原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

中途採用を強化する企業が増えているらしい

2024年05月31日 | 仕事・就職
 冒頭表題に関して、早速2024.05.27付朝日新聞記事「中途採用を強化 大手もシフト メガバンク、新卒しのぐ勢い『人材多様化』」の一部を以下に引用しよう。


 中途採用を強化する企業が増えている。 これまで新卒採用に重きを置いていた大手でも、人手不足や事業環境の変化に対応するため、知識や経験をもつ中途採用に注目している。 転職に前向きな社員も増える中、企業には人材が定着、活躍できる環境づくりが求められる。 (中略)
 人事担当者は、「即戦力としての採用や、人材の多様化により強靭な組織構築を目指すため、今後も中途採用は拡大する方針」という。 (中略)
 企業が中途採用を強化するにあたって、「昇進、昇格に限らず、専門職をめざす働き方や社内公募制度を強化するなど、自社の中でも社員が自律的にキャリア形成できる機会を都と飲めていくことが大切ではないか:」と指摘する某求人サイトもある。

 (以上、朝日新聞記事より一部を引用したもの。)」



 原左都子の私事に入るが。

 この私も教員採用(高校教諭だが)において、いわば「中途採用」を経験している身だ。

 高校教諭をはじめ学校教諭の場合、毎年4月が新年度スタートであるため、「中途採用」との表現は使用しないのだが。
 私の場合、そもそも他業種(医学分野)業務の経験者であったため、30代半ばにての高校教諭としての採用に際し「中途採用」との言葉は使用されず、あくまでも「新採用」にての高校教諭スタートだった。

 いずれにせよ、社会人としては既に十年余りの経験を積んだ後の高校教諭採用だったこともあり。
 元医学関係者としては かなりの“異業種組織”への転職にもかかわらず。 何らの戸惑いも迷いも無くすんなりと「高校教諭」業務に馴染め、生徒達と共に面白おかしく楽しく充実した教諭経験を全うすることが叶った。

 高校教諭途中で高齢出産をするに至り、残念ながら高校教諭は中途退職となったが。

 その後も我が子が幼稚園時頃にまたもや医学業務に舞い戻り、その後“即戦力”として活躍したものだ。


 私の場合は、元の職種(医学)と後の職種(教育)共々、国家試験等々の受験合格資格が必要な免許制度の下に確固とした専門知識・能力を要する職種だったがために。 
 両職種共々 何らの不都合も無く業務に取り組むことが叶い、充実した人生を送ることが叶ったものだ。



 冒頭の「中途採用強化の企業が増えている」との話題に戻そう。

 当然ながら 現在中途採用を強化している企業が欲する人材も、「即戦力としての採用や強靭な組織構築を目指すための施策」と事業主が発言している通り。

 それなりの優秀な社員の確保を目指す目的で実施されているのであろう。

 その分野の職務経験が皆無の原左都子には、何らの発言権も無い事は承知だが。

 見方を変えると。
 要するに「新卒採用者」とは、とりあえず使い物にならない存在であり短期間での成長を望んでも無理なため。 
 今後は、既に専門能力を備えて即企業の業務に突進可能な中途採用人材確保に邁進するぞ。
 と言っているようにも聞こえるなあ。😵 😷 


 もう既に高齢域に達している原左都子故に、現在の諸企業がどこの誰を採用しようが関係の無い話題なのだが。

 企業の存続・成長を支えているのは、人の力には間違いであろう。

 「新卒採用」「中途採用」それらの如何にかかわらず。
 企業にとって大切な職員を大事に確実に育てる能力を、企業側も絶えず刷新するべく努力を重ねて欲しいものだ。