(冒頭写真は、我が娘が2016年3月に迎えた大学卒業式の日の写真。 大学構内にて。)
この写真は、我々一家が2007.08にエジプト・ギリシャ・地中海方面旅行へ出かけた際に撮影したクフ王のピラミッド。
表題の件に関して、朝方ネットにて発見したニュースを以下に要約引用しよう。
郡山女子大(福島県郡山市)は14日、大学側に無断でエジプト観光旅行をした70代の女性教授=郡山市在住=が新型コロナウイルスに感染したと発表した。
大学は31日までキャンパスを閉鎖し、18日の卒業式を中止することになった。 関口修学長は記者会見し、「卒業する学生には本当に申し訳なく、かわいそうだ」と述べた。
郡山女子大では出張や旅行で2日以上、地元を離れる際は事前の届け出が必要だが、教授は連絡せず、14日に保健所から連絡があって大学は今回の旅行を把握したという。 関口学長は取材に「卒業生は晴れ着を準備して卒業式を心待ちにしていたのに」と怒りをあらわにした。
大学や県などによると、女性教授は2月21日~3月1日、エジプトをツアー旅行で訪れ、ナイル川でクルーズ船を利用。 帰宅後の2日以降、下痢やせき、発熱などの症状が出て、13日に帰国者・接触者相談センターに相談した。 14日に陽性が判明し、現在は病院に入院中で軽症という。
女性教授は一人暮らしで、症状が出た後の4~6日と9日の計4日間出勤。 教授会に出席したが、授業はなく、学生との接触はなかったという。 卒業式には大学院生も含め、約370人が参加する予定だった。
(以上、ネット情報より引用したもの。)
上記のごとく我々一家もエジプト方面旅行を経験しているため、分かるのだが。
エジプトとは文化遺産の絶大なる素晴らしさに比して、決して治安が良い国とは言えないのに加えて。
環境面に於いても、たとえ新型コロナウィルス感染騒動がなくとも、衛生面で優れた地域であるとも考えられない。 我々母娘もその環境の悪さに耐性が無かったようで、二人共々下痢症状に苛まれ(何故か亭主のみはずっと元気だったが。)後々まで体調を崩してしまった。 娘など39℃を超える発熱でダウンし、ギリシャでは2日間ホテルにて寝て過ごさざるを得なかったものだ。😨
そもそもそんな劣悪な環境下にあるエジプトへ、世界中が震撼させられている新型コロナウィルス騒動の真っ只中に、大学教授が“観光旅行”目的で出かけるとは何事か!?! と誰しも呆れ果てるしかないであろう。
ご自身の学術研究目的ならばやむを得ない要素もあろうが、単なる観光旅行だ。
しかも、未だ大学は(おそらく春休みに入っているのだろうが)学期中だ。 さらには大学へは無許可だったとのこと。
これ以上の失態は無いと判断出来よう。
話題を変えるが。
上記写真は、我が娘の大学卒業式の日に母でありサリバンでもある私が撮影したもの。
大学を卒業する女子を持つ家庭にとって、その日は特別な意味合いがあるものだ。
ましてやこの原左都子としては、「成人式」よりも娘の「大学卒業式」にこそサリバンなりの絶大な意味を見い出していた。
成人式は誰でも迎えることが可能だろうが、「大学卒業式」とはそうではない性質のものだろう。
特に我が家の場合、娘を大学卒業まで導くために、サリバンの私がどれ程尽力したことだろう。 いやもちろん我が娘の類稀な頑張り力があったからこそ、あの日を迎えることが出来たのだ。
そんな我が思いを娘の卒業式に着せる着物に大枚をはたくとの手段で、私は応援し我がサリバン業の集大成とした。 (いえいえ、まだまだサリバン業は続行していますが…。)
娘が写真で着ている和服は「江戸紅型」なのだが、これにこそ成人式用着物の3倍以上の資金を投資した!
卒業式の日に、娘の大学教官氏のうち着物に詳しい女性二人から、娘の江戸紅型を見て「美しく見事な着物を着ていますね!」とのお褒めの言葉を頂いたと聞いた。😊
女子学生のみならずそんな親の切実な思いをも、このコロナウィルス感染教官は卒業式中止措置により、ぶっ潰してしまった…
袴着物姿で卒業式に出席し、大学生活の有終の美を飾りたかったであろう女子学生達の無念を推し量ると共に…
その資金援助をしたと思われる親御さん達のやるせない思いも、痛い程把握可能だ。
当該大学教授氏は既に70歳とのこと。
今回のとてつもない不祥事により、おそらく退官の運命を辿るであろう。