(写真は、原左都子が撮影した今年の “ストロベリームーン”。)
“月を愛でる”などとの風流な趣味も無ければ天体写真撮影趣味も無い私が、何故“ストロベリームーン”を撮影したのかには、涙無くして語れない理由がある。
実はつい先だって、亭主から借りていたデジカメを壊してしまったのだ。
この亭主のカメラだが、2016年冬のイタリア旅行の際に亭主の“好意”により借り受けた。
娘と2人のイタリア旅行に際し、私自身が購入して10年以上経過しているデジカメ(乾電池入替え方式)と電池を準備していたところ、「今時そんな電池入替えの古びたデジカメ持って旅行へ行くの??」と声を掛けてくる。 「これに慣れているし十分写せるし、軽いからこれでいいのよ!」と突っぱねかけると、「ボクの貸すよ」と言いながら亭主が持ってきたデジカメの何とも重いこと!
「こんな重いカメラ持ちたくもないし、しかも充電器も持たなきゃいけないし…」とブツブツ言いつつ“お試し撮影”してみると、画面は大きいわズームは広範囲だわ、 結局ちゃっかり借り受ける事と相成った。
その後も亭主が「返せ」と言わない事を良きこととしてすっかり“私物化”し、つい最近まで“酷使”状態だった。
今週火曜日の事だが、いつものように撮影した映像をパソコンに入れようと繋ぐ線の差入れ口をカメラに入れようとしたところ、入らない。 (ああ、逆さまだったかな?)と思い直し再び入れ直したところ、やはり入らない。 (どうしたことか? 困ったなあ。)と腹立たしくなって来て力を込めて入れ直したところ、やはりダメだ。 娘の繋ぐ線を借りて来て同じ事を繰り返したのだが結局ダメ。
結果として、デジカメの“線の繋ぎ口”が故障したことに気付かざるを得なかった。
それでも“楽観派”の私は、(カメラ本来の機能を発揮するべき内部が故障した訳でもあるまいし、外部の繋ぎ口などおそらく数百円程で修理してもらえるだろう。) と高をくくっていた。
並行して亭主に謝罪したところ、「別にいいよ。〇子(私の事)が自分のカメラをずっと有効活用していることは十分知っている。 ただ、もしかしたら修理代が高いかもしれないよ。」 「もちろん、それは私の自己負担!」と返答しつつ…
あくる日早速、家電量販店(ビッグカメラだが)にデジカメ修理のため足を運んだところ…
やはり亭主が言う通り、甘い話ではなかった。 何と、たかが“繋ぎ口”の故障修理に ¥10,000-以上要するとの説明だ。
「それじゃあ、新しいカメラを購入しても価格がさほど変わらないのではないですか?」と私が尋ねると、係員氏が懇切丁寧にパソコンにて調査して下さる。 こちら側も、「最低限、この故障したカメラの性能・機能以上のカメラが欲しい」等々の要求を述べると、「カメラ技術の進化により、もしかしたら修理代金程度で手に入るかもしれない」との回答だった。
そうしてデジカメ売り場へと場所を移し、私は新たなカメラを買い求めた。
結果としては修理代金の2,5倍程の購入代金となったが、おそらく“私物化”して故障させた亭主のカメラよりも進化したデジカメをゲット出来た事だろう。
その性能を試そうとして我が買ったばかりのカメラで撮影したのが、冒頭の“ストロベリームーン”の写真だ。
実はこれを撮影したのは、満月前日の6月8日だった。 空が薄曇り状態の中、“ストロベリー色”とは決して言えないものの、私が過去に天体を映した中で月の表面画面が一番明瞭に撮影出来た写真である。
満月当日(6月9日)にも我が“おニュー”のデジカメにて撮影し直したのだが、どうも上手くいかなかった。
カメラにはズブの素人であり今後もそれを貫く意思が強い(私自身がまだまだ目指たい方面が盛沢山あるが故にカメラ撮影趣味は後回し)状態の私だが、今回の「亭主のカメラ壊し事件」により得た教訓が複数ある。
その第1は、我が亭主が“他者の失敗に関して寛容”であること。(これは亭主との見合い段階から虎視眈々と見抜いていた事実だが。へっへ。)
第2に、現在のカメラとはたかが線の差し入れ口への挿入を誤っても故障し、その修理代金が高額であること。
第3に、今時の(特に大都会の)家電量販店とは決して“売れ!売れ!主義“ではなく、顧客一人ひとりの要求に時間をかけて対応してくれるとのこと。
最後に、少しはロマンチックに“ストロベリームーン”に関するネット情報から引用して、エッセイをまとめよう。
ストロベリームーンとは、6月の満月のことを意味するので、今年2017年のストロベリームーンは6月9日(金曜日)になります。 夏至の頃の満月は月の高度が低いことから、赤みを帯びた温かい色合いに見えるんです。
ストロベリームーンを見ると、「幸せになれる」とか、「好きな人と一緒にみると、その人とは永遠に結ばれる」との言い伝えもあるのだそうです。
2017年6月9日は満月です。 夏至に近い6月の満月は高度が低くなり地平線に近い位置を移動するので、朝日や夕陽が赤く見えるのと同じ理由で赤みを帯びて見えるんです。 夏至の日の太陽の高度は1年で最も高くなり、昼の長さが一番長い日となります。太陽と正反対の軌道を通る夏至の月は、出ている時間は1年で最も短くなり高度も最も低くなります。 ストロベリームーンの満月は地平線に近い軌道を通るので、月の出や月の入りに限らずずっと赤みを帯びて見えるというわけです。
ストロベリームンの名前の由来は、ネイティブアメリカンと言われていて、6月はアメリカでは苺の収穫期だったそうで、この時期の月が赤く見えることからストロベリームーンと呼ばれるようになったのだそうです。 苺の収穫時期ではないヨーロッパでは、ストロベリームーンではなく、「ローズムーン」と呼ばれています。
ストロベリームーンは赤みを帯びた満月が神秘的な力を宿しているように見えることや、アメリカでは苺の収穫時期ということで、「果実が熟す」ことから、「恋の機が熟す」ことを暗示しているんだそうです。
(以上、ネット情報より“ストロベリームーン”に関する情報を要約引用したもの。)
つい最近亭主のカメラを壊すとのアクシデントに直面した事により、偶然“ストロベリームーン” なる言葉を初めて知った私だ。
まさに 今年の“ストロベリームーン” を直近で新しく買い求めたカメラで撮影することが偶然叶った私に、今後幸せが訪れるのだろうか!?!
“月を愛でる”などとの風流な趣味も無ければ天体写真撮影趣味も無い私が、何故“ストロベリームーン”を撮影したのかには、涙無くして語れない理由がある。
実はつい先だって、亭主から借りていたデジカメを壊してしまったのだ。
この亭主のカメラだが、2016年冬のイタリア旅行の際に亭主の“好意”により借り受けた。
娘と2人のイタリア旅行に際し、私自身が購入して10年以上経過しているデジカメ(乾電池入替え方式)と電池を準備していたところ、「今時そんな電池入替えの古びたデジカメ持って旅行へ行くの??」と声を掛けてくる。 「これに慣れているし十分写せるし、軽いからこれでいいのよ!」と突っぱねかけると、「ボクの貸すよ」と言いながら亭主が持ってきたデジカメの何とも重いこと!
「こんな重いカメラ持ちたくもないし、しかも充電器も持たなきゃいけないし…」とブツブツ言いつつ“お試し撮影”してみると、画面は大きいわズームは広範囲だわ、 結局ちゃっかり借り受ける事と相成った。
その後も亭主が「返せ」と言わない事を良きこととしてすっかり“私物化”し、つい最近まで“酷使”状態だった。
今週火曜日の事だが、いつものように撮影した映像をパソコンに入れようと繋ぐ線の差入れ口をカメラに入れようとしたところ、入らない。 (ああ、逆さまだったかな?)と思い直し再び入れ直したところ、やはり入らない。 (どうしたことか? 困ったなあ。)と腹立たしくなって来て力を込めて入れ直したところ、やはりダメだ。 娘の繋ぐ線を借りて来て同じ事を繰り返したのだが結局ダメ。
結果として、デジカメの“線の繋ぎ口”が故障したことに気付かざるを得なかった。
それでも“楽観派”の私は、(カメラ本来の機能を発揮するべき内部が故障した訳でもあるまいし、外部の繋ぎ口などおそらく数百円程で修理してもらえるだろう。) と高をくくっていた。
並行して亭主に謝罪したところ、「別にいいよ。〇子(私の事)が自分のカメラをずっと有効活用していることは十分知っている。 ただ、もしかしたら修理代が高いかもしれないよ。」 「もちろん、それは私の自己負担!」と返答しつつ…
あくる日早速、家電量販店(ビッグカメラだが)にデジカメ修理のため足を運んだところ…
やはり亭主が言う通り、甘い話ではなかった。 何と、たかが“繋ぎ口”の故障修理に ¥10,000-以上要するとの説明だ。
「それじゃあ、新しいカメラを購入しても価格がさほど変わらないのではないですか?」と私が尋ねると、係員氏が懇切丁寧にパソコンにて調査して下さる。 こちら側も、「最低限、この故障したカメラの性能・機能以上のカメラが欲しい」等々の要求を述べると、「カメラ技術の進化により、もしかしたら修理代金程度で手に入るかもしれない」との回答だった。
そうしてデジカメ売り場へと場所を移し、私は新たなカメラを買い求めた。
結果としては修理代金の2,5倍程の購入代金となったが、おそらく“私物化”して故障させた亭主のカメラよりも進化したデジカメをゲット出来た事だろう。
その性能を試そうとして我が買ったばかりのカメラで撮影したのが、冒頭の“ストロベリームーン”の写真だ。
実はこれを撮影したのは、満月前日の6月8日だった。 空が薄曇り状態の中、“ストロベリー色”とは決して言えないものの、私が過去に天体を映した中で月の表面画面が一番明瞭に撮影出来た写真である。
満月当日(6月9日)にも我が“おニュー”のデジカメにて撮影し直したのだが、どうも上手くいかなかった。
カメラにはズブの素人であり今後もそれを貫く意思が強い(私自身がまだまだ目指たい方面が盛沢山あるが故にカメラ撮影趣味は後回し)状態の私だが、今回の「亭主のカメラ壊し事件」により得た教訓が複数ある。
その第1は、我が亭主が“他者の失敗に関して寛容”であること。(これは亭主との見合い段階から虎視眈々と見抜いていた事実だが。へっへ。)
第2に、現在のカメラとはたかが線の差し入れ口への挿入を誤っても故障し、その修理代金が高額であること。
第3に、今時の(特に大都会の)家電量販店とは決して“売れ!売れ!主義“ではなく、顧客一人ひとりの要求に時間をかけて対応してくれるとのこと。
最後に、少しはロマンチックに“ストロベリームーン”に関するネット情報から引用して、エッセイをまとめよう。
ストロベリームーンとは、6月の満月のことを意味するので、今年2017年のストロベリームーンは6月9日(金曜日)になります。 夏至の頃の満月は月の高度が低いことから、赤みを帯びた温かい色合いに見えるんです。
ストロベリームーンを見ると、「幸せになれる」とか、「好きな人と一緒にみると、その人とは永遠に結ばれる」との言い伝えもあるのだそうです。
2017年6月9日は満月です。 夏至に近い6月の満月は高度が低くなり地平線に近い位置を移動するので、朝日や夕陽が赤く見えるのと同じ理由で赤みを帯びて見えるんです。 夏至の日の太陽の高度は1年で最も高くなり、昼の長さが一番長い日となります。太陽と正反対の軌道を通る夏至の月は、出ている時間は1年で最も短くなり高度も最も低くなります。 ストロベリームーンの満月は地平線に近い軌道を通るので、月の出や月の入りに限らずずっと赤みを帯びて見えるというわけです。
ストロベリームンの名前の由来は、ネイティブアメリカンと言われていて、6月はアメリカでは苺の収穫期だったそうで、この時期の月が赤く見えることからストロベリームーンと呼ばれるようになったのだそうです。 苺の収穫時期ではないヨーロッパでは、ストロベリームーンではなく、「ローズムーン」と呼ばれています。
ストロベリームーンは赤みを帯びた満月が神秘的な力を宿しているように見えることや、アメリカでは苺の収穫時期ということで、「果実が熟す」ことから、「恋の機が熟す」ことを暗示しているんだそうです。
(以上、ネット情報より“ストロベリームーン”に関する情報を要約引用したもの。)
つい最近亭主のカメラを壊すとのアクシデントに直面した事により、偶然“ストロベリームーン” なる言葉を初めて知った私だ。
まさに 今年の“ストロベリームーン” を直近で新しく買い求めたカメラで撮影することが偶然叶った私に、今後幸せが訪れるのだろうか!?!