワラビ、アスパラガスをお届け頂ける事になって、今年で既に9年目を迎える。
私とK氏との出会いとは、何と!当該「原左都子エッセイ集」がきっかけである。
9年程前にネット上にgooブログにて「原左都子エッセイ集」を開設した半年後頃、ネット上の某ブログコミュニティ(現在既に廃業)に我がエッセイ集を登録した。 その直後から、有り難い事には我がエッセイ集に読者登録が殺到する現象が起きた。
未だ世間知らず(あくまでもネット世界の話であり現世では海千山千の私だが)の私は、その現象に素直に感激したものだ。
その感激を頂けた読者の一人がK氏だった。 K氏とは実に優しい人物で、私がエッセイを公開する毎に必ずや肯定的コメントをお寄せ下さり我がブログを力強く支えて下さった。
ところが、ネット世界とは私が考えていた程には甘くはなかった。 辛口論評を主柱とする我がエッセイ集が時間の経過と共にマイナスのアクセス(バッシング、誹謗中傷等々)に痛めつけられる運命にあったのは、後に考察すれば必然の現象だった。
その後コメント欄を閉鎖し、読者登録にも慎重を期しつつ現在に至っている。
そんな紆余曲折の中にあって、「原左都子エッセイ集」開設当初より9年の長きに渡り、ずっと我がエッセイ集を影で支え見守って下さっている読者の方々が、少数ながらも未だに存在する事実に感無量の私だ。
以下に、2010.5.8バックナンバー「初夏の味覚の宅配便」を紹介する事により、私とK氏とのその後の交友を紹介しよう。
日本の中央アルプスや南アルプスが展望できる信州の実り豊かな大地に大規模農場を営んでいらっしゃる “とある方” (ここでは K氏 と呼ばせていただくことにしよう)から、年に何度か採れ立ての農作物を宅配便にて我が家に直送いただくようになって、今年の春で3年目を迎える。
K氏の大農場に於ける主生産農作物はブロッコリー(K氏名付けて “ブロッ娘” 『ブロッコ』 とよみます。 K氏が可愛い娘のごとく愛を込めて育成され毎年春秋に市場に届けていらっしゃいます。) であられる。 春秋の“ブロッ娘”を中心に、早春のフキノトウ、そして今頃の季節はワラビやウドといったごとく、都会で暮らす原左都子が普段滅多に目にすることがない“土”がついたままの旬の農作物を何ともありがたいことに我が家まで直送いただけるのである。
ここで大規模農場主のK氏と私が知り合った経緯を述べさせていただくと、実はそのきっかけは この 「原左都子エッセイ集」だ。 K氏はご自身の農場経営でご多忙な中、当時まだ開設後数ヶ月しか経過していなかった「原左都子エッセイ集」をご訪問いただき、ネットという世界に未熟かつブログのあり方さえも心得ない私が綴る拙ブログの一記事一記事にコメントを書き入れて下さる等の手段で、心温まる応援を下さった方である。
その後、K氏の農場経営における“ブロッ娘”の生産拡大によるさらなるご多忙等と相俟り、現在のK氏はネット上から遠ざかっていらっしゃるようだ。 それでも今尚、過去においてブログ上で知り合った私に採れ立て農作物を直送して下さるという恩恵に授かり続けている私だ。
それにしても、K氏よりのお便りによると、自然と共存してこそ成り立つ農業世界とは“日々気まぐれに移り行く天候とのバトル”であることが今更ながら身に滲みる私である。
分子遺伝子生物学の発展が農業における品種改良にもたらす恩恵や、工業分野での技術革新の農業分野への進出による発展は凄まじいものがあることであろう。
とは言えども、農業とは“生き物”を扱う世界であるからこそ自然との共存がその主眼であり、天候や気温による打撃を直に受ける産業であることを実感させられる思いだ。
(以上、「原左都子エッセイ集」バックナンバーより一部を引用したもの。)
その後もK氏は、我が家にクール宅配便を届けて下さる事と並行して、ご多忙中にもかかわらず、必ずやその年々の農作物の出来具合や季節背景気象詳細情報等を私宛にEメールにて送信して下さるのだ。
本日朝届いたK氏よりのEメール内容の一部を(ご本人には無断ながら)以下に紹介しよう。(既に9年の付き合い故、きっと許して下さると思います…。)
さて、今年の「うど」は・・・ まあまあ太くなりました。 今年は温暖化のためか早くに葉が出始めました。 そろそろ掘り起こさねば・・・と思う気持ちをあざ笑うかの如く、天候が《いたずら》してくるんですよ。
5月3日でしたか、低気圧の影響での大風雨!凄かった!!
被覆材は土止めしてあるのが、見事にハガレ。 定植後のマルチのハガレ。 定植前のマルチのハガレ。
従業員さんと(一人は風邪で休み)二人がかりで2日掛かって直し。 一部の圃場は今春三回目の直し。
んも~、嫌になるくらいでした。 一番大変なのは《定植後のマルチはハガレ》 強風の止まない中、先ず剥がれたマルチを元に戻し、土を押さえとし盛る。 次にマルチの下になってしまった《苗》を指で探り当て引き出す。 その都度「いやいや、熊本の被災地のことを考えるとまだましよ!」と、言い聞かせながら・・・
昨日は、雨が降るとぬかるんでしまい定植機械が動けなくなるからと、急遽《定植》を敢行。 天気予報では15時~《雨》 ところが12時頃から降り始めてしまうし、それでも、15時には終了し植え直しは今日13時から3人総出でやることにしました。
(以上、我が友であるKさんよりのメール内容の一部を紹介したもの。)
いやはや大規模農場主のご負担とは、自然環境に大きく左右される故に日々格闘の毎日であられる事であろう。
にもかかわらず年に4、5度程、必ずや定期的に我が家に採れ立て野菜類をクール便でお届け下さり、更にはその都度Eメール連絡も欠かさないK氏の律義ぶりに感動させられる。
本日午前中、K氏宛に 「現役で働く男は魅力的です!」 なる表題のEメール返答をした私だ。
まさに、年金生活に入りうだうだと趣味に興じ過ぎ行く日々を何とかごまかし心の整合性を持たせつつ過ごす男どもや、天下り組織にて安穏と高給の恩恵に浸る奴らよりも…
高齢域に達し未だ現役にて自らの能動的生産力により世を動かしている男達とは、実に魅力的だ!