原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

そして本日またもや、認知症義母より「新しい耳栓は作らない!」との電話…

2020年12月06日 | 医学・医療・介護
 ここのところ、表題関連のエッセイが続いているが。

 認知症かつ耳がほとんど聞こえない親族の保証人を長年(我々夫婦の場合、既に9年程の年月になるが)務めるとの生業の厳しさ・過酷さを。
 そんな経験とは縁が無い方々にも少しはご理解頂きたく思い、しつこくも本日もエッセイにして公開せんと考えた。 😠 


 昨日午後、私は義母所有不動産貸付物件に関する所用で出かけた。 (今週は義母関連の所用が続いているが。)
 夜帰宅すると、何と! 義母からの“着信拒否”電話記録が12本も入っていたではないか!

 それに今朝気付いた私は、直ぐにその電話の要件の想像が付いた。 要するに表題のごとくなのだろうと。
 (実際、義母に振り回され続けるのはもういい加減勘弁して欲しい)と現在疲れ果てている私は、この電話の対応を亭主に任せることとした。

 現在に至っては実の息子である亭主が施設の義母へ電話をしても、義母から「貴方、誰??」と問われる程に、認知症も耳の聞こえの悪さも悪化の一途なのだが。
 それでも亭主が時間をかけて根気よく義母との電話対応を頑張った結果、用件は表題の通りだった。

 義母が言うには、「新しい補聴器の耳栓を作るのはやっぱり止める。 明日私が自分で耳鼻科に電話して、その旨伝える。」


 ここでまたもや問題発生だ。
 認知症状のある義母は、耳鼻科への本人からの電話連絡を禁止されている。用件がある場合は必ず親族から電話をするように、と何度も注意を受けている。 それを亭主が何度話しても義母は聞き取れない。
 (それにしても義母とは元々電話好きな人種だ。 今尚自分の電話が相手に通じると信じて疑っていない事実が不憫でもある…)
 
 しかも義母は、今回作成する新しい耳栓の型取を施し既に作成段階にはいっているため、キャンセル不能である事がまったく理解出来ていない。
 やむを得ない。 私が明日午前中に時間を見計らって耳鼻科へ電話を掛け、義母の意思を伝えお詫びをして、この私が次回の予約日に代金を支払に行く旨伝えよう。



 冒頭の話題に戻すが。

 認知症及び耳の聞こえの悪さを兼ね備えている親族を持ち日々その介護に当たっている方々には、十分に同感頂ける話題であろう。
 反面、そうではなくそんな世界を露知らない方々にとっては、もういい加減その話終わりにしたらどうか? 全然面白くないなあ。 との感覚なのであろうことは把握可能だ。 
 
 この義母に関する話題を綴り公開した3日前から、我がエッセイ集宛の反応が有意に減少している。
 何だか、早く「原左都子エッセイ集」らしい時事論評エッセイ等々を綴って公開しろよ!と言われている感覚にすら陥っている。😩 


 それでも私は、今は敢えて義母関係のエッセイ執筆にこだわりたい!😠 
 繰り返すが、義母の保証人業に着手して早いもので既に9年の年月が経過している。
 本人の口癖は「私は早く死にたいの。」(これを私に会う都度いつも“嬉しそうに”告げる)義母なのだが。
 (以前にも本エッセイ集にて記載したが)、我が本音を言えば(有言実行でお願いしたい!!)
 これしか無いのがおそらく原左都子に限らず、介護者側の本音でもあろう。
 そこを何とか堪えて誤魔化しつつ、「死ぬ時期とは自分で選べるものではありません。」と応えるのだが…


 それでも我が義母に対する介護保証人業は、今後も末永く続く予感がある。
 義母本人に(認知症状と耳の聞こえの悪さ以外に)難病等々何らの致命症状が無いのに加えて。

 我々夫婦が最善を期して、日々保証人業を務めている自負がある故だ。😠