(冒頭写真は、ここ2か月間程で我が亭主が近所のスーパーにて買い物をした際のレシートを集めたもの。 あえて不明瞭撮影をしています。)
4月末頃だったか、義母の財産管理の一端として隣の駅近銀行まで通帳記入(参考だが、義母の高齢を考慮してインターネットバンキングは避けている)をしに行った際に、立ち寄ったスーパーマーケットにて。
クレジット会社係員より、クレジットカード作成を勧められた。
このような機会は何処の店舗でもよくあるが、いつも係員の話を聞く前にお断りしている。
ところが、今回は女性係員氏の対応がスマートだったのと、今回クレジットカードを作れば無条件で2000ポイントが入るとの特典話を聞き、係員氏の誘いに乗ることとした。 (私と亭主との2枚クレジットカードをつくれば2000ポイントゲットとの話だったが。)
さて自宅へ帰りつき、早速亭主に近くのスーパーのクレジットカードを作った話題を話すと、案の定、「自分は滅多にスーパーへ行かないからカードも要らない」との答えが返ってきた。
「分かった、じゃあカードは私が保存しておくとして、本日もらったポイント2000点はすべて私が使用させてもらうよ。」との問いかけに亭主は快諾した。
ところが、だ。
早速私がそのスーパーにてクレジット支払いを実行したところ。
現在の都会の大手スーパーでは、自動支払機にて顧客が自分で代金支払いをするのが一般的だが、その煩雑な作業が事実上無くなり、顧客は買い物を済ませるとそのまま自動支払機をいじくることなく、すぐに帰宅できることが判明した。
これ、実にラクちんだ。 それを亭主に告げると。
亭主が自分もそれをしてみたい、と言う。
それじゃあと、私が保管してあった亭主のクレジットカードを渡すと、その日そそくさとスーパーへ出かけた。
そして、自分が好きなワインや日本酒やおつまみ類をかなりの量買い込んできて私に言うには。
「いやいや、凄くラクちんだったよ! これならば自分も買い物に行きたい。」
その次の日からが大変だ!
「財布を持たずに外へ出かけられることの便利さを実感させられる。 クレジットカード会社とスーパーとの提携も捨てたもんじゃないなあ。」 と言いながら何と週に2,3回スーパーへ通って、相変わらず、(私ならば決して買わない)美味しそうなワインとか高級ビール類等々を亭主は買い放題だ。
(ちょっと待ってくれよ? 今回のクレジット会社との契約では主たる契約者は私であり、我が通帳からその代金が引き落とされることになっている。 こんなことになるなら、最初から亭主を主たる契約者として亭主の通帳からの引き落としにしておけばよかった… )
参考だが、我が家は亭主定年退職後はお互いの公的年金に関しては「独立採算制」を採用している。
一家の生活費については、亭主の企業年金と義母の不動産貸付業(我が家で全面管理運営中)収入を義母と現在折半していて、その両者からまかなっている。
その関係で何も亭主の嗜好品等個人的趣味に近い買い物を、主たる収入が私自身の公的年金である通帳より引き落とされねばならない道理も義理もない。
そこで私が採用したのは、いちいち計算するとの面倒くさい手段だ。
せっかくあれ程までにスーパーでの買い物が趣味のひとつになった亭主には、このまま好きにさせてやりたくもある。
その際に亭主がもらったレシートを私が逐一回収して手計算し、生活費通帳である亭主の企業年金通帳から引き出して我が年金通帳に入れ替えれば済む話だ。
いや実際、料理嫌いな私にとって亭主自らが好む酒とおつまみを自分で頻繁に買ってきてくれる事態とは。
我が料理の手抜きに直結するとの喜ばしい事象でもあり。
我が家の場合はそんなところに、今回近くのスーパーでの支払いをクレジット化した“利点”が見いだせるとの結末だ。😜