(写真は、昨日2019.03.23 さいたまアリーナにて実施のフィギュアスケート世界選手権大会 男子フリーに関する朝日新聞記事より転載したもの。)
私は、伊藤みどり氏が3回転半ジャンプを五輪にて女子としては初めて成功させた時期以前よりフィギュアスケートファンだ。
あれ以来、大抵の大規模フィギュアスケート大会をテレビ放映にて観賞して来ている。
今回のエッセイを「芸術」カテゴリーに位置付けたのは、特に昨今は私にとってフィギュアスケートとは「芸術」的色彩が強いと解釈している故だ。
今回の世界選手権大会は、さいたまアリーナにての開催だった。 もっと早期にそうと知っていればチケットをゲットしたのに… と残念だが、報道によれば当の昔に売り切れていたらしい…。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0252.gif)
ちょうど昨年の今頃、横浜アリーナにて「STARS ON ICE ショー」を観賞しに出かけた。
その時の様子を、本エッセイ集2018.04.07公開「横浜アリーナ“STARS ON ICE ショー”観客誘導に問題あり!」と題するバックナンバーにて綴っているため、以下に一部を引用させていただこう。
このアイスショー、世界各国から超豪華フィギュアスケート選手が出演しているにもかかわらず。
結論から言うと、「つまらなかった…」の一言だ。
(これに関しては、私自身がタイミング悪く風邪をひいてしまい、最悪のコンディションの中無理をして出かけ、いつもより感性が鈍っていた事実も大きいだろう。)
要するにこのアイスショーは、4年に一度の冬季五輪直後にフィギュアスケートメダリスト達を招いて、世界一を争った演技を再現・披露するのが目的で開催されているという事なのだろう。
サギトワ選手やメドベージェワ選手等々男女メダリストを筆頭として、ペアやアイスダンスのメダリスト、そして国内有望な若手選手たちも出演していた。 しかも、昨日公演のみのサプライズとして、スピードスケートの小平奈央選手と高木美保選手も特別出演していた。
では何故、このように豪華絢爛の出演者揃いにもかかわらず、私にとっては「つまらなかった」のか?
一言で言えば、出演者のほとんどが “演技が手抜” だった感覚を持たされた故だ。 要するに、内容としては五輪本番の難易度の高い研ぎ澄まされた演技とは程遠く、エキシビションレベルだったのだ…。
いえいえ、五輪にて勝利を掴むのに全身全霊で闘った直後のアイスショーだったため、選手の皆さん、余力が無いのであろう事も理解可能だ。 あるいは五輪中の故障等不具合に今尚苛まれつつも、強行出演したスケーターも少なくなかろう。
(以下略すが、我がエッセイ集バックナンバーより一部を引用したもの。)
あれ以来、私は“ショー”としてのフィギュアスケートではなく、是非とも“競技”としての研ぎ澄まされた大会を会場で観賞したいと志している。 (未だ叶っていないが…)![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_z.gif)
さて、世界選手権男子フリーに話題を移そう。
実は私は、米国ネイサン・チェン選手がフィギュアスケーターとしてデビューした頃よりのファンである。
以下に、ウィキペディアよりネイサン・チェン氏に関する情報の一部を引用紹介しよう。
ネイサン・チェン(英語: Nathan Chen、中国語: 陳巍、1999年5月5日 - )は、アメリカ合衆国出身の男性フィギュアスケート選手(男子シングル)。 2018年-2019年世界選手権二連覇。2017年-2018年グランプリファイナル二連覇。2017年四大陸フィギュアスケート選手権優勝。2017年-2019年全米選手権三連覇。2015年ジュニアグランプリファイナル優勝。 FSにおいて、ISU公式大会及びオリンピックで史上初となる6本の4回転ジャンプに成功した。 (途中大幅略。)
1988年、父が中国から留学生として渡米して科学の博士号を取得。母は医療系の通訳で中国北京出身。
3歳でスケートを始め、バレエや体操、ピアノといった習い事も行っていた。 特に10代半ばまで続けていた体操の経験から来る空間認識能力、体幹、力の使い方は、軸のぶれない回転を生み出し、ジャンプやスピンに大いに役立っているという。 (ジュニア期に関しては省略。)
2016-2017シーズン。 スケートカナダで4位入賞。 全米選手権ではSP、FSともに1位で優勝。 NHK杯では銀メダルを獲得し、シニア1年目でグランプリファイナルの出場が決定。 グランプリファイナルでは、SPで2本入れた4回転ジャンプにミスが出てしまい5位となったが、FSで4本入れた3種類の4回転ジャンプを含むすべてのジャンプを成功させ1位となり、総合2位で銀メダルを獲得した。 四大陸選手権では、SPでISU公式大会史上3人目となる100点超えを果たし、FSでは5本の4回転ジャンプ全てを成功させて優勝。
世界選手権ではFSで4回転ジャンプ6本という構成に挑むも転倒などのミスにより表彰台を逃した。
2017-2018シーズンでは。 USインターナショナルクラシックでSP、FSともに1位で優勝。FSでは自身初となる4回転ループを成功させる。 ロステレコム杯ではSPで1位発進、FSでは羽生結弦に次ぐ2位になるが、SPの点差で逃げ切り優勝。 続くスケートアメリカでも優勝。今季GPシリーズは2連勝でグランプリファイナルも初制覇。 更に全米選手権では2位に40点以上の大差を付けて優勝し、連覇を果たす。
ュイナードが共同制作した作品。 GPシリーズ第1戦スケートアメリカは合計280.57点で、2位に40点以上の差をつける圧勝。「演技の完成度を高めてほしい」というルール改正の意図をしっかりと読み取って、SPの構成は4回転ジャンプはフリップの1本のみ。フリーでも、3本跳んだ4回転ジャンプを含むいずれの要素もプラスが付く出来栄えで悠々と制した。
(以下略すが、以上ネイサン・チェンに関するウィキペディア情報より一部を引用したもの。)
私が、ネイサン・チェン選手を初めて見た時に感じたのは。
この人、クラシックバレエの基礎が十分に出来ている!、との印象だった。
(我が娘にも幼少の頃より中2の終わりまでその鍛錬を積ませ、今でも娘共々クラシックバレエ観賞趣味があるからこその感想だが。)
それもそのはず、上記ウィキペディア情報を読むに、やはり幼少期よりバレエ・体操そしてピアノの鍛錬を積んでいるとの経歴がある。
他の選手と一線を画しているように我が目に映るのは、やはり幼少期よりのこの分野経験有無の差異故ではなかろうか?
今回の世界選手権でのネイサン・チェン選手のショート・フリー演技共に実に芸術的で素晴らしかった。
チェン選手の場合、それに加えて4回転ジャンプの精巧さも大いなる加点要素であるのは私が言うまでもない。
上記朝日新聞記事によると。
今回のチェン選手の勝利は「4回転ジャンプに於いて高得点を稼いだ故だ」と結論付けているのだが。
私の評価はやや異なる。
4分間に及ぶチェン選手の“演技構成力”に於いても。 (我が視点では)チェン選手は誰にも勝る実力の持ち主である事を再確認させてもらった今回の世界選手権大会だった。
未だ19歳との若さの米国ネイサン・チェン選手。
今後共、(陰ながら)ご活躍を応援させて頂きます!
ブラボーー!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
私は、伊藤みどり氏が3回転半ジャンプを五輪にて女子としては初めて成功させた時期以前よりフィギュアスケートファンだ。
あれ以来、大抵の大規模フィギュアスケート大会をテレビ放映にて観賞して来ている。
今回のエッセイを「芸術」カテゴリーに位置付けたのは、特に昨今は私にとってフィギュアスケートとは「芸術」的色彩が強いと解釈している故だ。
今回の世界選手権大会は、さいたまアリーナにての開催だった。 もっと早期にそうと知っていればチケットをゲットしたのに… と残念だが、報道によれば当の昔に売り切れていたらしい…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0252.gif)
ちょうど昨年の今頃、横浜アリーナにて「STARS ON ICE ショー」を観賞しに出かけた。
その時の様子を、本エッセイ集2018.04.07公開「横浜アリーナ“STARS ON ICE ショー”観客誘導に問題あり!」と題するバックナンバーにて綴っているため、以下に一部を引用させていただこう。
このアイスショー、世界各国から超豪華フィギュアスケート選手が出演しているにもかかわらず。
結論から言うと、「つまらなかった…」の一言だ。
(これに関しては、私自身がタイミング悪く風邪をひいてしまい、最悪のコンディションの中無理をして出かけ、いつもより感性が鈍っていた事実も大きいだろう。)
要するにこのアイスショーは、4年に一度の冬季五輪直後にフィギュアスケートメダリスト達を招いて、世界一を争った演技を再現・披露するのが目的で開催されているという事なのだろう。
サギトワ選手やメドベージェワ選手等々男女メダリストを筆頭として、ペアやアイスダンスのメダリスト、そして国内有望な若手選手たちも出演していた。 しかも、昨日公演のみのサプライズとして、スピードスケートの小平奈央選手と高木美保選手も特別出演していた。
では何故、このように豪華絢爛の出演者揃いにもかかわらず、私にとっては「つまらなかった」のか?
一言で言えば、出演者のほとんどが “演技が手抜” だった感覚を持たされた故だ。 要するに、内容としては五輪本番の難易度の高い研ぎ澄まされた演技とは程遠く、エキシビションレベルだったのだ…。
いえいえ、五輪にて勝利を掴むのに全身全霊で闘った直後のアイスショーだったため、選手の皆さん、余力が無いのであろう事も理解可能だ。 あるいは五輪中の故障等不具合に今尚苛まれつつも、強行出演したスケーターも少なくなかろう。
(以下略すが、我がエッセイ集バックナンバーより一部を引用したもの。)
あれ以来、私は“ショー”としてのフィギュアスケートではなく、是非とも“競技”としての研ぎ澄まされた大会を会場で観賞したいと志している。 (未だ叶っていないが…)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_z.gif)
さて、世界選手権男子フリーに話題を移そう。
実は私は、米国ネイサン・チェン選手がフィギュアスケーターとしてデビューした頃よりのファンである。
以下に、ウィキペディアよりネイサン・チェン氏に関する情報の一部を引用紹介しよう。
ネイサン・チェン(英語: Nathan Chen、中国語: 陳巍、1999年5月5日 - )は、アメリカ合衆国出身の男性フィギュアスケート選手(男子シングル)。 2018年-2019年世界選手権二連覇。2017年-2018年グランプリファイナル二連覇。2017年四大陸フィギュアスケート選手権優勝。2017年-2019年全米選手権三連覇。2015年ジュニアグランプリファイナル優勝。 FSにおいて、ISU公式大会及びオリンピックで史上初となる6本の4回転ジャンプに成功した。 (途中大幅略。)
1988年、父が中国から留学生として渡米して科学の博士号を取得。母は医療系の通訳で中国北京出身。
3歳でスケートを始め、バレエや体操、ピアノといった習い事も行っていた。 特に10代半ばまで続けていた体操の経験から来る空間認識能力、体幹、力の使い方は、軸のぶれない回転を生み出し、ジャンプやスピンに大いに役立っているという。 (ジュニア期に関しては省略。)
2016-2017シーズン。 スケートカナダで4位入賞。 全米選手権ではSP、FSともに1位で優勝。 NHK杯では銀メダルを獲得し、シニア1年目でグランプリファイナルの出場が決定。 グランプリファイナルでは、SPで2本入れた4回転ジャンプにミスが出てしまい5位となったが、FSで4本入れた3種類の4回転ジャンプを含むすべてのジャンプを成功させ1位となり、総合2位で銀メダルを獲得した。 四大陸選手権では、SPでISU公式大会史上3人目となる100点超えを果たし、FSでは5本の4回転ジャンプ全てを成功させて優勝。
世界選手権ではFSで4回転ジャンプ6本という構成に挑むも転倒などのミスにより表彰台を逃した。
2017-2018シーズンでは。 USインターナショナルクラシックでSP、FSともに1位で優勝。FSでは自身初となる4回転ループを成功させる。 ロステレコム杯ではSPで1位発進、FSでは羽生結弦に次ぐ2位になるが、SPの点差で逃げ切り優勝。 続くスケートアメリカでも優勝。今季GPシリーズは2連勝でグランプリファイナルも初制覇。 更に全米選手権では2位に40点以上の大差を付けて優勝し、連覇を果たす。
ュイナードが共同制作した作品。 GPシリーズ第1戦スケートアメリカは合計280.57点で、2位に40点以上の差をつける圧勝。「演技の完成度を高めてほしい」というルール改正の意図をしっかりと読み取って、SPの構成は4回転ジャンプはフリップの1本のみ。フリーでも、3本跳んだ4回転ジャンプを含むいずれの要素もプラスが付く出来栄えで悠々と制した。
(以下略すが、以上ネイサン・チェンに関するウィキペディア情報より一部を引用したもの。)
私が、ネイサン・チェン選手を初めて見た時に感じたのは。
この人、クラシックバレエの基礎が十分に出来ている!、との印象だった。
(我が娘にも幼少の頃より中2の終わりまでその鍛錬を積ませ、今でも娘共々クラシックバレエ観賞趣味があるからこその感想だが。)
それもそのはず、上記ウィキペディア情報を読むに、やはり幼少期よりバレエ・体操そしてピアノの鍛錬を積んでいるとの経歴がある。
他の選手と一線を画しているように我が目に映るのは、やはり幼少期よりのこの分野経験有無の差異故ではなかろうか?
今回の世界選手権でのネイサン・チェン選手のショート・フリー演技共に実に芸術的で素晴らしかった。
チェン選手の場合、それに加えて4回転ジャンプの精巧さも大いなる加点要素であるのは私が言うまでもない。
上記朝日新聞記事によると。
今回のチェン選手の勝利は「4回転ジャンプに於いて高得点を稼いだ故だ」と結論付けているのだが。
私の評価はやや異なる。
4分間に及ぶチェン選手の“演技構成力”に於いても。 (我が視点では)チェン選手は誰にも勝る実力の持ち主である事を再確認させてもらった今回の世界選手権大会だった。
未だ19歳との若さの米国ネイサン・チェン選手。
今後共、(陰ながら)ご活躍を応援させて頂きます!
ブラボーー!!
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