(写真は、つい先程撮影した私の左目。 白目の外側全体が大量出血状態です。)
冒頭から、まるで化け物のごとくの“怪奇写真”を公開して恐縮です。
10年程前から患っている我が持病の「結膜下出血」症状が、3日程前より出現してしまっている。
この「結膜下出血」に関して、本エッセイ集2012.06.20バックナンバー「白目が突然真っ赤に染まった経験ないですか?」に於いても記載しているため、以下にそれを今一度反復させていただこう。
この症状を 「結膜下出血」 と呼ぶらしい。
この症状名を私が知ったのは、過去の朝日新聞「体とこころの通信簿」記事を読んだ後の事だった。
見た目が“衝撃的”とも表現できる突然の症状を、私は今まで4度も経験している。(2012年現在)
一番最初は秋の事だった。 朝いつものように起床し顔を洗おうとして鏡を覗いた私は 「ギョエーーー!!」 と叫びたい程に仰天した。 左目外側半分の白目部分が血で真っ赤に染まっているではないか!! まだまだ外見にこだわり美容を重要課題と位置づけている私にとっては、実にショッキングな出来事だった。
詳しく説明すると、朝の時点においては白目の血眼の中にまだしも白い部分が覗いていた。 ところが時間が経過すると共に我が白目は真っ赤な血で占領され左目の左側半分がすべて「真っ赤」状態となったのだ。
元医学関係者の私だが、眼科分野はさほど心得ていないのが事実だ。
そんな中冷静に諸症状を考察してみるに、ゾンビのごとくの外見の凄まじさに比して、不思議と局所部の「痛み」や「熱感」や「痒み」等の症状は一切ない。 体熱を測定してみても平熱状態だ。 その他の体調も特にいつもと変化はない。
その後起きてきた我が家族にその「目」を見せると、いつもは(朝寝起きでなくとも)ボーっとしていると表現するのが適切な“おっとり系”気質の家族がやはり 「ギョエーー!」 と驚くのである。 決して私の体の心配などしもした事もない身内ですら、「今日すぐに眼科を受診するべきだ!」と言う。
「え~~~。 病院に行く趣味はないよ~~。 そのうち消えるからしばらく様子を見る事にする。」と答えつつも、このゾンビの外見では外に出ることもままならないなあ、と困り果てた私だ。
そういう時に限って人に会わねばならない機会が多発するのが“世の常”と言うものだ。 その時会うであろう相手に対し、我が「赤目」に関する適切な説明責任があると心得て不覚にも眼科を受診した。
私が受診した眼科外来では、医師受診の前に女性職員が待合室を回り患者相手に“受診理由”等の簡単な事前問診をしに来る。 私の番になり、女性職員が我が「赤目」を見て明らかに“仰天!”したのを私は見逃さなかった。 職員尋ねて曰く「何かに目をぶつけましたか??」(あるいは「誰かに殴り飛ばされましたか?」とは問わなかったが、そんな切羽詰まった雰囲気を女性職員から感じ取った私だ。 なんせ、今時DV多いからねえ……) 「いえ、何もなかったのに今朝起きたら突然この目になっていたのです。」と訴える私だが、どうも女性職員は疑っている様子だ…
その後諸検査の後、やっと眼科医受診と相成った。
その場で眼底検査等をしつつ私のカルテを眺めた医師曰く、 「老化現象でしょう」。
これも言われたくない思いだが、我が年齢を勘案した場合そういう回答となろう事は理解範囲内だ。 要するに結膜毛細管が「動脈硬化」を起こし、白目部分に内出血した結果が“突然の赤目”だったのだ。
今回の我が毛細管出血は相当の多量だったようで「“全治(すなわち通常の白目に戻る)”まで2,3週間かかるかもしれないが、その間はサングラスでもかけて外出されたらどうですか?」などとアドバイスしてくれるところを見ると、結構良心的な眼科医さんだんだなあ~、と感じつつ安心して帰宅した。
その後医師の指示通り外ではサングラス生活となった私だが、ここでいつもは経験しない社会の反応に出遭う事と相成る。 サングラススタイルで電車に乗ったところ、若きカップルの男性が「こんな昼間にサングラスをかけるのはどうかなあ~~」云々と女性に話しかけるではないか! (ちょっと待って。 私は目を病んでいるから仕方なくサングラスをかけているのよ!)とも言えず、電車の中で身を小さくするしかなかったものだ…。
あるいは目的地に着いてサングラスを外すと、やはり「その目、一体どうしたんですか!?!」の質問攻めだ。 「老化現象…」と説明しても、どうも疑いの視線なのだ。 (この人亭主からDV状態かな?) (酔っ払って転んだんじゃないの?) 的な視線を浴びねばならない程に、我が白目が「真っ赤」状態である事は私も鏡を見て心得ているものの……
二度目にこの症状が出たのは、折りしも我が子の高校個人面談のその日の事だった。
(よりにもよって、何でこんな時に!??) と怒りにも近い思いで我が目を恨みつつ娘の高校へ向かったところ、そういう時に限って日頃会わない諸先生方に会うはめとなるものだ。 まさかさすがに「その目、どうしたのですか?」と尋ねる教師はいないが、やはり担任をはじめとする教師の皆さん一瞬にして「ギョエー!!」 状態であることが見て取れるのだ…。 (これで娘の大学推薦をはずしたか…)とも思ったものだが、結果としてはその後無事推薦が取れた事に関しては既にバックナンバーで綴っている。 それにしても高齢出産年寄り母とは、自分では意図していない妙なところで苦労する事を実感である……
さて、それでは最後に「結膜下出血」とは如何なる症状及び医学的所見であるかに関して、冒頭の朝日新聞記事を参照しつつ紹介することにしよう。
「結膜下出血」とは、皆さんが既によく経験している「結膜充血」とはまったく異なる機序の症状であることから説明しよう。 「充血」とは血管が拡張する現象であるのに対し、「出血」とはその名の通り血管が破裂してその中身の血液が結膜下に出る現象だ。 それ故に「結膜充血」と「結膜下出血」ではその外見的様相も大幅に異なる。「充血」の場合は白目部分が“赤くなる”程度だが、「出血」の場合は“真っ赤っ赤”状態となるのだ。 では、出血症状が何故に突然出現するのかと言えば、「外傷」によらない場合の多くが「加齢による動脈硬化」がもたらす現象であるとのことだ。
ただし、若い世代に於いても飲み過ぎや過度の運動をした場合、この症状を起こす事例もあるらしい。 「結膜下出血」自体には問題がないケースがほとんどだが、日頃の生活習慣がもたらしたサインと受け止めてはどうか、なる専門家氏よりのアドバイスもある。
(以上、「結膜下出血」に関する我がエッセイ集バックナンバーより一部を引用したもの。)
今現在患っている私の「結膜下出血」に関して、自己診断範囲で説明しよう。
上記バックナンバー記載通り、この症状はあくまでも“老化現象”の範疇に過ぎず、特段の悪質性を兼ね備えた疾患では無い事実は明らかだ。
ただ2012年以降現在に至るまで、度々定期的に繰り返す我が「結膜下出血」の発生機序を自分なりに分析してみるに。
日常生活上の“過労や心労”との因果関係はありそうだ。
今回の場合、特別出血量が多い。 それと並行して日常生活上、“過労・心労”を余儀なくされていた事も事実だろう。
親族皆の税務申告業務を一手に引き受けている私は、2月上旬までそれに励んだ。
あるいは、親族皆に我がはたらきを依存・信頼されている身の私にして、(この場での公開は控えるが)親族に関する他の無理難題もつつがなくこなして来ている。
“疲労・心労が蓄積しいている…” なる自己診断もあるにはあったが、私が動かずして誰がどうする!?との自負もあり、ここ1ヶ月程ひたすら頑張って来た実感もある。
そうしたところ出現したのが、「結膜下出血」だ。
いつもは親族すべての業務を私に全面依存している我が亭主も、さすがに私の真っ赤に染まった目を見て申し訳なく思っている様子だ。 だからと言って今後に及び役に立つ亭主ではあり得ないが…
ただそう考察すると、我が「結膜下出血」症状とは、少なくとも家族に我が“体調異変”を気付かせるシグナル的役割を果たしているのやもしれない。
それにしても困ったものだ。
今尚外見を最大限繕いたい私にして、このゾンビの容姿じゃ、ランニングにもフルート練習にも行けやしないなあ。 (と言いつつ明日はサングラス着用で外出する予定ですので、ご心配無く。)
冒頭から、まるで化け物のごとくの“怪奇写真”を公開して恐縮です。
10年程前から患っている我が持病の「結膜下出血」症状が、3日程前より出現してしまっている。
この「結膜下出血」に関して、本エッセイ集2012.06.20バックナンバー「白目が突然真っ赤に染まった経験ないですか?」に於いても記載しているため、以下にそれを今一度反復させていただこう。
この症状を 「結膜下出血」 と呼ぶらしい。
この症状名を私が知ったのは、過去の朝日新聞「体とこころの通信簿」記事を読んだ後の事だった。
見た目が“衝撃的”とも表現できる突然の症状を、私は今まで4度も経験している。(2012年現在)
一番最初は秋の事だった。 朝いつものように起床し顔を洗おうとして鏡を覗いた私は 「ギョエーーー!!」 と叫びたい程に仰天した。 左目外側半分の白目部分が血で真っ赤に染まっているではないか!! まだまだ外見にこだわり美容を重要課題と位置づけている私にとっては、実にショッキングな出来事だった。
詳しく説明すると、朝の時点においては白目の血眼の中にまだしも白い部分が覗いていた。 ところが時間が経過すると共に我が白目は真っ赤な血で占領され左目の左側半分がすべて「真っ赤」状態となったのだ。
元医学関係者の私だが、眼科分野はさほど心得ていないのが事実だ。
そんな中冷静に諸症状を考察してみるに、ゾンビのごとくの外見の凄まじさに比して、不思議と局所部の「痛み」や「熱感」や「痒み」等の症状は一切ない。 体熱を測定してみても平熱状態だ。 その他の体調も特にいつもと変化はない。
その後起きてきた我が家族にその「目」を見せると、いつもは(朝寝起きでなくとも)ボーっとしていると表現するのが適切な“おっとり系”気質の家族がやはり 「ギョエーー!」 と驚くのである。 決して私の体の心配などしもした事もない身内ですら、「今日すぐに眼科を受診するべきだ!」と言う。
「え~~~。 病院に行く趣味はないよ~~。 そのうち消えるからしばらく様子を見る事にする。」と答えつつも、このゾンビの外見では外に出ることもままならないなあ、と困り果てた私だ。
そういう時に限って人に会わねばならない機会が多発するのが“世の常”と言うものだ。 その時会うであろう相手に対し、我が「赤目」に関する適切な説明責任があると心得て不覚にも眼科を受診した。
私が受診した眼科外来では、医師受診の前に女性職員が待合室を回り患者相手に“受診理由”等の簡単な事前問診をしに来る。 私の番になり、女性職員が我が「赤目」を見て明らかに“仰天!”したのを私は見逃さなかった。 職員尋ねて曰く「何かに目をぶつけましたか??」(あるいは「誰かに殴り飛ばされましたか?」とは問わなかったが、そんな切羽詰まった雰囲気を女性職員から感じ取った私だ。 なんせ、今時DV多いからねえ……) 「いえ、何もなかったのに今朝起きたら突然この目になっていたのです。」と訴える私だが、どうも女性職員は疑っている様子だ…
その後諸検査の後、やっと眼科医受診と相成った。
その場で眼底検査等をしつつ私のカルテを眺めた医師曰く、 「老化現象でしょう」。
これも言われたくない思いだが、我が年齢を勘案した場合そういう回答となろう事は理解範囲内だ。 要するに結膜毛細管が「動脈硬化」を起こし、白目部分に内出血した結果が“突然の赤目”だったのだ。
今回の我が毛細管出血は相当の多量だったようで「“全治(すなわち通常の白目に戻る)”まで2,3週間かかるかもしれないが、その間はサングラスでもかけて外出されたらどうですか?」などとアドバイスしてくれるところを見ると、結構良心的な眼科医さんだんだなあ~、と感じつつ安心して帰宅した。
その後医師の指示通り外ではサングラス生活となった私だが、ここでいつもは経験しない社会の反応に出遭う事と相成る。 サングラススタイルで電車に乗ったところ、若きカップルの男性が「こんな昼間にサングラスをかけるのはどうかなあ~~」云々と女性に話しかけるではないか! (ちょっと待って。 私は目を病んでいるから仕方なくサングラスをかけているのよ!)とも言えず、電車の中で身を小さくするしかなかったものだ…。
あるいは目的地に着いてサングラスを外すと、やはり「その目、一体どうしたんですか!?!」の質問攻めだ。 「老化現象…」と説明しても、どうも疑いの視線なのだ。 (この人亭主からDV状態かな?) (酔っ払って転んだんじゃないの?) 的な視線を浴びねばならない程に、我が白目が「真っ赤」状態である事は私も鏡を見て心得ているものの……
二度目にこの症状が出たのは、折りしも我が子の高校個人面談のその日の事だった。
(よりにもよって、何でこんな時に!??) と怒りにも近い思いで我が目を恨みつつ娘の高校へ向かったところ、そういう時に限って日頃会わない諸先生方に会うはめとなるものだ。 まさかさすがに「その目、どうしたのですか?」と尋ねる教師はいないが、やはり担任をはじめとする教師の皆さん一瞬にして「ギョエー!!」 状態であることが見て取れるのだ…。 (これで娘の大学推薦をはずしたか…)とも思ったものだが、結果としてはその後無事推薦が取れた事に関しては既にバックナンバーで綴っている。 それにしても高齢出産年寄り母とは、自分では意図していない妙なところで苦労する事を実感である……
さて、それでは最後に「結膜下出血」とは如何なる症状及び医学的所見であるかに関して、冒頭の朝日新聞記事を参照しつつ紹介することにしよう。
「結膜下出血」とは、皆さんが既によく経験している「結膜充血」とはまったく異なる機序の症状であることから説明しよう。 「充血」とは血管が拡張する現象であるのに対し、「出血」とはその名の通り血管が破裂してその中身の血液が結膜下に出る現象だ。 それ故に「結膜充血」と「結膜下出血」ではその外見的様相も大幅に異なる。「充血」の場合は白目部分が“赤くなる”程度だが、「出血」の場合は“真っ赤っ赤”状態となるのだ。 では、出血症状が何故に突然出現するのかと言えば、「外傷」によらない場合の多くが「加齢による動脈硬化」がもたらす現象であるとのことだ。
ただし、若い世代に於いても飲み過ぎや過度の運動をした場合、この症状を起こす事例もあるらしい。 「結膜下出血」自体には問題がないケースがほとんどだが、日頃の生活習慣がもたらしたサインと受け止めてはどうか、なる専門家氏よりのアドバイスもある。
(以上、「結膜下出血」に関する我がエッセイ集バックナンバーより一部を引用したもの。)
今現在患っている私の「結膜下出血」に関して、自己診断範囲で説明しよう。
上記バックナンバー記載通り、この症状はあくまでも“老化現象”の範疇に過ぎず、特段の悪質性を兼ね備えた疾患では無い事実は明らかだ。
ただ2012年以降現在に至るまで、度々定期的に繰り返す我が「結膜下出血」の発生機序を自分なりに分析してみるに。
日常生活上の“過労や心労”との因果関係はありそうだ。
今回の場合、特別出血量が多い。 それと並行して日常生活上、“過労・心労”を余儀なくされていた事も事実だろう。
親族皆の税務申告業務を一手に引き受けている私は、2月上旬までそれに励んだ。
あるいは、親族皆に我がはたらきを依存・信頼されている身の私にして、(この場での公開は控えるが)親族に関する他の無理難題もつつがなくこなして来ている。
“疲労・心労が蓄積しいている…” なる自己診断もあるにはあったが、私が動かずして誰がどうする!?との自負もあり、ここ1ヶ月程ひたすら頑張って来た実感もある。
そうしたところ出現したのが、「結膜下出血」だ。
いつもは親族すべての業務を私に全面依存している我が亭主も、さすがに私の真っ赤に染まった目を見て申し訳なく思っている様子だ。 だからと言って今後に及び役に立つ亭主ではあり得ないが…
ただそう考察すると、我が「結膜下出血」症状とは、少なくとも家族に我が“体調異変”を気付かせるシグナル的役割を果たしているのやもしれない。
それにしても困ったものだ。
今尚外見を最大限繕いたい私にして、このゾンビの容姿じゃ、ランニングにもフルート練習にも行けやしないなあ。 (と言いつつ明日はサングラス着用で外出する予定ですので、ご心配無く。)