上記エッセイ表題は、5月21日付朝日新聞夕刊記事「ぶっちゃけ聞いてみた 粋な大人になるために20~30代でやるべきことは」よりパクらせて頂いた事を最初にお断りしておく。
今回のエッセイは、前回2016.5.25公開の「50代で後悔しないため……」の別バージョン、20、30代をターゲットとしたような形となろうか。
偶然だが、ほぼ同時期にネット上及び新聞紙面にて同趣旨のコラム記事を発見した。
この種の記事が多発する現象の根源を辿るならば、今時は若き世代や熟年域に達しようとする時期に、如何に生きるべきかを悩む人物が増殖しているとの事だろうか?
確かに私自身が2,30代だった頃と比較して、現世は人の生き様が、良く言えば多様化を遂げ、悪く言えば混とんとして来ている印象を抱く。
私が20代の頃など、特に女性は皆が皆「売れ残り」と後指を指される事態を恐れ、例えば会社員の場合“寿退社”を虎視眈々と狙い社内結婚・出産を焦っていた印象がある。
そんな周囲の(特に女性陣の)奇怪な行動を不可思議に思いつつあくまでマイペースを貫いた私は、我が人生で一番輝ける時代だった黄金の30代独身時代を満喫したと言えよう。 あの輝ける時代の諸経験こそがその後の我が生き様に繋がり、現在の私を造り上げているとも言えそうだ。
それでは早速、上記朝日新聞5月21日付夕刊記事「粋な大人になるために20~30代でやるべきこと」より要約引用して紹介しよう。
その前に、一言原左都子から注釈を入れておきたい。
当該記事に応えているのは、現在49歳の銀座クラブママ氏だ。 何故朝日新聞は、このような“特殊な職業婦人”にインタビューをしたのだろうかと、一瞬首を傾げた。
ただ、その理由は私なりに理解可能な気もするのだ。 銀座クラブママと言えば、社交界のスーパースターと表現してよい程の人的関係に於けるキャリアの持ち主である事を認める。 そのように結論付けるのは、私なりの過去の実体験に基づいている。
過去に於いて二度程、私は実際に銀座クラブママのお世話になった事がある。 ご両人に関しては本エッセイ集バックナンバーにて既に紹介済みだが、とにもかくにもその接客態度が完璧な事実にこの天邪鬼の私が脱帽したのだ。 店内全ての客に対して一切の失礼がないのはもちろんの事、一人一人の客の個性を掴みつつの気配りの程に感動したものだ。
あるいは、六本木に勤務するクラブママと私的に知り合いだった経験もある。 この女性からクラブママとしての実体験をじっくり伺った私は、その世界で生き抜く厳しさを実感し、私にはその分野の能力が微塵もない事を悟ったものだ。
故に、朝日新聞が何故銀座クラブママにこのテーマに関してインタビューを施したのかを一応理解可能ではある。
さて、それでは朝日新聞記事の銀座クラブママのご解答に、原左都子が( )内にて注釈を加える形で以下に記事の内容を紹介する。
クラブママ曰く、まずは恐れずにたくさん恋愛してください。 恋愛は命の源だし、人の心をつかむ意味ではビジネスと同じ。 その時、本気であること。 本気で人と向き合う経験を重ねると、自然とコミュニケーション能力はついてくる。
(このご指摘には一応私も同感する。 当エッセイ集バックナンバーにて度々恋愛ものを綴り公開しているが、何故そんな自己暴露行為をするのかと言えば、全ての恋愛が我が経験値を上げ人生を豊かにしていると同時に我が血となり肉となっている故だ。 しかも私は、集団ではなく1対1の真っ向勝負の人との付き合いを大事にせよ!と若者達にいつも指南して来ている。 恋愛とはまさに1対1の真剣勝負だ。 本当の意味での人とのコミュニケーション能力など、1対1の人間関係経験を積まねばその基本育成は不能と私も捉えている。)
更にママ氏曰く、相手の心を想像する力、足りていますか? 私は大学時代にクラブでアルバイトを始めたが、接客とは才能ではなく経験です。 人の心を感じる感性をつかむには場数が必要で、叱られても失敗してもお店に出続けた。 そうやって、その人が一番心地よいものは何かが読めるようになった。
(おっと、そうだったのか! 私も30代以降での再びの大学生時代に接客業を経験しているが、おそらくこの銀座ママ氏よりも私の方が20代から既に人の心を感じる場数を踏んでいたかもしれない。 私見だが、何故このママ氏は若き大学生時代に既にクラブなどとの特殊な場でアルバイトを始めてしまったのだろう? それしか生きる手段がない程の経済難を強いられていたのだろうか? 私の場合は民間企業に於いてだ。 若くして係長を経験し民間企業にて苦難の時代を過ごしつつ、日々上司や部下の心理を読んだものだ。 ただまあ要するに、職種に限らず職場にて人間関係面で苦労を重ねる事により自己のコミュニケーション能力が育成される、との意味合いでは銀座ママのご意見に賛同するが…。)
最後に、原左都子の私論で締めくくろう。
朝日新聞が今回わざわざ銀座ママをコラムの解答者として抜擢したことが、成功だったのかどうか?? (どうせ、この銀座ママに夜毎お世話になっている朝日新聞記者が、夕刊ならばいいだろうと安易に採用したのだろうが…)
バブル崩壊以前の一昔前ならば、確かに私同様に一般人とて銀座クラブに行く事は珍しくもなく、銀座のママにお世話になる人も多かったであろう。
アベノミクス経済政策失敗の歪み事態に陥った今現在は、ごく一部の高実績を挙げている企業人の面々が銀座のクラブを支えているのであろうか???
そんな事は私の知った事ではないが、こんな時代背景下に何故、朝日新聞があえて銀座のママを解答者として取り上げたのかに関し、その銀座クラブママ氏の解答レベルの低さと共に辟易とさせられるのが事実だ。
既に還暦過ぎた身の私としては、20代初頭の学生時代よりクラブ界に入ってしまったという、未だ49歳との若き銀座クラブママの行く末をご心配したい思いを抱かされるのみだ。
学生時代との貴重な時期に学問に励まずして、何故この女性は安易にクラブ界とのアングラ世界になど首を突っ込んだのだろう?
とにもかくにも我が持論としては、学生を含め若き世代にはその後の粋で豊かな人生のためにも、是非とも真面目に学問に励むべきと伝えたい。
その意味で、銀座クラブママが解答したこの朝日新聞記事を2,30代の若者が本気で読むのかどうかも、私の知った事ではない。
今回のエッセイは、前回2016.5.25公開の「50代で後悔しないため……」の別バージョン、20、30代をターゲットとしたような形となろうか。
偶然だが、ほぼ同時期にネット上及び新聞紙面にて同趣旨のコラム記事を発見した。
この種の記事が多発する現象の根源を辿るならば、今時は若き世代や熟年域に達しようとする時期に、如何に生きるべきかを悩む人物が増殖しているとの事だろうか?
確かに私自身が2,30代だった頃と比較して、現世は人の生き様が、良く言えば多様化を遂げ、悪く言えば混とんとして来ている印象を抱く。
私が20代の頃など、特に女性は皆が皆「売れ残り」と後指を指される事態を恐れ、例えば会社員の場合“寿退社”を虎視眈々と狙い社内結婚・出産を焦っていた印象がある。
そんな周囲の(特に女性陣の)奇怪な行動を不可思議に思いつつあくまでマイペースを貫いた私は、我が人生で一番輝ける時代だった黄金の30代独身時代を満喫したと言えよう。 あの輝ける時代の諸経験こそがその後の我が生き様に繋がり、現在の私を造り上げているとも言えそうだ。
それでは早速、上記朝日新聞5月21日付夕刊記事「粋な大人になるために20~30代でやるべきこと」より要約引用して紹介しよう。
その前に、一言原左都子から注釈を入れておきたい。
当該記事に応えているのは、現在49歳の銀座クラブママ氏だ。 何故朝日新聞は、このような“特殊な職業婦人”にインタビューをしたのだろうかと、一瞬首を傾げた。
ただ、その理由は私なりに理解可能な気もするのだ。 銀座クラブママと言えば、社交界のスーパースターと表現してよい程の人的関係に於けるキャリアの持ち主である事を認める。 そのように結論付けるのは、私なりの過去の実体験に基づいている。
過去に於いて二度程、私は実際に銀座クラブママのお世話になった事がある。 ご両人に関しては本エッセイ集バックナンバーにて既に紹介済みだが、とにもかくにもその接客態度が完璧な事実にこの天邪鬼の私が脱帽したのだ。 店内全ての客に対して一切の失礼がないのはもちろんの事、一人一人の客の個性を掴みつつの気配りの程に感動したものだ。
あるいは、六本木に勤務するクラブママと私的に知り合いだった経験もある。 この女性からクラブママとしての実体験をじっくり伺った私は、その世界で生き抜く厳しさを実感し、私にはその分野の能力が微塵もない事を悟ったものだ。
故に、朝日新聞が何故銀座クラブママにこのテーマに関してインタビューを施したのかを一応理解可能ではある。
さて、それでは朝日新聞記事の銀座クラブママのご解答に、原左都子が( )内にて注釈を加える形で以下に記事の内容を紹介する。
クラブママ曰く、まずは恐れずにたくさん恋愛してください。 恋愛は命の源だし、人の心をつかむ意味ではビジネスと同じ。 その時、本気であること。 本気で人と向き合う経験を重ねると、自然とコミュニケーション能力はついてくる。
(このご指摘には一応私も同感する。 当エッセイ集バックナンバーにて度々恋愛ものを綴り公開しているが、何故そんな自己暴露行為をするのかと言えば、全ての恋愛が我が経験値を上げ人生を豊かにしていると同時に我が血となり肉となっている故だ。 しかも私は、集団ではなく1対1の真っ向勝負の人との付き合いを大事にせよ!と若者達にいつも指南して来ている。 恋愛とはまさに1対1の真剣勝負だ。 本当の意味での人とのコミュニケーション能力など、1対1の人間関係経験を積まねばその基本育成は不能と私も捉えている。)
更にママ氏曰く、相手の心を想像する力、足りていますか? 私は大学時代にクラブでアルバイトを始めたが、接客とは才能ではなく経験です。 人の心を感じる感性をつかむには場数が必要で、叱られても失敗してもお店に出続けた。 そうやって、その人が一番心地よいものは何かが読めるようになった。
(おっと、そうだったのか! 私も30代以降での再びの大学生時代に接客業を経験しているが、おそらくこの銀座ママ氏よりも私の方が20代から既に人の心を感じる場数を踏んでいたかもしれない。 私見だが、何故このママ氏は若き大学生時代に既にクラブなどとの特殊な場でアルバイトを始めてしまったのだろう? それしか生きる手段がない程の経済難を強いられていたのだろうか? 私の場合は民間企業に於いてだ。 若くして係長を経験し民間企業にて苦難の時代を過ごしつつ、日々上司や部下の心理を読んだものだ。 ただまあ要するに、職種に限らず職場にて人間関係面で苦労を重ねる事により自己のコミュニケーション能力が育成される、との意味合いでは銀座ママのご意見に賛同するが…。)
最後に、原左都子の私論で締めくくろう。
朝日新聞が今回わざわざ銀座ママをコラムの解答者として抜擢したことが、成功だったのかどうか?? (どうせ、この銀座ママに夜毎お世話になっている朝日新聞記者が、夕刊ならばいいだろうと安易に採用したのだろうが…)
バブル崩壊以前の一昔前ならば、確かに私同様に一般人とて銀座クラブに行く事は珍しくもなく、銀座のママにお世話になる人も多かったであろう。
アベノミクス経済政策失敗の歪み事態に陥った今現在は、ごく一部の高実績を挙げている企業人の面々が銀座のクラブを支えているのであろうか???
そんな事は私の知った事ではないが、こんな時代背景下に何故、朝日新聞があえて銀座のママを解答者として取り上げたのかに関し、その銀座クラブママ氏の解答レベルの低さと共に辟易とさせられるのが事実だ。
既に還暦過ぎた身の私としては、20代初頭の学生時代よりクラブ界に入ってしまったという、未だ49歳との若き銀座クラブママの行く末をご心配したい思いを抱かされるのみだ。
学生時代との貴重な時期に学問に励まずして、何故この女性は安易にクラブ界とのアングラ世界になど首を突っ込んだのだろう?
とにもかくにも我が持論としては、学生を含め若き世代にはその後の粋で豊かな人生のためにも、是非とも真面目に学問に励むべきと伝えたい。
その意味で、銀座クラブママが解答したこの朝日新聞記事を2,30代の若者が本気で読むのかどうかも、私の知った事ではない。