ここのところ、自民党内当選回数の浅い若手議員の不祥事及びそれに伴う辞任が相次いでいる。
この現象が安倍政権の支持率低下の一因となっているとの意味では、反安倍政権派庶民の一人としては吉報であり、「どんどんやって、もっと支持率下げろ!!」と意地悪視点でエールを送りたくもなるというものだ。
朝日新聞6月23日記事より、ここ2年程の間に発覚した当選2回自民党議員の不祥事の程を以下に振り返ってみよう。
武藤貴也氏 : 週刊誌が「知人に未公開株の購入を持ち掛け金銭トラブルとなった」と報道。離党。
宮崎健介氏 : 育休を取る考えを表明した後に不倫が発覚。 議員辞職。
務台俊介氏 : 被災地で長靴を持参せず水たまりを渡る際におんぶされる。 後に「長靴業界が儲かった」発言。 内閣府政務次官兼復興政務官を辞任。
中川俊直氏 : 週刊誌が「不倫相手とハワイでウェディング」と報道。 経済産業政務官を辞任、離党。
大西英男氏 : 党の部会で「癌患者は働かなければいいんだよ。」発言。 党東京都連副会長を辞任。
豊田真由子氏 : 秘書に暴言を浴びせたり、殴ったりしたと週刊誌が報道。 離党届提出。
(以上、朝日新聞記事より引用したもの。)
一旦私見だが、上記のうち最下段の豊田真由子氏事件に関しては6月22日に発覚した出来事であり、記憶に新しい。
氏が暴言を吐く音声をこの私もテレビニュース報道で見聞したが、「ハゲ!」「この野郎!」「頭ぐちゃぐちゃになってひき殺されてみろ!」等々と全身全霊の金切り声で叫ぶ様子は、単に怒っていると言うよりも、もはや病的な“気ちがい”域に達していると判断出来よう。 生まれ持ってのDNA暴力的精神構造の持ち主と捉えられ、今すぐにでも精神科でカウンセリングを受ける事をお勧めしたいものだ。
この事件を受けて、上記朝日新聞記事には追記があるので更に紹介しよう。
自民党河村元官房長官は22日、豊田氏について、あれはたまたま彼女が女性だが、あんな男の代議士などいっぱいいる。 あんなもんじゃすまない。」と述べた。 豊田氏の言動を容認するようにも受け取られる発言だ。 その河村氏はFacebookで、「一部私の不用意な発言が要らぬ誤解を生んだことを、訂正し、発言取消しさせていただきます」とも述べている。
(以上、朝日新聞記事より追加したもの。)
ここから原左都子の私論に入ろう。
上記自民党2回当選議員達が引き起こした不祥事の“低レベル”の程に首を傾げざるを得ない。
えっ? 未公開株購入を煽り金銭トラブル? インチキ金融業者じゃあるまいし。 育休野郎の話題は既に当エッセイ集バックナンバーにてバッシング記事を公開済。 被災地には自分の長靴くらい持って行けよ。 不倫は隠れてコソコソやれ。 癌患者も多種多様だよ。
等々、呆れ果てざるを得ない体たらくぶりだ。
ここで、豊田真由子氏に関するウィキペディア情報の一部を紹介しよう。
豊田 真由子(とよた まゆこ、1974年10月10日 - )は、日本の政治家、元厚生官僚。衆議院議員(2期)、内閣府大臣政務官(東京オリンピック・パラリンピック競技大会担当)、文部科学大臣政務官、復興大臣政務官。無所属。学位は修士(ハーバード大学・2002年)。元自由民主党女性局次長・青年局次長・国会対策委員会委員等。 金融庁総務企画局課長補佐、在ジュネーブ国際機関日本政府代表部一等書記官、厚生労働省老健局課長補佐などを歴任。
桜蔭中学校、桜蔭高等学校に進学。1993年に東京大学文科一類に入学。法学部第2類(公法コース)に進み、佐々木毅教授の政治学ゼミで指導を受けた。
1997年、東京大学法学部を卒業し厚生省へ入省。 2000年に国費留学生として ハーバード大学大学院へ入学し、パブリック・ヘルスを学ぶ。 2002年に理学の修士号を取得した。 (中略)
2007年には、在ジュネーブ国際機関日本政府代表部に一等書記官として赴任した。在職中、ジュネーブで長男、その後パリで長女を出産。 2011年に帰国し、厚生労働省の老健局にて課長補佐に就任した。東日本大震災の発生により、避難先や仮設住宅等における高齢者福祉政策等を担当した。
復興が一向に進まない現状から民主党政権の国家運営の実情に対し強い疑問を抱き、政治の世界に転身する決意をする。
(以上、豊田真由子氏に関するウィキペディア情報の一部を引用したもの。)
原左都子の私見だが、なるほど。 学歴・経歴のみ拝見すると、一体どんな才女か! と思わせられる輝かしきデータであること。
さて、本日午前中に発見したネット情報を以下に紹介しよう。
自民党の石破茂前地方創生担当相は23日夜のTBS番組の収録で、秘書に暴力を振るってけがをさせた責任を取り、自民党に離党届を出した豊田真由子衆院議員(42)=埼玉4区=について、自らが党幹事長として平成24年衆院選で初当選させた責任を認めた。「責任の一端は当然、私にもある。自分も含めよくよく反省して、改めるべきは改めなければいけない」と述べた。
石破氏は、豊田氏ら自民党の衆院当選2回生に不祥事が相次ぐ現状に関し「経歴だけ見ると、立派な方が多い。短い期間で(候補選定の際に)精査できたかというと、十分じゃなかったところがあるかもしれない」と釈明した。
その上で「人の本質は経歴や見栄えだけでなく、いろんな人に聞かなければ分からない。当選しても決して慢心してはいけないと、先輩が教えていかなければいけない」と強調した。
豊田氏が当時の男性秘書を罵(ののし)ったり、頭部を殴ったりした一方、先輩議員に誕生日の贈り物をする一面があったことを念頭に「オモテの顔とウラの顔があるのが一番よくない。党に迷惑もかかっているが、弱い立場の人につらく当たったことをわびてほしい」と語った。
原左都子の私論でまとめよう。
まったくもって、人の評価など単なる表向きに公表されている「学歴・経歴」のみで判断出来るものでは決してあり得ない。
ところが悲しい事には国家を操る立場にある国政選挙に於いてすら、その過ちが平然と犯されている実態だ。
それを今回指摘したとの意味で、上記自民党石破茂氏が発表したネット情報はプラス評価するべきだろう。 どうか石破氏自らが今後、選挙立候補者の選定に関して十分精査するべく体制を整え党内で貫徹して欲しいものだ。
最後に、都議会選挙が迫っている東京都に話を移させてもらおう。
小池氏操る「都民ファーストの会」も同様の過ちを犯している感覚が拭い去れない。 党員の頭数を揃えたい思いは理解可能だ。 都議会自民党を打破したいとの小池氏の思いは十分に伝わっている。
そうだとして、頭数だけ揃える方式とは所詮安倍政権同様の自民党方式でしかなく(他の党も同様だが…)、私個人的にはどうしても受け入れ難い。
結果としてろくでもない議員が大量当選した暁には、近い将来的に党本部が墓穴を掘る結果となることを、重々弁えて欲しいものだ。
この現象が安倍政権の支持率低下の一因となっているとの意味では、反安倍政権派庶民の一人としては吉報であり、「どんどんやって、もっと支持率下げろ!!」と意地悪視点でエールを送りたくもなるというものだ。
朝日新聞6月23日記事より、ここ2年程の間に発覚した当選2回自民党議員の不祥事の程を以下に振り返ってみよう。
武藤貴也氏 : 週刊誌が「知人に未公開株の購入を持ち掛け金銭トラブルとなった」と報道。離党。
宮崎健介氏 : 育休を取る考えを表明した後に不倫が発覚。 議員辞職。
務台俊介氏 : 被災地で長靴を持参せず水たまりを渡る際におんぶされる。 後に「長靴業界が儲かった」発言。 内閣府政務次官兼復興政務官を辞任。
中川俊直氏 : 週刊誌が「不倫相手とハワイでウェディング」と報道。 経済産業政務官を辞任、離党。
大西英男氏 : 党の部会で「癌患者は働かなければいいんだよ。」発言。 党東京都連副会長を辞任。
豊田真由子氏 : 秘書に暴言を浴びせたり、殴ったりしたと週刊誌が報道。 離党届提出。
(以上、朝日新聞記事より引用したもの。)
一旦私見だが、上記のうち最下段の豊田真由子氏事件に関しては6月22日に発覚した出来事であり、記憶に新しい。
氏が暴言を吐く音声をこの私もテレビニュース報道で見聞したが、「ハゲ!」「この野郎!」「頭ぐちゃぐちゃになってひき殺されてみろ!」等々と全身全霊の金切り声で叫ぶ様子は、単に怒っていると言うよりも、もはや病的な“気ちがい”域に達していると判断出来よう。 生まれ持ってのDNA暴力的精神構造の持ち主と捉えられ、今すぐにでも精神科でカウンセリングを受ける事をお勧めしたいものだ。
この事件を受けて、上記朝日新聞記事には追記があるので更に紹介しよう。
自民党河村元官房長官は22日、豊田氏について、あれはたまたま彼女が女性だが、あんな男の代議士などいっぱいいる。 あんなもんじゃすまない。」と述べた。 豊田氏の言動を容認するようにも受け取られる発言だ。 その河村氏はFacebookで、「一部私の不用意な発言が要らぬ誤解を生んだことを、訂正し、発言取消しさせていただきます」とも述べている。
(以上、朝日新聞記事より追加したもの。)
ここから原左都子の私論に入ろう。
上記自民党2回当選議員達が引き起こした不祥事の“低レベル”の程に首を傾げざるを得ない。
えっ? 未公開株購入を煽り金銭トラブル? インチキ金融業者じゃあるまいし。 育休野郎の話題は既に当エッセイ集バックナンバーにてバッシング記事を公開済。 被災地には自分の長靴くらい持って行けよ。 不倫は隠れてコソコソやれ。 癌患者も多種多様だよ。
等々、呆れ果てざるを得ない体たらくぶりだ。
ここで、豊田真由子氏に関するウィキペディア情報の一部を紹介しよう。
豊田 真由子(とよた まゆこ、1974年10月10日 - )は、日本の政治家、元厚生官僚。衆議院議員(2期)、内閣府大臣政務官(東京オリンピック・パラリンピック競技大会担当)、文部科学大臣政務官、復興大臣政務官。無所属。学位は修士(ハーバード大学・2002年)。元自由民主党女性局次長・青年局次長・国会対策委員会委員等。 金融庁総務企画局課長補佐、在ジュネーブ国際機関日本政府代表部一等書記官、厚生労働省老健局課長補佐などを歴任。
桜蔭中学校、桜蔭高等学校に進学。1993年に東京大学文科一類に入学。法学部第2類(公法コース)に進み、佐々木毅教授の政治学ゼミで指導を受けた。
1997年、東京大学法学部を卒業し厚生省へ入省。 2000年に国費留学生として ハーバード大学大学院へ入学し、パブリック・ヘルスを学ぶ。 2002年に理学の修士号を取得した。 (中略)
2007年には、在ジュネーブ国際機関日本政府代表部に一等書記官として赴任した。在職中、ジュネーブで長男、その後パリで長女を出産。 2011年に帰国し、厚生労働省の老健局にて課長補佐に就任した。東日本大震災の発生により、避難先や仮設住宅等における高齢者福祉政策等を担当した。
復興が一向に進まない現状から民主党政権の国家運営の実情に対し強い疑問を抱き、政治の世界に転身する決意をする。
(以上、豊田真由子氏に関するウィキペディア情報の一部を引用したもの。)
原左都子の私見だが、なるほど。 学歴・経歴のみ拝見すると、一体どんな才女か! と思わせられる輝かしきデータであること。
さて、本日午前中に発見したネット情報を以下に紹介しよう。
自民党の石破茂前地方創生担当相は23日夜のTBS番組の収録で、秘書に暴力を振るってけがをさせた責任を取り、自民党に離党届を出した豊田真由子衆院議員(42)=埼玉4区=について、自らが党幹事長として平成24年衆院選で初当選させた責任を認めた。「責任の一端は当然、私にもある。自分も含めよくよく反省して、改めるべきは改めなければいけない」と述べた。
石破氏は、豊田氏ら自民党の衆院当選2回生に不祥事が相次ぐ現状に関し「経歴だけ見ると、立派な方が多い。短い期間で(候補選定の際に)精査できたかというと、十分じゃなかったところがあるかもしれない」と釈明した。
その上で「人の本質は経歴や見栄えだけでなく、いろんな人に聞かなければ分からない。当選しても決して慢心してはいけないと、先輩が教えていかなければいけない」と強調した。
豊田氏が当時の男性秘書を罵(ののし)ったり、頭部を殴ったりした一方、先輩議員に誕生日の贈り物をする一面があったことを念頭に「オモテの顔とウラの顔があるのが一番よくない。党に迷惑もかかっているが、弱い立場の人につらく当たったことをわびてほしい」と語った。
原左都子の私論でまとめよう。
まったくもって、人の評価など単なる表向きに公表されている「学歴・経歴」のみで判断出来るものでは決してあり得ない。
ところが悲しい事には国家を操る立場にある国政選挙に於いてすら、その過ちが平然と犯されている実態だ。
それを今回指摘したとの意味で、上記自民党石破茂氏が発表したネット情報はプラス評価するべきだろう。 どうか石破氏自らが今後、選挙立候補者の選定に関して十分精査するべく体制を整え党内で貫徹して欲しいものだ。
最後に、都議会選挙が迫っている東京都に話を移させてもらおう。
小池氏操る「都民ファーストの会」も同様の過ちを犯している感覚が拭い去れない。 党員の頭数を揃えたい思いは理解可能だ。 都議会自民党を打破したいとの小池氏の思いは十分に伝わっている。
そうだとして、頭数だけ揃える方式とは所詮安倍政権同様の自民党方式でしかなく(他の党も同様だが…)、私個人的にはどうしても受け入れ難い。
結果としてろくでもない議員が大量当選した暁には、近い将来的に党本部が墓穴を掘る結果となることを、重々弁えて欲しいものだ。