原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

「振らないでください」と言われても…

2021年07月27日 | 雑記
 (冒頭写真は、朝日新聞2021.07.16付 記事「大人になった女子たちへ 割と振ってきたけど」より転載したもの。)


          
 近年、この手のアルミ缶入りコーヒー飲料の容器上部に、「振らないでください」と記載されているのをよく見かける。

 私自身は、決してこの手の飲料を購入しないのだが。 
 我が娘が職場の自動販売機にて購入し、職場で飲みきれなかったものを自宅に持ち帰るため、よく目にしている。

 
 これを初めて見た時の我が印象も、上記写真通りだった。

 「振れ」と言われて振るのは簡単だが。
 「振らないでください」との指導は、実際難しい。

 まさに私も、冒頭写真のイラストのごとくの想像をした。 
 「振らないでください」と言われても、例えば歩行中に自然と振れてしまう場合もあろうし、そうしたらどうなるのか??
 まず一番に考えられるのは、“味がまずくなる”ということだろう。 確かにコーヒーに泡を入れ込むと“まずくなる”ことは想像がつく。
 
 炭酸飲料じゃあるまいし、振っても中身が飛び出ることはあり得ないだろう。
 
 年寄りが缶を振ると若い人達に笑われる、との発想は私にもある。😁 


 この記事の筆者氏のご意見を紹介すると。
 たぶん、「開発の果てに振らなくてよくなった」 「(振っていて)誰かがケガした」とか。


 真相は不明だが原左都子理論としては、上記記載の通り「振るとまずくなる」が正解ではなかろうか??

 逆に、振らないと絶対的にまずいか、あるいは役に立たない食料も沢山ある。 
 今思い起こすに、フレンチドレッシング、粒入り果汁飲料、等々。
 そのまま静置しておくと分離したり沈殿する性質のものは、必ずや振って食するのが常識であろう。


 この記事の筆者氏は、現在51歳女性であられるようだが、「割と振ってきた人生だった」とのこと。 「よく振ってから飲んだ」のが人生の半分以上だったそうだ。


 最後に、我が身を振り返ってみるに。

 筆者氏よりもずっと長くこの世を生きてきているが、この私も「よく振ってきた人生だった」と言えよう。
 
 その結果として、やはり「よく振った」との経験則こそが、味わい深く美味しい人生を醸し出せたかもしれない。???