原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

郷里の実母よりの「両脚が動かなくなった」との電話

2024年08月15日 | 医学・医療・介護
 本日午前中の事だ。

 もうそろそろ昼飯づくりをせねばとのタイミングで。

 郷里の高齢者自立支援施設にて暮らしている実母より、冒頭表題の電話が入った。

 この実母、御年91歳。 
 数年前より自身が選んだ郷里地元の高齢者施設へ入居して、そこで暮らしている。
 何分、我が父親が亡くなったのが69歳の事だった。
 その後、実母は20年間程自宅にて一人暮らしをしただろうか??

 80半ば頃の年齢になった際に次女の私宛に、「高齢者施設にて老後の人生を送りたい」等々の電話があった。
 それに同意した私は母親の意向に従って、当該高齢者施設への転居の際にその手伝いをした。

 母親が自ら選んだ郷里の施設とは、地元では名の知れた大病院付属施設であり。 高齢に達した入居者の身体状況に応じて、段階的に施設を「自立支援施設」「介護付き施設」「寝たきり(というのかどうか不明だが)施設」と変更できるメリットがあるという。

 そうすると、今回「両脚が動かなくなった」実母の場合は、「自立支援施設」から「介護付き施設」への転居かな??
 と私が推測したところ。
 そうでもないらしい。
 
 どうやら、とりあえず実母は「車椅子」の練習に入り、それをマスターして。
 それがうまく行って、その状態で“自立”状態で現在の施設にて暮らせる能力を維持できているのならば、今まで通りにそこで暮らせるという。

 そう言いつつ、実母が嘆くには。
 「もう既に、誰も私の部屋へ遊びに来てくれる仲間がいない… これが寂しくて…」
 (私が思うに、それって足が不自由になったことが直接の原因ではなく、実母特有の“歪み性格”が施設内で徐々にバレて、誰も寄り付かなくなっている可能性が強いのでは!?!)😷 

 もちろん、そんなことは一言も口には出さなかったのだが…

 
 昨年11月に、その実母の「永代供養墓」の挨拶に行き 久々に実母に会った際に、私は既に年老いて益々“歪み切っている”実母の現実を見た思いだった… 
 元々性格面では優れているとは言い難い我が実母だが。
 我が感覚では、実母は現在入居中の施設にてさほど楽しい暮らしが叶っていないと判断した。
 それは、もちろんのこと実母に責任があるのに決まっているが。 それにしても今後益々高齢域に入るに当たって、こんな“歪んだ性格”で施設内で良き人間関係が築けるはずも無いなあ、と正直感じた私だった。😵 


 そうしたところ。 
  
 あれから9か月が経過した後の、本日の実母からの電話だった。

 ついに、両脚不自由の身となったか…

 今後の判断は、施設や自治体の介護段階判断に委ねられるであろうが。


 次女である私の現在の考えは。
 あの母親、あれだけ我がままに年老いてしまっている現実下において。
 自立支援施設での暮らしは、おそらくその身に合わないことだろう。

 定年まで公務員を全うした身(これと米国暮らしの姉が、恥ずかしながら入居以来一貫して 実母の施設内での自慢ネタです…😭 )で、カネに困っていないならば。
 
 いっそ施設のグレードをアップして、介護度が高い施設にて そのスタッフの皆さんと日々仲よくして頂いたらどうか???

 と考える、(母に言わせれば「米国暮らしの長女」と比較して施設内では“何の自慢にもならないらしき“ ) しがない“東京暮らし”の次女の意見です…… 
 

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