原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

年寄りとは「手土産」一つで施設スタッフに大事にしてもらえると信じる悲しい生き物…

2023年11月03日 | 医学・医療・介護
 本日のエッセイは、午前中まで全く別のテーマ題材を用意していたのだが。


 本日昼過ぎに、郷里の高齢者自立支援施設でお世話になっている実母より電話が入った。

 その内容が あまりにも疎か、かつ腹立たしい!!😡 😭  ため、急遽それを以下に殴り書きさせていただこう。

 
 11月中旬に、私は我が卒業大学医学部の同窓会に久しぶりに出席する予定でいる。
 その際のついでに、上記郷里の高齢者自立支援施設にて暮らしている実母が永代供養を予約している四国88か所霊場の一つである5番札所・地蔵寺に、生前の挨拶にお供する予定を入れている。

 
 それは問題ないのだが。
 先程の実母からの電話で、「その際に、是非共東京で買った手土産を持参して欲しい。」との以前よりの要望の繰り返しを実母がのたまう。
 これに関しては、今現在我が複雑骨折の左足が未だに万全ではなく、一人で手荷物を複数持参することは危険を伴うとの事情を実母に既に重々話してある。 「前にも言ったけど、その事情があるから今回は前もって施設宛に東京から宅配便を送るからそれで済まさせてもらいたい。」

 この我が要望に、実母は同意してくれたものと思っていたのに。
 先程の電話で、実母は意外な発言をするではないか!
 「実の娘が手土産無しで施設に来るのは恥ずかしいから、当日は施設外で待ち合わせをすることにする。」

 直後には理解しにくい実母の発言であったし、そもそも実母も90歳を過ぎて多少の認知症もあると考え、とりあえずそれに同意をした。

 電話を切った後でよーく考えてみるに、施設外での待ち合わせと言ったとて、実母はおそらく手押し車無くして施設外部へ出る事すら不能であろう。 一体どこで待ち合わせをする気なのだろう…???


 そんなことを考えているうちに、私はだんだん腹立たしくなって来た!

 そもそも現在の高齢者施設では、入居者からの「手土産」を一切禁止している様子だ。 それは義母が暮らす施設とて同様だ。
 それでも 入居者の家族からの差し入れ「手土産」が途絶えることの無い現状であることは、義母の施設で経験済みでもある。 特に義母の施設は、職員の対応もまちまち。 完全拒絶する係員もいれば、喜んでお受け取り下さる職員も存在する。😷  おそらくこの現状は、実母の施設とて同様であろう。


 それにしても、私はやはり悲しい。
 実母には幾度も、私の左膝複雑骨折の現状を伝えてある。
 上にも記したが、本日の電話ではその件に関して実母より現在の容態を問うてきた。 私が「未だ万全では無いが、一人で郷里までの旅行に出ようと志せるレベルまでは回復している」と答えたまでは良かったが…

 その後の、「実の娘が手土産無しで施設に来るのは恥ずかしいから、当日は施設外で待ち合わせをすることにする。」 
 この実母の発言に、私は十分に痛めつけられた。😱 
 
 だから、事前に施設宛に送ると言ったじゃないか!!!

 
 今思うに、この我が提言をもう一度実母にぶつけるしかないような気もしてきた。
 それよりも、それを実行に移せば済む話じゃないか!?!?!


 事前に実母が暮らす施設へ我が手紙を添えた贈り物を届けるのが一番の方策と思えて来た!
 
 明日、早速その手だてを打とう!!